竜宮歳事記 どんとの愛した沖縄 (角川文庫)
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- 税込価格:700円(20pt)
- 発行年月:2006.1
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商品説明- 「竜宮歳事記 どんとの愛した沖縄」
「沖縄は竜宮城だよ」どんとは、よくそう言っていた。九五年に私たちは東京を離れ、沖縄にやってきた。それは物理的には単なる引っ越しだけれども、私たちにとって“東京”が象徴する世界から抜け出す、次元のシフトでもあった。沖縄に来た誰もが口にするように、ここでは違う時間が流れている。—どんとは沖縄で何を見て、何を感じていたのか。どんとの魂の軌跡をたどるスピリチュアル・エッセイ集。町田康氏との語り下ろし対談も収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
関連キーワード- 「竜宮歳事記 どんとの愛した沖縄」
ユーザーレビュー- 「竜宮歳事記 どんとの愛した沖縄」
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/08/20 14:33
海の向こうの。アイスクリームはいかが?
投稿者:Living Yellow(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生の頃だったろうか。とある夕方、NHK主催の新人ミュージシャンオーディション番組で、忌野清志郎氏と見まごうかのような。派手な衣装でステージを我が物顔に歩き回っていたローザ・ルクセンブルグ、どんと氏をはじめて目にしたのは。
高校生の頃だ。卒業を控えて、とあるライブスペースで彼らをはじめて生で見たのは。
とある大学の学園祭だ。ゼルダのライブ中に突然どんと氏が乱入してきたのは。
数年前、夏の図書館。大槻ケンヂ氏の連載エッセイで彼の死を認識した。
数ヶ月前、この本を近所の本屋で手にとった。
おそらくは、どんと氏、生前の活字化された文章としては最後期にあたるであろう、「どんとの沖縄宣言」(95年6月)で始まる。そして2000年1月の彼の死に至る5年間に執筆された、ゼルダの元ベーシストであり、彼の妻、小嶋さちほ氏による連載エッセイ「竜宮さいじき」、ライブ・バー、沖縄そば屋、ビーチスポットに至る、美しいカラーページに丁寧な案内と。どんと氏の愛した各スポットにまつわるエピソードも綴られた、これから「バカボンの島」に向かう方必携の「どんとツアー」。
そして「町田町蔵と人民オリンピック」などの時代からのバンド仲間でもある作家・ミュージシャン町田康氏と小嶋さちほ氏の対談など、盛りだくさんな内容である。
妖気と陽気に満ちた「民謡酒場」、NHKそっちのけの「沖縄」の「紅白歌合戦」、かき氷ののった「ぜんざい」など、一読、楽しい驚きに満ちた「竜宮さいじき」は、居ながらにして、彼の地の熱気を感じさせてくれる。
「どんとツアー」のカラーページをめくれば、「何とかして、行ってみてえ!」(食いたい。聞きたい)という気分がかき立てられる。
町田氏と小嶋氏が静かにどんと氏を語る対談には。ふと江戸アケミ氏(「暗黒大陸じゃがたら」)をはじめ。夭折した「彼・彼女」達の面影を想起させられた。
「何はともあれおれはこれから独りで一匹狼ならぬ一匹象としての~んびり生きて好きなことをやるよ。」(「どんとの沖縄宣言」,本書p.11より)







