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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 11件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.12
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/564p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-324640-6

紙の本

悲劇週間

著者 矢作 俊彦 (著)

あのころぼくは20歳だった。詩に情熱を注いでいたぼくは、メキシコに旅立った。そこには、未知なる領域、すなわち恋と詩と革命のめくるめく世界がひろがっていた−。詩人・堀口大學...

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悲劇週間

税込 2,096 19pt

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商品説明

あのころぼくは20歳だった。詩に情熱を注いでいたぼくは、メキシコに旅立った。そこには、未知なる領域、すなわち恋と詩と革命のめくるめく世界がひろがっていた−。詩人・堀口大學の青春を綴る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

矢作 俊彦

略歴
〈矢作俊彦〉1950年神奈川県生まれ。1972年『ミステリマガジン』に短篇小説を発表。以後、テレビ、映画等でも活躍。「あ・じゃ・ぱん」でドゥマゴ文学賞、「ららら科學の子」で三島由紀夫賞を受賞。

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.1

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

大學って筆名じゃなかったのね。

2021/06/07 15:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ボリュームのある本。その父を語り、みずからを語り出す。外交官となった父と赴任地に呼び寄せられる形で、やっと青年期に入る頃に主人公は同居をし始めた。その地は遠いメキシコ。
明治維新を記憶する父の世代。
詩文の世界に惹かれる主人公大學。
しかし父子の対立よりも中米の情勢が物語の起伏となる。
著名な詩人の、知られざる青春の記。

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紙の本

堀口大學のことを学校で教わったとき、彼がメキシコ革命の現場というか、その後のメキシコにいたなんてえ話は一言も出ませんでした。でね、この小説、むしろ堀口大學を出さない方が自然だったかなって

2006/04/09 22:26

11人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

素晴らしい装画はクロード・モネ「日傘の女」です。数年前に西洋美術館のオルセー美術館展で実物を見たんですが、この作品て大きいんです。畳三枚分くらいのサイズじゃないでしょうか。教科書なんかの写真からごく普通の大きさ、具体的に言えば50*70センチくらいの大きさを考えていたんですが、実物を見て腰抜かしましたです、はい。
巻頭のオクタビオ・パスのメキシコ革命に関する短いコメントの後半を引用しておくと
「メキシコ革命に思想などない。それは現実の破裂である。言わば回天と交感であり、眠れる実体を引っかき回すことであり、そうなることを恐れるあまり隠してあったいくつもの凶暴やさまざまな情愛、そして気高さの解放なのだ。」
いやあ、参りますね。一体誰の訳文なんでしょう、それとも矢作の創作?まず「回天と交感」てえのがわかりませんね。しかもです、この小説を読めば分かるんですがメキシコ革命ってえのが何だったか、極めて分かり難い。ただし、その破綻にアメリカが手を貸していた、っていうことがわかる。
で、その現場にいたのが若き堀口大學、っていうのがこの小説のミソなわけです。で、とまあ、「で」が続いてしまうんですが、詩というものを全く理解できない私は、堀口大學の名前くらいは知っているものの、その詩作一つ読んだこともなければ、彼の生涯などというものにも全く興味がなく、「なら読まなくていいか」って思ってたんですね。そこをご理解いただきたいんです。
で、です。話は一気にメキシコに飛ぶわけではありません。まず、明治45年、20歳になった堀口大學が公使としてメキシコに赴任していた父に、呼び寄せられるようになった経緯が語られます。長岡藩の戦争未亡人に女手一つ育てられた父親、この人が凄い。
まず、頭が抜群にいい。14歳で受業生として学びながら、年下の生徒に教える、これは分からないでもありません。でも16歳で乙種試験に合格、正規の教員に採用、18歳で長岡の岡野町の学校の校長、となると想像を超えてしまいます。そしてその職を捨て上京、東大に一番で合格し、外交官となり領事官補として朝鮮に赴任、そこで日本に楯突く王妃を殺す事件に関係までします。
要するに、単に頭がいいだけではなくて身体も強ければ度胸もある、だから女性との艶聞も絶えない、ま、今の日本の東大出の人間には殆どいないであろうというようなタイプの好漢で、そのせいか家庭を顧みる余裕もありません。で、その家をまもるべき母親は三歳の大學と赤ん坊であった妹を残し23歳でなくなってしまう。
父親は海外生活、主人公は日本でのんびり過ごします。だから成績も悪い。東大なんてとても無理、慶応にだって裏口入学に近い形で入ってしまう。で、父親に内緒で詩人になろうとして与謝野晶子のところに出入りし、晶子先生に恋してしまう。ま軟弱なお坊ちゃんの典型です。
で、それを見かねた父親がメキシコに息子を呼び寄せるわけです。父親の職業柄、出入りするのは彼の地の上流階級が主で、武官から乗馬の手ほどきを受けたり、先生から言葉をならったり、メキシコ革命の立役者であるマデロ大統領、その実弟で上院議員のグスタヴォ、姪のフエセラ・ポラドーラ、あるいは有名なパンチョ・ビリャ、サパタといった面々。
読後感なんですが、堀口の日記も、彼についての評論も読んだことのない私には「リアリティー、ねぇー」って言う感じなんです。まず日本人の有名な詩人が、他国の革命の最中にいる、っていうのが造り物めいちゃう。ましてメキシコ大統領の姪と恋仲になっちゃう、なんて読まされると、そんなの学校で教わってないぞ、って。
これって、堀口大學の名前を使わなくたって出来たじゃない、むしろ有名人を使わないほうが逆にリアリティあったんじゃない、なんて思うんですね。

