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アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語

  • 発行年月:2005.1
  • 出版社:アスペクト
  • サイズ:18cm/126p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7572-1098-1

  • 国内送料無料

アホウドリの糞でできた国 ナウル共和国物語

古田 靖 (文), 寄藤 文平 (絵)

紙書籍

1,080 ポイント:10pt

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商品説明

税金ゼロ、学校・病院はタダ、食事は外食、国民は誰も働かない…。そんな夢のような国が本当に存在するんです。世界史上サイテーのなまけもの国家を襲った、ある意味しょうがない危機...続きを読む

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商品説明

税金ゼロ、学校・病院はタダ、食事は外食、国民は誰も働かない…。そんな夢のような国が本当に存在するんです。世界史上サイテーのなまけもの国家を襲った、ある意味しょうがない危機。まぬけな打開策の数々についての物語。【「TRC MARC」の商品解説】

書店員レビュー

ジュンク堂書店那覇店

こんなドタバタな国が...

ジュンク堂書店那覇店さん

こんなドタバタな国があったなんて・・・。
燐鉱石がいっぱい採れて、税金はナシ、電気代もタダで、みんな働かずにのんびり暮らしている国。
政府の役人まで外国人なんて・・・。

でも、それも燐鉱石が採れなくなるまでのお話で。
燐鉱石が採れなくなってからのドタバタがまたすごい!
不動産投資をしてみたり、民間の金融機関からお金借りてみたり、国籍を販売してみたり・・・。

凄すぎるナウル共和国・・・。
その後、どうなっているのかやたらと気になるお国です。

那覇店 社会 知念

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ユーザーレビュー

全体の評価 4
4.0
評価内訳 全て(29件)
★★★★★(5件)
★★★★☆(13件)
★★★☆☆(7件)
★★☆☆☆(0件)
★☆☆☆☆(0件)

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簡単に読めるけど、意外と考えさせられる本

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/06/29 22:24

評価5 投稿者:ますたぁ - この投稿者のレビュー一覧を見る

まるで童話みたいな本です。あっという間に読めてしまいます。挿絵もかわいらしくて楽しいです。けれども読み終わったあと、しみじみと考えさせられてしまいます。読む人それぞれにとって、いろいろな意味が読みとれそうです。見た目の軽さとは裏腹に、とても奥の深い本。子供から大人まで、多くの人にオススメします。

一見するとお笑い話です。貴重な資源が豊富にあるおかげで、国民全員が働かなくても生活できたという夢のような国、ナウル共和国。でも資源はいつかなくなるもの。それがわかっていても、ナウルの人たちは対応策を考えようとはしませんでした。そしてついに資源が枯渇してから、「さぁどうしよう?」とあわてふためくのです。だから、自業自得のお笑い話といえばそれまでのこと。

けれども、同じような国は他にもあるような……? ということに気がつくと、単なる笑い話で済ませていいのだろうか? と考えてしまうのです。また資源を例えば「時間」に置き換えてみると、「時間は有効に使え」というような、人間ひとりひとりに対する教訓として解釈することもできそうです。

こんなふうに、読み方によってはいろいろな意味が読み取れそうな、とても奥の深い本なのです。

物語自体は、本当に簡単に読めてしまいます。文章はそれほど多くなく、大人であれば1時間とかからず読めてしまうでしょう。文体もやさしく漢字には読みがなが振ってあるので、子供にも読みやすい本といえます(読書感想文の本として良いかも?)

簡単に読めるけど、意外と考えさせられる本。子供から大人まで、多くの人にオススメします。

※ちなみにこの本の元ネタは「適宜更新」というブログの記事だそうです。
http://tekigi.hiho.jp/blog/

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小中学生でも手軽に読める、ある南洋の国をめぐる政治の物語

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/06/10 07:55

評価4 投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

「アホウドリの糞でできた国」という書名から、私はこれがなんとなく環境問題を考える書だと勝手に思い込んでいました。ツバル共和国と同類の話だと勘違いしたのです。

 アホウドリの糞は長い年月を経ると燐鉱石に変わるのですが、ナウル共和国はこの燐鉱石に覆われた島であることから本書の題名のような言い伝えがあるそうです。
 その誰もがうらやむほど貴重な鉱物資源を持っていたためにナウルの人々はこの100年の間に、世界でも類を見ないほど大きな社会的変化を経験しました。その歴史上の出来事のどれもが私にとって初めて知ることばかり。日本軍がこの島を蹂躙したことも知りませんでした。
 そのドラマのひとつひとつに、驚いたり、呆れたり、暗澹たる思いにとらわれたり、怒りを感じたりと、まさにナウルの人々が抱いたであろう激しい感情の起伏を、このわずか100頁余りの童話のようなつくりの本の中で味わいました。

 豊富な燐鉱石の上にあぐらをかいて、勤労を放棄してしまったナウル人たち。決して彼らの姿を他人事として眺めるわけにはいきません。アリとキリギリスの喩えを引くまでもなく、人間の誰もが持っている懶惰(らんだ)な生活への禁断の憧れをそこに見ます。

