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先哲が説く指導者の条件 『水雲問答』『熊沢蕃山語録』に学ぶ (PHP文庫 現代活学講話選集)
著者 安岡 正篤 (著)
〔「指導者の条件」(黙出版 1998年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】人の上に立つ者が心得ておくべきこととは何か? 今の言葉で言えば、「リーダーシップとは何...
先哲が説く指導者の条件 『水雲問答』『熊沢蕃山語録』に学ぶ (PHP文庫 現代活学講話選集)
現代活学講話選集6 先哲が説く指導者の条件
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商品説明
〔「指導者の条件」(黙出版 1998年刊)の改題〕【「TRC MARC」の商品解説】
人の上に立つ者が心得ておくべきこととは何か? 今の言葉で言えば、「リーダーシップとは何か?」と言うことになるのだろう。しかし「リーダーの条件」は、経済環境や組織の大小などで異なるため、どこにも共通するような決定打はなかなか見出せないでいるようだ。その証拠に、ビジネス誌では、戦国武将・明治の元勲・中国古典の英雄などに、その回答を求める企画をよく立てる。▼本書では、肥前平戸藩藩主・松浦静山が纏めた文献集『甲子夜話』に収められている、上州安中の藩主・板倉勝尚と幕府大学頭・林述斎とのあいだで書簡によって、学問や政治に関して問答をした『水雲問答』と、備前藩の改革に実績をあげた熊沢蕃山の語録集『集義和書』を解説しながら、指導者の心得を説いた、実践的なリーダー論である。▼時代は変ろうとも、人間の本質が変らなければ、その人間の集合体である組織を有機的に動かす要諦も変らぬはず。鋭い洞察による安岡版リーダー論。【商品解説】
目次
- [第1部]『水雲問答』を読む ●第1章 治と乱 ●第2章 権と人 ●第3章 人間の用い方 ●第4章 失敗と工夫 [第2部]経世済民の真髄 ●第1章 道と法 ●第2章 日本精神
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儒学や国学などの分野にも日本の古典といえるものがある
2006/04/05 20:27
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の古典というと物語、日記、随筆、紀行文、和歌、俳句などが主体であろう。しかし、儒学や国学などの分野にも古典といえるものがある。しかし、そのような書籍についてはほとんど知られていないのではなかろうか。高校や大学教養課程の古典の授業でもそのようなものはとりあげられていないはずだ。もったいないことであるが、自分で見つけだすことは不可能に近い。どんな書籍があり、何を読むべきかを、先達に紹介してもらわないと、そのような本に近付くことができない。その先達として、山本七平や安岡正篤は最適である。
この本も、松浦静山の「甲子夜話」のなかの「水雲問答」と熊沢蕃山の「集義和書」を解説しながら、指導者の心得を説いた講演の記録である。どれも本書で初めて知る書籍である。政治経済の改革の実務に携わった人びとによる、実戦経験にもとづく考え・思想・哲学が表明されている。「甲子夜話」は江戸時代のうわさ話集ぐらいの思っていたのだが。熊沢蕃山も高校の日本史の教科書に名前が載っていたぐらいの記憶しかない。認識をあらたにし、原書をも読んでみたいと思った。