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ゴリオ爺さん 改版 (新潮文庫)
ゴリオ爺さん(新潮文庫)
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著者/著名人のレビュー
フランスの文豪・バル...
ジュンク堂
フランスの文豪・バルザックは1799年5月20日生まれ。
眠気ざましのためにコーヒーを一日に30杯飲んで執筆したとか、
昼食に牡蠣100個以上、カツレツ12枚、鴨1羽、しゃこ、
ひらめ1尾、梨12個をあっという間に平らげたとか、
「オノレ・ド・バルザック」の「ド」は貴族を気取って自称していただけ、とか。
こんな面白い人物から生まれた本、「文豪」の二文字で敬遠するのは勿体無い。
一度読み出すとノンストップで読みきってしまう面白さ。
入門編でおすすめなのが『ゴリオ爺さん』。
サマセット・モームは、この作品を「世界十大小説」に選んでいます。
野心的な青年、自己中心的な娘、正体不明な中年男、そして娘を思う老父・・・。
登場人物が生き生きと動き回る。これぞ「人間喜劇」!
【折々のHON 2010年5月20日の1冊】
紙の本
代表作
2018/05/15 23:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっとも有名なバルザックの代表作。冒頭のヴォケー館の描写が有名で挫折する可能性があるが、しばらく読んでいるとその寄宿者どうしの人間模様が見えてくる。主人公はラスティニャック。貧乏な法学生。そこに寄宿しているゴリオという老人。ラスティニャックはゴリオに興味を持ち時に庇う。その彼を教化していくのが、ボーセアン子爵夫人や得体のしれないヴォートランという男。結末は父娘の情もなくむごいので書かないが、これがバルザック流のラスティニャックという青年への教化だろうか。最後の最後にラスティニャックがパリという社会と対峙してある言葉を吐く。その場面はやはり素晴らしい。きっとペール・ラシェーズ墓地に行かずにいられないだろう。