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紙の本
話し言葉で読める「西郷南洲翁遺訓」 無事は有事のごとく、有事は無事のごとく (PHP文庫)
著者 長尾 剛 (著)
幕末きっての軍人であり、「廃藩置県」などの政治的難事業をやり遂げた稀有の政治家であり、一流の学識者でもあった西郷南洲。晩年こそ国賊として追われ、不遇の最期を遂げたが、「西...
話し言葉で読める「西郷南洲翁遺訓」 無事は有事のごとく、有事は無事のごとく (PHP文庫)
話し言葉で読める「西郷南洲翁遺訓」
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商品説明
幕末きっての軍人であり、「廃藩置県」などの政治的難事業をやり遂げた稀有の政治家であり、一流の学識者でもあった西郷南洲。晩年こそ国賊として追われ、不遇の最期を遂げたが、「西郷こそ真のヒーロー」と今なお多くの人から慕われ続けている。▼本書は、維新後、かつての仇敵・元庄内藩士たちが、西郷の温かい人柄や教えに触れ、感激してまとめた43篇の遺訓集を、今日まで伝わる西郷のエピソードや談話などを交えながら、現代風の読み物に再編集したもの。「敬天愛人」「幾たびか辛酸をへて志はじめて堅し」「入るを量りて出るを制する」などの名言も、西郷から直接語りかけられているような気分で読めるはずだ。▼明治維新という激動期、“新しい日本の国づくり”のために、51年の人生のすべてを捧げた西郷の言葉から、ビジネスや組織運営のヒント、あるいは人生の苦悩を乗り越えるアドバイスを得る人も多いだろう。ビジネスマンの座右の書にしたい一冊。【商品解説】
目次
- ●第1章 上に立つ者 ●第2章 政治のこと、カネのこと ●第3章 道を行う ●第4章 日々を生きる心得
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意訳が 若干 強すぎはしないだろうか?
2010/02/07 11:10
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る
西郷南州遺訓の原文は 流石に口語混じりで中々読みにくい部分もある。今回 本書と 原文を両方手元に置いて 読んでみた。
遺訓は合計43条だけの短いものであるが 読んでいて 素直に反省出来る部分が多々あり大変勉強になった。最近 自分の読書の傾向としては 押し詰めると「知識偏重」であったことが良く分かった。
知識理解を深めたいという気持ちは 読書においても 極めて自然な動機であるので それに関しては自分を否定する積りはない。
但し 若干古臭いが「修身」という意味での読書に欠けていたことも確かである。中年になると 謙虚ではいることは難しい。なんとなく人生も仕事も人も分かったような気がしてくる。自分なりの「理解」で処して行ってしまうわけだが その「理解」を謙虚に省みることも やはり必要なのだろうと痛感したところだ。
一方 本書であるが 著者も前文で言われている通り「意訳」が若干強すぎるのではないかと感じた。
10ページに著者自身が「こんにちに伝わる西郷の別の談話やさまざまなエピソードをベースにしています」と言われているが その部分の脚注なりが有ったら良かった。また 非常に敢えて言うなら 原文が持っている簡潔な文体を活かすためには そのままの現代語訳でも良かったのではないだろうか。
いずれにせよ 話し言葉で読める遺訓は貴重である。まだまだ 遺訓には現代に通じるものはあるし 多分未来でも十分通用するはずだからだ。