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シムソンズ

  • 出版社:ポプラ社
  • サイズ:19cm/200p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-591-08976-2

シムソンズ

森谷 雄 (著)

  • 全体の評価 4.55件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,26036pt
  • 発行年月:2005.12
  • 発送可能日:1~3日

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商品説明- 「シムソンズ」

「一緒に世界を目指すのよ!」 てんでバラバラな女子高生4人が、カーリングと出会い、夢を見つけた…。ソルトレークシティ五輪カーリング女子日本代表「シムソンズ」がモデルの青春ストーリー。2006年公開予定映画原作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「シムソンズ」

森谷 雄

略歴
〈森谷雄〉映像プロデューサー。

ユーザーレビュー- 「シムソンズ」

全体の評価
4.5
評価内訳 全て(5件)
★★★★★(3件)
★★★★☆(1件)
★★★☆☆(1件)
★★☆☆☆(0件)
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5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/02/03 13:34

がんばれ、シムソンズ。原作も映画もトリノも。

投稿者:飛沫会(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2月18日、本書を原作とした映画「シムソンズ」が公開になります。オホーツク海とサロマ湖に臨む町・北海道常呂町を舞台に、やがて五輪にまで羽ばたくことになる実在のカーリングチーム「シムソンズ」をモデルにした青春ストーリーです。シムソンズのメンバー4人を加藤ローサさん、藤井美菜さん、高橋真唯さん、星井七瀬さんが演じます。
 本書を読むことになったのは、はじめに本ありきだったのではなく、この映画を知ったからです。しかも映画を知るきっかけは、昨年11月常呂町で行われた映画の撮影にエキストラとして参加する光栄に恵まれたからです。私が拝見できたのは6日間に過ぎませんが、それでもあまりの感激に原作を読まずにいられない心境になりました。
 私が参加したのはまさに映画のクライマックスでした。涙をこらえることができませんでした。本書はそこに至るまでの骨格ということになります。本書を物語として読みたい人はもちろんですが、これから映画を観る人にとっては設定やキャラクターを押さえることができますから劇場でより一層楽しむことができます。
 本書の著者は映像作家・プロデューサーとして多くの作品を手がけられてきた森谷雄氏です。もちろん本作品も企画から映画化までを行っています。森谷氏は、髪を同じ色に染めたり、ネイルアートをしたりと、アスリートらしからぬ選手たちの出で立ちから興味を持ち始めたそうですが、さすがに目のつけどころが違います。
 私自身地元の人間ながら、なぜ常呂がカーリングの町なのか、「シムソンズ」とは何なのか、そもそもカーリング自体どんな競技なのか、ほとんど知らずにいました。そこにこんな物語の種が埋まっていようとは。見出された森谷氏の見る目の確かさに感じ入るばかりです。
 本書はジャンルで言えは青春スポーツものということになるのでしょう。ですが、スポ根ものでも、魔球が登場するわけでもありません。だからといって、劇的な結末が待ち構えていたり、恋愛でお涙頂戴になるわけでもありません。ごくごく普通の垢ぬけない田舎の女子高生たちを描いているだけです。
 なのに、なぜ読み終わってさわやかな感動が訪れるのでしょうか。ヒロイン列伝ではないから、等身大の女子高生の物語だから感情移入できる、というだけではない感じがします。
 本書をあとがきまで読み進めると、この物語の原動力は「信じる」であることがわかります。仲間を信じる。このチームスポーツに最も大切なものを最も要求される競技がカーリングなのです。なるほど、本書と撮影現場が私の脳裏で一本の線で結ばれました。興奮や落涙を促す仕掛けや細工など必要ありません。ごくシンプルで、案外見過ごされてきたこのテーマを、シムソンズから託され貫かれているからこそ、作品が限りない輝きを放っているのです。
 本書のもう一つの特徴は、出版社の紹介文にもある通り、物語であると同時にセミノンフィクションでもあるという点です。森谷氏がカーリングに興味を持ち、常呂町で取材していく目線がストーリー展開と折り重なっていて、カーリングを全く知らない人も自然にその世界に浸れます。おのずとトリノ五輪女子チームに入れ込むことになりますから、応援種目が1つ増え、期待と楽しみが倍加します。もちろんあまり知られていないカーリングの知識の予習にももってこいです。
 また、あと1か月足らずで北見市との合併に伴いその名が消えることになる常呂町の名所ガイドにもなります。流氷や知床観光にでも網走地方を訪れたなら、合間に少しだけシムソンズの息づかいを感じてみるのもいいかもしれません。

