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僕の人生全て売ります

僕の人生全て売ります

ジョン・フレイヤー (著), 古谷 直子 (訳)

  • 全体の評価 52件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,68048pt
  • 発行年月:2005.8
  • 発送可能日:7~21日

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商品説明- 「僕の人生全て売ります」

ある日、ジョン・フレイヤーは自分の持ち物すべてをインターネットで売ることにした。彼の持ち物はあっという間に世界中に売れていく。そして彼はかつての持ち物の新しい住処を訪ねる旅に出る。奇想天外なプロジェクトの記録。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「僕の人生全て売ります」

ジョン・フレイヤー

略歴
〈フレイヤー〉ニューヨーク州生まれ。スノーボードインストラクター、撮影カメラマン、グラフィックデザイナーとして活躍。現在、アイオワ大学芸術・芸術史学部のボディーン特別研究員。

関連キーワード- 「僕の人生全て売ります」

ユーザーレビュー- 「僕の人生全て売ります」

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5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/05/22 15:21

「モノ」と「思い出」の共存

投稿者:ビルヂン・ケンプ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ある日ジョン・フレイヤーは自分の持ち物すべてをインターネットで売ることにした。」

本書は、その出品カタログである。著者ジョン・フレイヤー氏がそれぞれのモノを思い入れたっぷりに紹介する。さらに、ここからが本書のユニークなところで、著者は、新しい持ち主が落札したモノをどのように扱っているかを調査する。場合によっては、落札者のもとを直接訪ねる。

そこでは、さまざまな光景が見られる。友人が撮影したマクドナルドの写真はキッチンの壁に飾られ、ベリーダンスのレコードは結婚式で使われた。お気に入りのバンドTシャツは捨てられてしまったが、アメリカ陸軍のいすはニューヨーク近代美術館(MoMA)へ寄贈された。

「モノより思い出」という広告もあったように、通常、モノには悪いイメージが付きまとう。しかし、多くのモノに囲まれて生活することを半ば宿命づけられている私たちは「モノ=悪」などという単純な図式を受け入れることはできない。必要なのは、モノとの上手な付き合い方である。

本書にその答えが載っているわけではない。ほとんどすべての持ち物を手放してしまうというのは、相当に極端な行為であり、およそ参考にはならないであろう。しかし、著者がモノに向ける暖かい視線、モノにまつわる思い出についての優しい語り口などから、著者とモノとの良好な関係を感じることができる。少なくとも「モノ」と「思い出」は、対立するものではなく、共存可能だということが分かる。

本書に掲載されているモノは、衣服、食器、家具といった一般的なものから、スルメ、入れ歯、著者自身のモミアゲ、家族へ渡す予定だったクリスマス・プレゼントなどの変り種まで、多岐に渡る。写真やデザインに携わってきた著者の書籍だけに、装丁やレイアウトも美しい。パラパラと眺めているだけでも楽しい一冊。

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/02/24 00:47

企画とともに、それを実行する力、本としてのデザインなど、全部興味深い

投稿者:木の葉燃朗(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 とにかく、まずは自分の持ち物をすべて売ろうと思いついたことが面白い。ただこのアイデア自体は、それほど珍しくはないかもしれない。アイデアだけだったら。
 しかし、それを実行してしまう行動力、更には買ってくれた人に会いに行こうと考えて、これまた実行してしまうところが、著者のすごいところであり、またちょっと変わっているところでもある。
 販売した物の記録も、たしかに洋服から食べ物まで様々で面白い。著者がグラフィックデザイナーの経験を持っていることもあり、本のレイアウトもカタログのようなつくりで、眺めているだけで面白い。
 でもなによりも面白いのは、持ち物を売る際に、ひとつひとつにまつわる記憶を著者が思い出していて、その品物を買った人に、また新しい記憶がつくられていくという部分。物の価値って、物自体の有用性とか価値だけでなく、そうした記憶や思い出にもあるよなあと思わされた。
 自分の持ち物について、改めて考えてみたくなりました。

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