 そして資源の枯渇した後にナウルが打ち出した打開策の数々は、そのあまりにも無邪気な泥縄ぶりに、おもわず苦笑してしまうほど。しかしこれもまた程度の差こそあれ、日本を含めどこの国の政策にも同じような迷走は見られるものです。

 最後に一つだけ苦言を。本書の随所にシンプルなイラストが付されていますが、そこには首をかしげるような奇妙な英語が見られます。日本語の本で意味もなく英語を用いることには賛成できません。文法的に誤っているならなおさらです。使い慣れない言葉を用いるとみっともないだけ。やめておいたほうがよかったでしょう。
 それさえなければ五つ星をあげたい。それほど優れた一冊です。

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出版業界人にこそ読んでほしい、企画本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/01/17 11:56

評価4 投稿者:Kayak - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは、久々のヒット、と思える面白い本。

実際に存在するナウルという国の物語で、資源依存国の隆盛とその資源が枯渇してしまった現在までを描いた絵本。

ちなみにこの本、元ネタは適宜更新というブログの記事。

最近良く見られる「webで面白かったテキストを本にする」というパターンなんだけれども、絵本仕立てにしてみたり、『大人たばこ養成講座』の寄藤文平氏によるこれ以外には考えられない!って言い切れるぐらいマッチしたイラストと組み合わせてみたり、きちんと自社の本としての「編集力」を効かせてるところには、一人の本好きとして賛辞を贈りたい。

原文も勿論ものすごく面白いんだけど、ちゃんと、「本」をほしがっている人に届ける資格を持った本だと思う。

テキストを編集してこそ出版社でしょう。作家の書いたものをそのまま垂れ流すなら、出版社要らないもの。このご時勢なら。

そういう意味では、出版業界の人にこそ読んでほしい本かもしれない。


中身に関してまじめな話をすると、資源の枯渇で荒廃したとは言え、王族とか一部がその資源を占有するんじゃなくて、「国民で分配」ということを実行できていたという事実には驚愕。

もちろん、やり方がまずかったりはしてるんだけど、それを差し引いても、その過去はある意味理想郷に等しい。

なあんだ。豊かな国でやるなら共産主義って大丈夫だったんじゃん。
とか言ってみたりして。

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1万5000PV/日の人気ブログの内容を大幅に加筆、寄藤文平がイラストを描き下ろした本です。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2004/12/22 15:03

評価0 投稿者:アスペクト - この投稿者のレビュー一覧を見る

国って何でしょう? 政治って何でしょう? 資源って何でしょう? 働くって何でしょう?
国家存亡の危機に立たされているナウル共和国は私たちにいろんなことを考えさせてくれます。

「ナウル共和国」は太平洋の赤道付近に浮かぶ島国。バチカン、モナコに続き世界で3番目に小さい国です。さんご礁にアホウドリが大量のふん糞をして、その糞が堆積してできた島です。
この糞は長い年月を経て燐鉱石(肥料の原料になる)となり、この採掘、輸出がナウルの基幹産業でした。これは、人口1万人程度の島国にはあまりあるほどの資源であり、ナウル国民は夢のような生活をしていたそうです。税金はゼロ。教育、病院は無料。国民はみな仕事をしなくても生活できました。労働は近隣諸国からの出稼ぎの人々が大半を占めていたそうです。
食堂も外国人が営業。自炊もほとんどしません。だから各国の料理店が建ち並んでいたそうです。ところが異変が・・・。燐鉱石が20世紀中には枯渇することが判明し、政府は対策を迫られました——。

本書はけっしてナウル共和国を笑いものにするものではありません。資源に依存して富貴をむさぼり、枯渇間近になって対応策に走るナウル共和国の姿は、そう遠くない未来の中東やアメリカ合衆国の姿、ひいては地球全体の縮図なのかもしれないのですから。

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評価3 投稿元:ブクログ

2005/03/05 13:26

ナウル共和国物語     絵:寄藤文平

 ナウルってどんな国?
 ナウル共和国はバチカン市国、モナコ公国についで
 世界で3番目に小さい独立国です。
 島の全周およそ19km。車でゆっくり走っても、
 30分もすれば元の場所に帰ってこられます。  (本文より)


実際に存在する島国の話なのだが、国の成り立ちからして、まるでおとぎ話のようである。
アホウドリの糞が積もり積もってできた国だなんて。
そして、容易に想像できるような当たり前の浮き沈みを経験し 今に至っているところなど、なにやら教訓めいている。

物語の最後の一文が、ナウルの未来がナウルだけのことではないのだと教えてくれているようで ズキンとさせられる。

評価5 投稿元:ブクログ

2005/04/16 21:05

ナウル共和国は、病院も学校もタダ。国民はみな平等にお金持ち。
そんな国を襲ったある意味しょうがない危機の数々。
危機的状況はかなり深刻なのに、暗く悲しい話にならないのは、此処が南の国だからかな。
良い人達が、自分の欲望にストレートに生きた結果が、此処にはあります。

