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起業バカ

  • 出版社:光文社
  • サイズ:19cm/261p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-93356-4

起業バカ (Kobunsha paperbacks)

渡辺 仁 (著)

  • 全体の評価 4.52件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,00028pt
  • 発行年月:2005.4
  • 発送可能日:7~21日

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商品説明- 「起業バカ」

起業で成功するのは1500人に1人。世の中そんな甘くない。起業の数ほどワナがある。見込み違い、裏切り、フランチャイズ詐欺…起業家が必ずはまるワナ、失敗する条件を実例に即して大分析する。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「起業バカ」

渡辺 仁

略歴
〈渡辺仁〉1951年長崎県生まれ。経済ジャーナリスト。東洋大学経済学部中退後、専門紙記者などを経てフリーライターとして独立。ベンチャー支援雑誌『Incubation』を創刊、編集長を務める。

ユーザーレビュー- 「起業バカ」

全体の評価
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6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/10/15 18:10

起業がバカ?「起業バカ」書評

投稿者:hiro-tom(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

書かれているような失敗例を詳しく書いてくれているものはなかった。
さらに、著者自身の失敗例も克明に書かれており、この本に迫力を与えている。
正直、自分レベルではわからない、からくり・仕掛けによる騙しの被害例も
あるが、どれも、勉強になる失敗例ばかりである。
世間で直接もまれながら稼ごうとするのが、いかに大変なことか、サラリー
マンが会社から日頃守られているリスクとはなんなのかが、よくわかる。
大多数のサラリーマンが甘い(俺、私は違う、という方、すいません、
一般論。)とは思うが、石橋をたたいて渡る慎重な人も、肝心なところでは、
ころりと騙されてしまう、となると、やはり、甘いだけでなすまされない。
これまでの生活と違う金銭感覚、慣れない資金繰り、この人は信じることが
できるかのシビアな判断、弱いところをついて寄ってくる人々、夢だからと
ずるずるしない引き際の判断….どれも、起業して初めて体験するのであれば
厳しいスキルが要求されるものばかりである。しかも、引退資金を賭して
はじめるものなら、簡単には失敗できないという呪縛も加わる。
また、フランチャイズビジネスの注意する点について、かなりのページを
裂いて、注意点・失敗例が書かれている。それだけ、「起業」→「フランチャ
イズの店長」がメジャーなコース、ということだろうか。自分は、フランチャ
イズビジネスの雇われ店長は、ボスが少し遠くにいるサラリーマン部門長と
そんな変わらない気がして起業対象としての興味はないが、本書であげられている
例では、とても経営者とは呼べない経営裁量しかないような例も多く、甘く考え
ると危険なビジネス(本部にとっておいしいビジネス)ということを繰り返し
警鐘を鳴らしている。
「成功するのは1500人に1人、その1人になれると、あなたは
本当にお考えか?」と著者は問いかける。但し、「起業は危ないので
やめろ」と言っているわけではない。それなりの準備・覚悟・スキルが
不足したまま安易に起業することへのリスクの大きさについて、著者は
警鐘を鳴らしているのである。
今は起業ブームといわれるほど起業される方が増えている。いや、やむにやまれず
起業せざるをえない場合も増えている。自分もいつ「起業せざるをえない立場」に
なるかもしれず、人ごとではない。何が起こっても困らないよう、自分の力を高めて
おくことを怠ってはならないと自戒させられた。
これから起業しようとしている方が、「最後に気合を入れる」のにちょうど良い
本として、この「起業バカ」はお勧めです。
ブログお金のプロで起業するぞ!

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5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/08/27 02:09

あなたのビジョンに甘さは無いか!?

投稿者:関東蒲公英(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書の中身を単刀直入に紹介すると、近年ブームと言っても過言ではない「起業」という流行事のネガティブな側面を、これでもかと言う位に見せつけてくれる本と言える。本書の背表紙にある紹介文曰く、脱サラやリストラで起業した人は年間18万人、起業の準備をしている人も60〜70万人、起業希望者が130万人も居る中において実際起業で成功できる人は1500人に1人だと言う。
今まで大企業のブランドを背景に営業で成功してきた「やり手」ビジネスマンが、早期退職を機に一個人で今までの経験と人脈を頼りに起業をした物の、大失敗し、今までの人脈や成功は大企業のブランドの力であり自分の力で無かった事を痛感したという話。これまでサラリーマンとして人に使われてきたのだから人生の最後は人を使う立場になってみたいという考えから起業を決意し、フランチャイズ本部に全財産をむしり取られ訴訟を起こした社長の話。運転資金の調達が出来ず上手い儲け話に騙されて一生を台無しにした社長の事例や、仲間や提携企業に裏切られて会社を乗っ取られた哀しい社長の回想など、この本の中にはブームの影で起業に潜むリスクや失敗談が凝縮されている。
特に筆者はフランチャイズを、「現代の奴隷化契約」と謳い、パンフレットや説明会では明らかにされないフランチャイズの影の部分にとりわけ多くのページを割いている。契約によって経営主を身動き出来ない状態に束縛しつつ、失敗した時の責任は全て経営者にかぶせ違約金までむしり取るという驚くべき運営方針。一般的な消費者契約等とは異なり、「契約自由の原則」によりハンコを押したが最後それがどんな不利な契約でも裁判で勝てる見込みは殆ど無いというフランチャイズの恐ろしい実態とその体験談は、安易な気持ちで大手のフランチャイズに乗っかって一儲けしようと考えている人にとっては是非とも一読しておく事をお薦めしたい。巻末には、フランチャイズ契約時の留意点も丁寧に付帯されているので、作者のフランチャイズに対する思い入れはよほどの物なのだろう。
それ以外の失敗談についても、決して一般の堅実な起業家にとって無関係な話ではないという物ばかりで、自分が仮に同じ立場にたった時、この失敗した社長別の行動が本当にとれたかどうかと想像してみると恐ろしい物を感じた。
今まで自分が本書にある様な失敗などしてこなかったと言うのであれば、そうした起業家の諸氏は、もしかしたらそれは単に運が良かっただけなのかもしれないという心持ちで本書を読んでみる事をお勧めしたい。
本書で数々の起業家の失敗に学ぶ事で、なけなしの退職金や老後の人生を棒に振る方が少しでも減ってくれればと一読者として感じた。
なお、一方で本書は、実際に起業をしてみるとどういう所で人件費が余計にかかるのかとか、どういう場面で想定外の出費がかかってしまうか、税金面などでどんな苦労があるかというような財務上の話は殆ど触れられていない。そうした問題に関心がある方は、別の本を手に取られた方がよいだろう。本書はあくまで、甘いビジョンで起業する事への警鐘であり、失敗して人生を棒に振った人達のせめてもの体験談だという事を購入前に心得ておいてほしい。
以上、購入の参考になれば幸いである。

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