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/02/23 00:21

大好きな仲間と思いっきりスカッとしたい! そして最後には笑いたい。

投稿者:どーなつ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

トリノ5輪で、カーリングに魅了された一人です。
何故かあのときは、夜に起きていてカーリングを見てたんですよね。最初ルールも分からないし、なんかよく分からないながらも、ものめずらしさも手伝ってみていたのが、知らずにハマっていて、試合中継を楽しみにするまでになりました。

このお話は2002ソルトレークシティ五輪カーリング女子日本代表「シムソンズ」をモデルにした青春ストーリーで、加藤ローサちゃん主演で映画化にもなった作品です。
舞台は北海道常呂町で、やりたいことがないままに高校卒業を迎えようとしている主人公和子が、多少のミーハー心を抱えてカーリングに挑むことになるのです。
最初は、そんなに力を入れていなかったカーリング。仲間との衝突や、受験勉強のこと、練習の過酷さに根をあげることもたびたび。だけど、それはすべて勝利の喜びでフッ飛んでしまんですよね。
大好きな仲間と思いっきりスカッとしたい! そして最後には笑いたい。
スポ根小説の王道的なストーリーではあるのですが、読んだことのないカーリングが題材ってことですごく新鮮でした。カーリングを知ってる人なら、すぐにこの世界観に入り込めること請け合いです。

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0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/01/19 15:50

内容紹介&出版社コメント

投稿者:ポプラ社(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

北海道常呂町の女子高校生が、カーリングチームを結成!
でも経験者はひとりだけ、あとは農家の娘や運動オンチのあの子、それにわたし?
「一緒に世界を目指すのよ。私たちはチームなんだから!」
実在するチームをモデルにした、抜群にさわやかな青春小説!

★☆映画情報☆★
映画化決定! 2月18日より全国順次ロードショー!
監督:佐藤祐市 プロデュース:森谷雄 脚本:大野敏哉
キャスト:加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬、大泉洋、田中圭、高田延彦(友情出演)、森下愛子ほか 主題歌:JUDY AND MARY

★☆シムソンズとは?☆★
2002ソルトレイク冬季五輪で活躍したカーリング女子日本代表チームの名前。カーリングが盛んな町・常呂町出身者でつくられ、五輪の際は大活躍した。その活躍を見ていた映像作家、森谷雄がこの感動を絶対に物語にすると決意し、常呂町やシムソンズメンバーへの取材を重ね、本書の企画、から映像化までを手がけた。今回のトリノ五輪にも元シムソンズメンバー林弓枝さんと小野寺歩さんが“チーム青森”のメンバーとして出場が決定している。

★編集担当より★
映画、トリノ五輪と話題性抜群の小説です。4人の女の子たちがカーリングというマイナーなスポーツに夢中になり、喧嘩をしたり、励ましあったりして、チームとして結束していく様子がとても爽やかな物語です。なぜカーリングは常呂町なのか? という問いにも答えてくれるセミノンフィクションとしての一面にも注目していただき、お読みいただければ幸いです。

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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/03/03 22:06