「一生遊んで暮らしたい。」
そんな事を一度でも考えた事のある人に是非とも読んでもらいたい一冊。

評価3 投稿元:ブクログ

2005/09/19 22:51

イラスト中心の絵本のような仕上がりで、誰にでも読みやすい。 現実に存在するナマケモノの国、ナウルの歴史と現状がわかります。 おもしろい国だね(笑

評価4 投稿元:ブクログ

2005/10/27 22:04

なぜか上司にもらった本。税金タダ、病院・学校もタダ、国民全員が超お金持ち。そんな国、存続すると思いますか…?

評価3 投稿元:ブクログ

2007/02/10 05:53

…そうか、生きるためにはやはりある程度の緊張感や責務って必要なのかな?って思わず考えてしまった本でした。舞台は、
税金がなく、学校・病院も無料で通うことができ、自炊も労働も必要がない「ナウル共和国」。寄藤文平さんのひょうひょうとしたイラストと、中学生から楽々読めてしまう文章が、読み終えた後にわれわれを考えさせてくれることでしょう。
夢のような国政は、悪夢のようなものなのか?我々はナウルの人たちを「サイテー」と片付けてしまえるものなのか?いろんな視点から子供達と考えられる一冊なのかもしれませんね。

評価4 投稿元:ブクログ

2013/10/08 10:22

アホウドリの糞でできた島があるのは知っていたが、そこにこんなシビアな現実があったなんて。
シンプルな文章で短く、あっという間に読み終わり、また寄藤氏の軽いタッチのイラストについ騙されてしまうが、実はエネルギーのこと、環境のこと、国家のこと、文化のこと、ないがしろにすべきでない大切なことがたくさん描かれた、非常に示唆に富む作品。ちょっと怖さすら覚える。
読後、暗澹とした気分にさせられたのは私だけではあるまい。

ナウル共和国、どうなっちゃうんでしょう。心配。

評価5 投稿元:ブクログ

2007/07/01 12:41

税金ゼロ、学校・病院は無料、食事はみんな外食、国民は働かない。しかし、そんな生活もそろそろ限界が・・・
南太平洋に浮かぶ小さな島国、ナウル共和国の実話。
夢のような生活を変えるのはむずかしいですよね。

評価5 投稿元:ブクログ

2008/04/15 12:50

特殊な国を通して世界の様子が覗ける本です。
特殊な国ではないのかも・・・と身近に感じれたらちょっとこわくなります。
ありえねぇ〜と、ただ笑えるうちは幸せです。

評価5 投稿元:ブクログ

2009/01/23 22:24

寄藤文平シリーズ
表紙を見て、文平ワールドと解ると購入する。今や本屋に行くと新しい文平ワールドを探す一人である。子供でも読めるように全編に渡り振り仮名が振ってあります。
私、発行元のアスペクトという会社にも興味あり。結構面白い本を扱っております。

評価4 投稿元:ブクログ

2010/09/01 21:39

アポウドリの糞からできた燐鉱石で、リッチになんて、ファンタジーみたいな話。掴まれた!南太平洋っていうのも惹かれる~。異文化度高そう。

日本人には、思いもかけないような価値観で生活が営まれていそう。

という期待を裏切らない内容であったと言える。ただ日本人の価値観から見てナウルが描かれているとは感じたが。

基本、絵本。半分近くが絵で、残りがテキスト。テキストには基本、ふりがながふってある。小学生高学年向きってところ。でも大人が読んでも興味深い。
世界で3番目に小さい(面積が狭い)太平洋の島国=ナウルについて一通り知ることができたという達成感を与えてくれる。
なんかね、「えぇ~~~(ウソー!)って内容が出てくるんだけど、よく考えりゃ、こういう驚きの
政策って、どの国の歴史にもあるよね。というか先進国といわれる国々でも、現代に、「えぇ?そうなの?」ってこと結構ある。特に太平洋の向こうの超大国なんか、前のおバカ大統領のときなんか、「えぇ~~?!」って政策続きだったよ。

--p.099
中国政府からの援助を受けるため、長年仲が良かった台湾政府と 突然断交したこともあります。--

って日本も似たようなことをしてるよね。仲が良かった台湾に対して。中国絡みっていう意味で。そんなことを考えたりすると、どの国も別の国から見たら、実は似たり寄ったりだったりするのではと思える。

うん、わかりやすくて、面白かった。
このトーンで、いろんな国を取り上げてシリーズにして物語って欲しい。

評価3 投稿元:ブクログ

2014/08/02 02:55

その後が知りたい、と思ったら増補版が出ている模様。
外部からの影響による文化の喪失と衰退。イースター島もこんな歴史を歩んだのかもしれない。

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