紙の本
洒落た構成だが語っていることはアツイ教科書
2006/08/20 22:26
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投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名の通り、真のチームリーダーとなるためのノウハウ本である。現在、自分はリーダーとしての立場にあるが、その力不足を日々感じており、かと言ってリーダーはどうあるべきか、何をすべきかを教わったこともなければ、学ぼうともして来なかった。仕事柄、技術的な興味はあってもチームの管理手法などには関心があまりなかった。しかし現実には自分自身もチームも様々な問題を抱えている。改善していかねばならない。でないといつまでも蛸壺から抜けられない。そんなときに出会ったのはコーチング。会社の研修でも取り上げられるようになり、早速受講した。コーチングは上司としてどう部下を導くかに注目しているが、リーダーとしては部下個人個人のみならず、もっと大きな視野で見ることも必要なのではないかと考えていたところ、本書に出会った。
著者は「福助」の社長であったことでも有名だが、イトーヨーカドーグループ代表の鈴木敏文氏に招かれて今はIYG生活デザイン研究所社長を務めている。フジマキ流理想のリーダーとは「志、人間力、システム、ルール」をバランスよく操ってチームをまとめる人。最後の章でリーダーとは「夢をもたせてもらえる」ポジションだと言っている。自分のやりたいこと、夢を語り、みんなの力を借りながら実現していける、と言う。素敵な言葉である。この通りにやれるなら確かに幸せな人生だろうと思う。自分だけでなく周りの人たちも仕事の中で幸せを感じることが出来るようにしていくためにも本書は参考になるだろう。リーダーだけが幸せになっているのでは当然駄目で、チーム全員がハッピーでなければいけない。
見開き2ページが一つのテーマになっており、しかも右側は図表のみだから読みやすく、イメージしやすいだろう(副題は「図解 フジマキ流 アツイチームをつくる」)。お洒落に構成されている。ここにもファッションビジネスに関わる著者のこだわりが感じられる。すっきりまとまっている本だが中で語っていることはアツイ。著者のエネルギーの強さも伝わってくる。よくは知らないが実際すごいパワーの持ち主らしい。著者はビジネスマンだからビジネスとしてのチームリーダーを語っているが、なにもビジネスに限定することでもないだろう。スポーツチームのリーダーにもきっと応用できるはず。
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各部署のリーダーたる人、これからリーダーとなる人には必読の書!
本人は「リーダー」のつもりが、実は「管理者」にすぎないという責任者が大勢いる。
「リーダー」とは、やりたいこと、目標、挑むべきことに向かって、皆が進むべき道を指し示し、導いていくことが仕事である。
「管理者」とは、日常業務のスケジュールやコストを管理するのが仕事である。
チームの責任者は、「リーダー」であるべきで「管理者」であってはならない。
チームをまとめるには、次の4つの「力」が必要である。
第一に「志」であり、チームで実現させたいこと、いわゆるビジョンである。
第二に「人間力」であり、チームのメンバーを強力にまとめる求心力である。
第三に「システム」であり、仕事の手順などを体系的にまとめたものである。
第四に「ルール」であり、みんなが守るべき決まりごとである。
この4つの「力」をバランスよく操って、チームをまとめるのが「リーダー」、「システム」と「ルール」のみによってチームをコントロールするのが「管理者」ということである。
人間の心は、「システム」と「ルール」だけでは絶対に動かせない。
「志」や「人間力」が加わってはじめて、チームに火がつき、前向きでクリエイティブな仕事ができるのである。
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管理者とリーダーの違いが分かりやすく書かれています。
藤巻流リーダーとあおっち流リーダーが必ずしも同じとは限らないけど、
かなり参考になる本だと思います☆
(シェイパーズソックス、私も愛用していますw)
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最近、管理人が興味があるのが
「リーダーシップ」
「チームのモチベーション」
・・これでも、社会人8年目なので小さなPJをまかされることもあるので。。
ここら辺はよく考えますね。
著者の藤巻氏は、大手百貨店のディーラーから転身し
「福助」を復活させたことで有名なお方。
独特のアツイ自論が展開されています。
この本は、絵がすごくかわいくて、わかりやすい。
一応7章だて
1.事前準備
2.チーム編成
3.ビジョンを掲げる
4.戦略を固める
5.チームの士気を高める
6トラブルを防ぐ
7.次のリーダーを育てる
Last Chaptor.未来を担う新しいリーダーのあなたへ
になっているのですが、どこからでも興味があるところからよめるようになっているのも
良いです。
リーダーを目指す方や、モチベーションについて考えている方にオススメな良書です。
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会社の読書感想文用。
ビジネス自己啓発はなかなか苦手ですが、
藤巻さんの本はまだ読みやすい気がする。
挿話の福助の会社員の企画の話が印象的。
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藤巻氏のチームリーダー論。
