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4TEEN

  • 出版社:新潮社
  • サイズ:16cm/329p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-125051-0

4TEEN (新潮文庫)

石田 衣良 (著)

  • 全体の評価 4.54件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:50014pt
  • 発行年月:2005.12
  • 発送可能日:24時間

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129(2003上半期)直木賞 受賞作品

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商品説明- 「4TEEN」

【直木賞(129(2003上半期))】【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧- 「4TEEN」

びっくりプレゼント 7-41
月の草 43-77
飛ぶ少年 79-112

ユーザーレビュー- 「4TEEN」

全体の評価
4.5
評価内訳 全て(4件)
★★★★★(2件)
★★★★☆(2件)
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★☆☆☆☆(0件)

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/04/09 00:46

世界一ピュアな、ぼくらのエロエロ思春期

投稿者:由季(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

毛嫌いしていたわけではないんですが、なんとなくおしゃれぶってるイメージがあって(笑)石田衣良作品は避けていました。
しかし!この4TEENを読んで、その間違ったイメージというか先入観というか、私が勝手に作っていた壁がなくなりました!
こんなエロに溢れたピュアな小説があるでしょうか!?(笑)
決して金原ひとみ的な、一文字一文字がエロ、すべてがエロという世界ではありません。
主人公たち、4人の15歳の少年たちは、思春期真っ盛りの中学生。
頭の中は寝ても覚めてもエロばっか。
そういう中学生の男の子を包み隠さ、読みやすく、生き生きと描いているのが4TEENです。
しかし、この物語の中で起きる出来事やモチーフは、決してキレイなものばかりではない。
4人の少年たちの中には重い病気を抱えているし、父親を殺してしまった子もいたりする。
援助交際の斡旋もしちゃうし、人妻と不倫する子もいる。
なのにこの小説が曇らないのはなぜだろう。
とにかく一度手にとって読んでほしい!
読み進めれば読み進めるほど、4TEENたちを愛さずにはいられない。

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2005/12/14 10:34

オッサンも夢中にさせる、いまどきの子どもたちが語る普遍的な物語

投稿者:あらき・おりひこ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 同時期に『池袋ウエストゲートパーク』(文春文庫)も手に入れていて、その著者紹介のなかに「生き生きとした語り口と現在を映しだすエッジの鋭さが高い評価を受けた」とある。これは略して“IWGP”に対する言葉だけれど、『4TEEN』についても当てはまると思う。かれらは、いまどきの子どもたちだ。
 その、かれら、とは。帯の言葉を借りれば「太って大きなダイ、小柄でメガネのジュン/ウェルナー症のナオト、ぼくはテツロー。」となる。語り手はテツローひとりで一貫しているけれど、個性的な4人が、最初の「びっくりプレゼント」以下の各編で主人公となり活躍し、ちょっとずつ成長していく。
 ストーリーには、マウンテンバイク、携帯電話、インターネット、不倫サイト、エロ雑誌(各人好みが違って愉しい)、援交、過食、ヒップホップ、プチ家出、ホモセクシャル(しかもデブ専)、家庭内暴力、等々(以上順不同・思い出すまま列挙)、現代的な要素が、いろいろと登場する。
 ウェルナー症のナオトは誕生日に援交コギャルをプレゼントされるし、テツローはダイエットとリバウンドを繰り返す女の子と付き合うし、ジュンは携帯の不倫サイトで夫の暴力に苦しむ人妻と知り合うし(その夫との対決の場面で言う台詞がまた凄い)、ダイは酒びたりの父親を厳寒の外にほっぽり出したまま死なせてしまうし(でもその父はダイに空色のMTBを残す)で、本当に、田舎でつつましく暮らすオッサンの私になど想像もつかない話が展開される。
 舞台は月島だが、各人の住んでいるところは、超高級マンションから長屋までと、差がある。貧富の格差があり、容姿や学業成績の差があきらかにあるけれど、確実にお互いを認め合い、強い絆で結ばれて、なにがあっても、4人は友達のままだ。現代を映しながら、普遍的なものをとらえている。
 文庫のさいごに、「四人の十四歳へ」と題するとがきてきな文章が掲載されていて、この本の楽屋裏がわかって面白い。お気楽に始まったシリーズで、直木賞受賞とは。

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/01/17 08:53

ピュアだからこそ伝えられる事、がある。

投稿者:ひろし(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

4TEEN・・・14歳の、4人の少年の物語。14歳と言うのは、とても不思議な生き物だ。体も心も毎日爆発的に成長しているのに、決して一人前では無い。どちらか、と言われればまだ子供。だけど「社会の仕組み」や「物事の本質」が見え初めた頃。それらを時に眩しい程のまっすぐな視線で見つめる姿は、切なくさえある。
読むにつれ、「ああ、自分もそうだったなぁ・・・」と目を細めて文章を追ってしまう。狂おしい程に押し寄せる「性」。ただただ楽しいだけでは無くなった、本当に大事な「友達」。誰にもきっと同じ思いをした事だろうと思う・・・けれども。この作品はただノスタルジックを掻き立てるだけの作品では、もちろん無い。石田衣良からの強烈なメッセージが込められている。
14歳は青く、純だ。だからこそ、嫌らしい計算をせずに物事を見つめ感じられる。そのピュアな感性を媒体として「本当に大事な物」「性差」等の問題の、本質を問うてくる。それだけに読み手の心を強く捉え、激しく震わせる。さすがの直木賞作品、「石田作品の集大成」と言って全く過言では無いと思う。ただ、おしむらくは・・・4人がちょっとクールすぎな事。あまりにクールに、理知的に物事に対処し過ぎる感がある。街往く人々を眺めて「まるでブラウン運動のようだ・・・」と表現してみたり、人妻出会い系サイトで知り合った女性の夫に向かってその暴力の非合理性を語り抜き、感情的になって殴っりかかってきたその大人を見下して、意見を言ってみたり。そんな事が出来る中学生が、果たしているもんだろうか?その一点に置いて違和感を感じ、100点満点は付けられなかった。

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1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2009/05/06 22:15

爽やか

投稿者:あん(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

この感じは、何だか金城一紀氏の作品を思い出します。
女な自分には分かりえない少年同士の連帯感、カラッとしているようでアツイ思いやり。
分からずともワクワクし、少年の1人になったような錯覚を覚えます。
それが共通する特徴です。

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