- 出版社:早川書房
- サイズ:16cm/527p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-15-110205-1
幽霊のような子 恐怖をかかえた少女の物語 (Hayakawa bunko トリイ・ヘイデン文庫)
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- 税込価格:900円(25pt)
- 発行年月:2005.3
- 発送可能日:7~21日
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ユーザーレビュー- 「幽霊のような子 恐怖をかかえた少女の物語」
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/04/25 22:17
ノンフィクションなので、起承転結のあれそれで何度も「×」になったそうで。
投稿者:ニッキ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぱらっと目を通してみて、子供(ジェイディだっけ)の精神状態が、自分のその頃に近かったので、非常に興味深かった。
でも、最後まで「辛い。」と言わずに読むことができた。
『この怒り誇張してでも分かってください(-_-#)』
『うわーびっくりもう色々びっくりさせたいのよエンタテイメント(^-^)/』
『世の中おしまいだ大合唱しましょうぜつぼーぜつぼー(ToT)』
記されていること云々より、書き手自身のそんな破壊性が、辛い。
これは、そういう感じが、ない。
サブタイトルどおり、子供、何か抱えているのは確か。
でも、相手は幼い上にぼろっぼろなので「何か」が何なのか、なかなか掴めない。
「もっとそのへん書かなくちゃ本として出せないでしょ!」
「ちょびっとでも不当なもんつけて書いたらどうなるか分かってんの!」で問題。
現実「冤罪でしたもう取り返しつかない」ないろんなことが、出版される以前にも以後にも。
詮索したがる時点で石打ち人探す人々の悪意メラメラ。
特定の個人へのそれは取り消せても、周辺の人種・文化・地位・嗜好などへの偏見は一度ついたらなかなか消えない。
ずっと身近にいた子は『あれはもともと風変わりなの』と言っている。
けれどあやしい陰が浮かんだりする。
「あれそれがどうじゃなかった?」という形で聞き出すのは禁止。
このへん、人事じゃないのでよく分かる。
原因が、無関心な赤の他人の暴力などであれば、「誰がやった。何が辛い。」どれもこれもはっきりさせることができただろう。周りも、子供自身も。
環境が混乱しているから、頭の中を整理できず、メチャメチャになっていたのかも。
状態を悪くしているものがたくさんある。比重は曖昧。おかしな引き出し方をしてしまえば、責任追及の時問題になってしまう。
「悪役は誰と思い込まされている」だの「隠し立てしている」だの、白黒で決められることばかりではない。
つまり、分かり難いそんな感じを、これ読むことで理解できるかも。
犯人は誰だサスペンスになっちゃったら、この「曖昧かつモーレツな捻れ」を抱えた子供の謎・痛みの方が、行方不明になっちゃっただろうな。