なんだかんだ言っても、リーダーは部下への気遣いと褒めることを忘れてはいけない。これはいつの時代も同じ。
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教科書と言いますが、あまりにも易しすぎる内容で、物足りない感じ。社会人になる前に読んでおくくらいの内容でしょうか。リーダーシップの入門書・教科書であれば、もう少し充実した内容であってほしかったです。
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リーダーの力は,チームの皆を如何にしてその気にさせて本来の何倍の力を発揮させられるかにという形になって表れる。簡単なことではない。リーダーはそのことだけに日々悩んでいる。この本はそんな悩みを整理して考え直すのに「うってつけ」の本と感じた。リーダーの経験が無い人にも是非読んでほしい。人の先頭に立つことを嫌う人が増えつつある中で,思い切ってリーダーを目指したくなる人も出るのではないか。そんな期待を抱きたくなる本である。
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この本を読んで、普段からやっていること、やっていなかったことを、ひとつひとつ自分と照らし合わせながら読みました。
いろいろ書かれてありますが、コミュニケーションについてのページがかなり多いような気がしました。
チームの中だけでなく、チームの外のコミュニケーションもかなり重要度が高いのですね。
すぐにも役に立つコミュニケーションのいろんな術が書かれています。
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リーダーとは何かというのを分かりやすく解説した本。
リーダーとは自分でやりたいことを持ち、メンバーにそのことを伝え、引っ張っていける人のこと。
漠然としたリーダー像から具体的にどのような人であることが求められているのかが分かります。
見開き1ページで左側に文字による説明、右に図を用いた説明がある。右を見て左をさっとなぞるように読めば30分もかからずに読めます。
自分が印象に残ったのは最後に書いてあったことで、
優秀なリーダーは
外見 「きれいに」「スマートに」ものごとをこなす
内情 「泥臭く」「時間をかけて」ものごとをこなす
両者は同じでるという部分。やはり人一倍の努力が必要なのだ。
リーダーは決して管理者ではなくチームの求心力であり、またチームを育てることのできる人であることを実感。メンバー一人一人の考えを聞きだし、チームがまとまれるようによい雰囲気を作る。
今のところリーダーになって何かをするということはないが、いずれはチームから信頼のあるリーダーになりたいものです。
当たり前のことじゃないかと言うかも知れないが、その当たり前のことをこなすのも一つの才能ではないだろうか。
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読みやすい。ってのが一番の長所。
図とセットで文章があるからね。
書いてあることはいたって本格的。
テクニックの羅列集みたいになってしまっているのが少々残念だけども,ためになる。特に「リーダーの定義」はなるほどと思わせる名文句。
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自分の今の仕事が、いわゆるシステムのプロジェクトリーダーとはちょっと違うと感じ、あえて分野違いっぽい本に手を伸ばしたのがきっかけ。
プロジェクトリーダーの人もそうでない人も必要な普遍的ノウハウが、平易な言葉と図で書いてある。
いい本だと思う。
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元伊勢丹カリスマバイヤー藤巻氏によるチーム論、リーダー論。図解による分かりやすく、氏のリーダー論が描かれている。リーダーが持つべきもの(ルール、システム、人間力、志)、スピード感を演出する等、事細かな技術的なものが書かれていた。コミュニケートを充分にするべく時間を掛けて、泥臭く取り組んでいくチームを創出するのがリーダーなのだと思った。
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リーダーが陥りがちな落とし穴や、メンバーを伸ばす方法が図入りで簡潔に説明されている。各章の最後に福助社員の実体験が記載されていて、それを読むのも楽しい。
実は、最近初めて読んだわけではない。就職活動をしていた頃、藤巻幸夫氏の著作ということと、装丁がよかったのとで衝動買いした。後日、別居していた兄の家に行くと同じ本があった。
兄「正直、イマイチやったな。」
私「うん。」
あれから3年。今日行きつけの本屋に行くと、「10万部突破!!」という帯つきで陳列されていた。奥附を見ると、22刷も増刷されているらしい。売れる=多くの人に受け入れられることと、自分にとって役に立つことは必ずしも相関はないけれど、まさかこれほどまでとは。
組織の中で働いている今、久々に読み返してみると、当時とは違った見方ができた。やはり伝説のバイヤーと呼ばれただけあって、人の心を掴むのがうまいと思う。
兄は今これを読んでどう思うのか、今度聞いてみたい。
福助のストッキングは高い上にデザインがあまり好きじゃないが、足袋には随分お世話になっている。再建してよかったと心から思う。今後、藤巻幸夫がどんなことをしていくのか楽しみだ。
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自分が初めて人の上に立つ時に読んだ本。
リーダーとは何かが藤巻さん流に書かれてます。
とにかく読みやすかった。