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二十四の瞳 改版 (新潮文庫)
二十四の瞳
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電子書籍
祖母を追いかけて
2022/08/12 16:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あした晴れるといいな - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖母が小豆島出身と知り、手に取りました
戦地へ向かう生徒、経済的事情で“男として生まれたかった”と呟く生徒…
私の祖母やその家族も似たような経験をしたのかな…そう思うと、戦争体験は血筋を伝い、受け継がれている様にも思いました
近々、訪ねようと思います
紙の本
写真
2019/12/15 14:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもの時も衝撃的でしたが、今読むと貧しさから親に売られる、さらに戦争があり、とここまで重苦しかったことに驚きました。先生と生徒の心の交流のイメージも強かったので。なんといっても、最後の写真のシーンは言葉になりません。
紙の本
ドラマは見て怒ってしまったが
2008/01/23 00:25
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
食事中これのテレビドラマが流れた。
大石先生がひゅーんと自転車で走り抜けるシーンにふらりとした。だがドラマを見ている者がいるので消せない。
どんな格好・乗り物で外を出歩こうと勝手だがこの『軽く笑って蹴散らします』なオーラは何。
『住み慣れた景色が消えて行くのはなんとも心苦しいのです』と温和に伝えても真面目に検討してくれる人には見えなかった。
次に「そんな感情を抱くであろう人々」が「さも醜く無知で人ならぬ者のような」という顔つきだったので耐えられず居間から去った。
演出次第という可能性もある。原作はどうなっているのだろう。
…確認にそんな色々に目を通してみたところ、やはり「演出への不満」だった。
自転車のシーンはただ快適で愉快なものが通り抜けただけ。先生の「私見て見て」ではなく見た子供の内面を描く場面。
不快感を抱く人々は「何も知らない無様な人達」ではなく、きちんと双方の内面やら誤解やらが記されていて、人間扱いされていた。
原作がドラマと同じならば「自分の大事なものを壊し殺めた者どもとの和平を…どころではないただ同じ場所にいる者さえこんな扱いではそんなことは到底不可能長く残すほどのものではない」と言い張る所。
セリフや筋がそのままでも描き方次第で100点にも1点にもなる。
娯楽志向のものではない&立派な原作なのでもっと丁重に扱ってください、と思った。
紙の本
石ころ1つにさえ昔の面影が残っているような懐かしさ。
2006/05/19 20:01
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TEMU - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬戸内海に面した小さな村に若い女の先生が
赴任するところから、物語は始まる。
郊外からの新参者のため、村の人たち、生徒たちから好奇の目に
さらされ戸惑うが、持ち前の明るさとマイペースな性格で、
次第に心を通わせ合う。
会話も終始、地方なまりで綴られ、
現代小説では味わえないあたたかさを感じた。
1年生から受け持った生徒も6年生になり、
その成長ぶりはまるで、天使のように小さな羽を背中につけて、
力いっぱい羽ばたいているようだ。
しかし無常にも生徒たちは、大きな歴史の流れの中に
置かれているとも考えず、ただ伸びるままに伸びていた。
無心に明日へ伸びようとする12人の子どもたちの懸命さと
その可憐なうしろ姿の行く末に待ちうける戦争。
先生と結果的に最後の別れとなるシーンで
生徒が言ったセリフは今でも印象に残る。
「せんせ、ながながお世話になりました。そんなら、ごぎげんよろしゅ。」