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アマゾンの秘密 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか

  • 出版社:ダイヤモンド社
  • サイズ:20cm/215p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-478-31214-1

アマゾンの秘密 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか

松本 晃一 (著)

  • 全体の評価 33件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,57545pt
  • 発行年月:2005.1
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明- 「アマゾンの秘密 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか」

2000年11月、ネット書店アマゾンが日本でオープン。直前まで立ち上げを隠し続けた同社の内部では何が行われていたのか? 巨大なシステムの裏側を当時のスタッフが語る門外不出の成功秘話。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「アマゾンの秘密 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか」

松本 晃一

略歴
〈松本晃一〉1953年東京生まれ。都立日比谷高校卒業。マーケティングプランナー、ITコンサルタントを経て、アマゾンジャパン設立に参加。現在、アミタ情報戦略技術顧問。

ユーザーレビュー- 「アマゾンの秘密 世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか」

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/03/20 16:42

アマゾンがbk1をライバル視していたという驚き。

投稿者:佐々木 昇(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

アマゾンといえば、インターネットで本が買えるということで有名である。
 そのアマゾンジャパンを立ち上げるときのメンバーとして活躍した著者の体験談であるが、アマゾンがbk1をライバル視していたということに興味を惹かれた。

 私的なことであるが、インターネットで本を買うという行為において、bk1とアマゾンの違いは歴然としているように思える。
 著者はアマゾンのサイトの素晴らしさを強調するが、アマゾンにアクセスしたときに受ける印象は「なんでも屋」である。書評を読んでみるが、正直、読みづらい。著者は書評について自画自賛するが、細かな字で告知案内のように並べられた文字には興味が失せてしまう。
 遠まわしにbk1をマニアックと著者は評するが、本というものに限定するとアマゾンの書評は内容が良くても読みづらい。よって、読む気にならない。
 全国の古本屋を取り込んで絶版本や古書を買えるようにしたアイデアは評価するが、新刊本は自然にbk1で購入してしまう。(注:ヨイショではありません)

 本書の前半は立ち上げ時期のわくわくするような展開であるが、後半はお家の事情が描かれ、ややトーンダウンする。加えて、システム構築の話が続いてシステムに疎い人間には文字を追いかけるだけのものだった。
 いずれにしても、潤沢な資金をもって会社を立ち上げることほど楽しく、おもしろいことはない。新規参入が故にさまざまな苦労はするものの、成果が疲れを癒し、社員が一体となって突き進む様ほど自身の存在を感じるものはない。
 アマゾンジャパンが軌道に乗ると経費の削減に走り出す件を読んで、やはりアマゾンも外資だなあと思った。多くの外資系企業は利益が出始めると更なる利益の確保のためにコストカットに邁進するのであるが、アマゾンも類に洩れなかったということである。
 浪花節的発想を持つ著者が少々、哀れだった。

 アマゾンの求人募集の内容を見てみればアマゾンの今後と現在の状態が理解でき、本書の内容に厚みを増すと思うので、一度覗いてみてはいかがなものでしょうか。

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/02/28 12:04

どんな組織にも完全さはないはずです。顧客との対話が一切出てこない本書には、やはりアマゾンの弱点を見る気がするのです。

投稿者:yukkiebeer(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本のオンライン書店アマゾンの立ち上げに携わった著者が2000年3月から2002年6月にかけての体験を綴った一冊。

 日本のアマゾンの創設はアメリカのアマゾンの株価への影響を回避するために徹底的な情報管理・秘密主義に基づいて行なわれていたとのこと。確かに私自身の経験を思い返しても、アメリカのアマゾンから届いた注文品に、日本のアマゾンのマウス・パッドが宣伝材料として同封されているのを見て初めてその存在を知ったという覚えがあります。

 そんな「誰も知らない、でもこの私は知っている」という巨大プロジェクトを仲間たちと立ち上げた興奮と緊張がよく伝わるドキュメントです。持てる才能・知識・経験を生かしてこれだけ大きな企画を推し進めていく。仕事の醍醐味としてはたまらないでしょう。そのワクワク感を共有できる書です。

 一方で、アマゾンに対して顧客としての私が持っている違和感というものがどこから来ているのかが本書を通じて何となく理解できた気がします。
 著者は、アマゾンの気風を「何も教えてくれない、しかし何でも学べる会社」と形容しています。個人の資質や努力と言うものをかなり強く信じているということのあらわれでしょう。
 しかし、それは従業員同士の横のつながりが希薄であるということと表裏一体であり、そのことがアマゾンの弱点になっていると思います。

 私自身の経験に照らすと、以前アマゾンに対して同社に直接数回に渡ってある問い合わせのメールを送ったことがあります。返答は確実にありました。しかしなかなか事は解決せず、おまけに毎回返答を送信してくれる担当者がかわったのです。4度目のやりとりをするころには新しい担当者から、私が最初に訴えた内容をまるで理解していない返答が寄せられるに至り、大変苦慮したことがあります。私の問い合わせが各社員間できちんと引き継がれていなかったのです。

 本書の著者自身は、良かれと思って休日返上で個人的に始めたあるプロジェクトが根回しの不備から日の目を見ないという苦い経験について綴っています。これも著者と他の社員との間の関係に途絶があったことを如実に表している出来事です。
 
 つまりアマゾン社内では各従業員の資質に全幅の信頼を与えるあまり、社内での情報や知識、そして経験の有効な共有という取り組みが一切されていない様子なのです。

 著者自身はそうした視点ではペンを執っていません。諸手をあげてアマゾン気質に賛同しているという具合です。しかし読みかたによっては本書は批判精神が薄く、手前味噌的な論調が露呈している気がします。

 顧客は企業と対峙しているのであって個々の従業員と相対しているのではないという発想があれば、真の意味でアマゾンが「地球上で最もお客さまを大切にする企業と呼ばれ」ることになるはずなのですが。


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2005/03/02 13:24

日経コンピュータ書評

投稿者:日経コンピュータ(不明|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アマゾン・ジャパンの立ち上げにかかわったITコンサルタントの回顧録。「アマゾンが日本に進出することは絶対的な極秘事項で、誰にも知られてはいけません」と命じられ、システム開発までを秘密裏に進めた著者が、その内幕を明かす。システム戦略について多くを語らないアマゾンの、徹底した合理的思考を垣間見ることができる。

 本書によると、アマゾンは詳細設計書を綿密にまとめるといった、日本流のシステム開発手法はとらない。サービスの進化に合わせてスピーディに開発案件をこなすため、文書を整備する代わりに「ビルド」単位で厳格なテストを実施するという。

 「美しいレポートより、生データを大切にする」というアマゾンの文化は、創業者のジョン・ベゾス氏が自らサーバーにログインして、未加工のファイルをあさるエピソードなどを通じて語られる。著者は、新たに雇われた米国東海岸出身のエリートたちが、こうした実質本位の西海岸文化を侵食したと述懐する。

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