観てから読むか、読んでから観るか

投稿者:栗太郎(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この作品、映画(DVDですけど)から入りました。映画版「シムソンズ」はテンポが良くて沢山の山場があって、ワクワクしたりハラハラしたりホロリとしたり……観おわるとじわっと元気が滲み出てくる作品でした。4人の少女たちが所狭しと駆け回る映画に比べると、小説版はやや地味です。映画ほどドラマチックではないし、パワフルでも華やかでもない。けれど、その分しっかりと地に足がついていて、人物の一人一人に説得力があります。
 映画を見た時ふと感じたのは、主人公の和子たちが打ち込む物は、カーリングでなくても良かったんじゃないか、ということ。今キラキラと輝く為に、仲間と一緒に頑張るというコンセプトなら、ブラスバンドでも、ピンポンでも、フラダンスでも、シンクロナイズドスイミングでも、ストーリーは成り立ったのでは? と。
 それを、カーリングでなければ駄目なんだと思わせてくれたのが、小説版シムソンズでした。カーリングが、チームメイトを信じるという「究極のチームワーク」の競技であること、何よりもフェアネスが問われる競技であること、それゆえの厳しさと魅力が丁寧に描かれ、ゆったりと伝わってきます。
 チームのメンバーの一人、尾中美希はいつでも仏頂面で、仲間にも頑なな態度を取り続けます。カーリングの天才少女と将来を嘱望されながら、三年前ある試合で暴れ、出場停止処分を受けた美希が、弱小新設チーム「シムソンズ」で見つけたもの、手に入れたものはなんだったのでしょうか。
「美希にカーリングを返してあげたい」
 伝説のカーラー亜栗じいさんの想いは、和子のものになり、やがて読み手のものになります。仲間っていいな、一生懸命頑張るって素敵なことだな、そんな風な感動が素直に伝わってきます。
 どちらかと言えば軽い文体で文章の量も少なめなので、スルスルと読めてしまいます。個人的には、もう少し密度が欲しいところですが、なかなか掘り出し物の一冊でした。

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/02/27 08:31

数少ない冬の団体競技

投稿者:正美(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 やっとこういう本ができました、というのは私が日本カーリングの黎明期、今から18年前に彼女達の様に88年のカルガリーオリンピックからカーリングにはまり、オリンピックへの正式競技化の運動員として東京や日本協会関係でもちょっと仕事をしていたからです。
 今回のトリノオリンピックでこのシムソンズのメンバーだった二人が、ソルトレークから連続出場しているのはご存じの人も多いと思いますが、話の後半に出てくるホワイトエンジェル(ス)も実在したチームで、両チームは95年のJOCジュニアオリンピックカップ・カーリング大会にも出場しています。この時は私もカーリングから一時的に離れかける頃ですが、当時帯広と北見の某建設会社のチームと名を並べるくらいの強豪になっていた記憶があります。登場人物も誰が誰だか分かってしまう所もあのころカーリングをやっていたからだと思いますが、それは伏せておきます。>笑
 文面はこの話の主人公、和子の主観で書かれているかと思えば次の瞬間「第三者」的に書かれており、主観が行ったり来たりしているのは最近の小説の傾向なのかもしれませんが、私はあまり好きになれません。でも個性の違う少女達が「あこがれ」のスパイスも付けて、いかに一つのチームを築いていったかは、同じ人ばかりでしか固まらない今の若い人たちにもくみ取って欲しいと思います。
 一つ付け加えさせて頂きますと、カーリングの上陸時期ですが、私が調べたものでは戦前に入ってきた「カーリング」は今ではアイス・シュトックと呼ばれ、今の物とは異なります。それでも昭和30年代にはカーリングは日本に上陸していた事を書き加えておきます。
 それにしてもオリンピック−映画−原作と、よくリンクしています。カーリング漫画は以前にもありましたが、やっと小説・映画という段階までやっと来ました。冬季スポーツでの団体競技はただでさえ少なく、スキーやスケートも工夫して団体「種目」を作っています。チームという組織の中でどんな役割を果たすかというのが、こういうスポーツ青春小説のパターンという感じもしますが、カーリングを紹介してくれた事は本当にありがたいと思いますし、自分も「カーリングやってて良かった」と思う一人です。でも常呂町に住んでいる私の友達には、合併前の花道になったと思います。
 この本を読んでカーリングに興味を持ってくれただけでも、私はうれしいです。でもプレーを始めてくれたらもっとうれしいです>笑

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