- 出版社:マキノ出版
- サイズ:20cm/302p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8376-7046-6
精神科ER 緊急救命室
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- 税込価格:1,575円(45pt)
- 発行年月:2005.8
- 発送可能日:7~21日
- 本
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商品説明- 「精神科ER 緊急救命室」
愛する人の精神の崩壊に、あなたはどう立ち向かいますか? 東京都立府中病院「ER」の精神科部門を舞台に繰り広げられる衝撃の真実、切ない人間ドラマ。若き精神科医と患者が織りなす緊迫のノンフィクション。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「精神科ER 緊急救命室」
備瀬 哲弘
- 略歴
- 〈備瀬哲弘〉1972年沖縄県生まれ。琉球大学医学部卒業。精神科医。精神保健指定医。聖路加国際病院麻酔科非常勤医師。日本精神科救急医学会等会員。
ユーザーレビュー- 「精神科ER 緊急救命室」
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2005/10/13 17:21
ひとはせつなく、いとしい。
投稿者:PNU(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
自殺企図、昏迷状態…精神科に運ばれてくる救急患者との
関わりを通して、人生を見つめてゆくノンフィクション。
治療を要する人からそうではない人まで、症状が病変という
目に見えるカタチでは現れない精神科疾患ゆえに、
医師の判断責任が増大するのだろうと想像した。
本書は一般向けの啓蒙的読み物として書かれ、
精神科救急とはどんなところで、どういう疾患を扱うのか
…そして精神科に初診でかかると(または家族をつれて行くと)
どんな感じかを知りたい向きには重宝な1冊であると思う。
用語解説もコラムとして付いている。
個々のケースには哀切きわまるものあり、
肝胆さむからしめるものあり、
また逆に心温まるものもあってまさに人生いろいろ、人間模様。
心打つ“ほんとう”のことがひりひりと書かれていた。
p.s.必ずしも、患者本人が治療に同意出来ぬところに
精神科診療の難しさを感じた…。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2005/11/19 19:58
難問
投稿者:ナカムラマサル(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は都立府中病院精神科で働く医師。ER(救急外来)で起きるできごとを真摯に綴ったノンフィクション。診断した患者を、翌日には他の精神科の病院に転院させなくてはならないERのシステムへの割り切れない気持ちなど、一人の医師の率直な思いが伝わってくる。
ERと救命救急センターの違い・共通した役割や、PDD・ECTといった専門用語などが各章末のコラムで噛み砕いて説明されているので、医療の知識が皆無に等しい読者でも興味深く読み通すことができるだろう。
「現時点で大きな悩みを抱えている・いないにかかわらず、すべての人に、『ある日』症状が出現する可能性はあるのである。」と書かれているように、本書に書かれた症例を見る限り、いつか自分も精神疾患を患ってもおかしくないのだ、と正直言って少し怖くなった。
本書では、精神科や精神疾患を持つ患者への偏見についても触れられており、それはひどいと思う反面、では自分はどうなのかと聞かれると答えに詰まる。ただ、不幸な生い立ちが原因でリストカットを繰り返す22歳の女性や、初出勤の日に両親を交通事故で失ったことにショックを受け統合失調症になった男性などの話を読んで痛切に感じたのは、自分ではどうにもできない理由で病気になってしまうこと。そして、精神疾患を患っている本人が一番つらいということだ。この2つは精神病に限らず他のどの病気にもあてはまることだということに気付けたことも大きい。
精神病患者の責任能力や、正気と狂気の判断基準など、考え始めると難しいこともあるが、この難問に日々向き合っている医師や患者がいるということが分かるだけでも本書を読む価値はある。