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紙の本

メキシコの動乱、異国の娘との恋、そして父子の静かな葛藤。読みどころ満載の長編小説

2006/02/04 20:53

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

後の仏文学者・堀口大學は明治45年二十歳の時、公使として赴任している父を頼ってメキシコへと渡る。前政権が倒れ、マデロ新大統領のもと法治国家を目指すメキシコだが、やがてその政権をも打倒せんとする勢力が台頭し始め…。

 この600頁近い物語の中で若き大學は、照りつける太陽の国メキシコの動乱の渦中でその多感な時期を過ごすことになります。
 アメリカはその地政学的見地からメキシコの時の政権を意のままに操ろうとします。アメリカの言動に、大學は若さゆえの義侠心をたぎらせます。
 その一方、熱き内戦という時代背景を持ちながら、マデロ大統領の姪フエセラと大學との恋は奥ゆかしいものです。思いのたけをわき目もふらずにぶつけるという類いのものではありません。が、だからこそ二人の心の奥底で確かな輝きを放つその恋情は、読者の心を強く打ちます。

 しかしなんといってもこの小説の一番の勘所は、若き大學と、彼を静かに見守る父との関係です。父は明治期の日本が諸外国と伍していくために欠くことのできない外交という大変複雑怪奇な世界に生きる男です。彼は朝鮮半島の閔妃(ミンビ)暗殺にもかかわり、そして今またメキシコの内戦でアメリカなど列強を相手に難しい選択を迫られます。父は言います。「西洋世界は嘘でつくられている。マデロはそれを真実で統治しようとした」。

 かたや大學は正義を全うしない世界を忌み嫌います。若さゆえの純粋さと青さ。そんな息子に父は言い放つのです。「外交で正義をなそうなどとは思い上がりだ」と。

 この小説の中で父は決して日和見主義の変節漢として描かれているわけではありません。幼年期にある日本を国際社会へと引き出すための尖兵として、懸命に苦渋の決断をしていく外交官。その気概が確かに彼にはあるのです。

 完全に分かり合うことは決して叶わないこの父子の姿が大変印象深い物語です。

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2007/02/22 23:29

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2008/02/20 02:35

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2009/07/17 22:32

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2010/05/17 03:39

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2011/11/19 22:57

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2013/03/08 09:57

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2014/08/12 14:30

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2019/03/18 10:06

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