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仕事を一日頑張ったら自分へのご褒美に本を一冊買ってあげることにしています。2/16はこれ。書店で見かけて気になっていました。内容はヘビーですが、主人公アシュラがとても可愛らしく描かれていることが気になります。言動は怖ろしいのに。ジョージ秋山さんの本を読むのは初めてなのですが、はまってしまいそうです。明日下巻を買います。頑張って仕事をしたらね。
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何度も「生まれてこなければよかった」と5歳にも満たない子が叫ぶシーンは今でも鮮明に思い出せる。不買運動まで巻き起こした問題作ですが素直に感動できました。
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衝撃作の名に恥じぬ作品です。
極限の飢餓に追い詰められれば、人間の理性などたちどころに吹き飛んでしまうのでしょうね。
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発禁本だったアシュラが復刊!もう無理かと思われていただけにとても嬉しいです。飢えに苦しむはるか昔の日本が舞台で、人肉を食いながら懸命に生きていくアシュラ。最後がなんとなくスッキリしないのがおしかったなぁ。
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とてもひどいマンガです。人が死にまくります。しかし、その描写によって伝えたいメッセージが汲み取れます。
「虐殺」「人肉食」などマンガにしかできない設定で、いつの時代も変化しない人間の倫理感を伝える作者は鬼才だと思います。ワールドイズマインに近いものを感じました。
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これはすごい
一回読んだだけじゃ消化しきれないけど、なんか凄まじい何かを突きつけられているのかも知らない
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何かを描く資格、というようなものはない。しかしそれが分かっていても、『アシュラ』を描いたジョージ秋山には、やはり「涙」を描く資格があったのだと思う。アシュラを初め登場人物たちが流す涙には、人間の生の、なにか言い切れない部分が溶かされている。泣いている目の絵からしか伝達されないそれを、なぜか多くの読み手が確かに受け取ることができる。そして受け取れるということ、それ自体がとても素晴らしいことのように思う。
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良い話だ。
「何のために生きるのか」とかいう薄っぺらい問いが通用しなくなるくらいの妙な生々しさに満ちている。
母親に食われかけた主人公は、やがて食べるために人を襲うようになっていく。さすがに生命力が強すぎるような気もするが、それを突っ込むのは無粋というものか。
アシュラは人間にとっての禁忌であるところの人食をはじめとして、多くの常識や掟を越えて行く。だから、むしろ浮き彫りになるのはその他大勢の人々の常識であり掟だったりする。いっそ道徳の教科書にでも使えば良いのにな。
ところで、舞台は平安時代っぽいのに、登場人物が「労働条件」とかいうフレーズを用いていたのが笑えました。なんつうか、書かれた時代の影響なんだろうなぁと思うこと頻り。
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木原音瀬の『WELL』を読んだ時、生き延びる事で世界が好転する可能性があるのなら、人肉を食べてでも自分が生き延びる価値はあると感じた。また、一緒に生き延びたいと思う人間がいるのならなおさらタブーを犯す理由があるな、と。
コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』を読んだ時、人肉食いでしか命を繋げられない様な極限の世界に居ながら息子を生かす為に人肉を食べずに頑なに生きようとした父親、彼はきっと、この崩壊した世界で人類が生き延びるのは難しいと考え、それならば人肉を食べずに出来得る限り生きて、獣ではなく人間の心のままで死ぬことを選んでいたのだと思う。人間の理性を残したままで出来得る限りの命の限界まで。
自分がもしそう言う世界に放り出されたらどうするだろう、と言う事をずっと考えていて、もし家族なりなんなり、自分が生き延びる事で誰かを生かす事が出来る間は食べれるものはなんでも食べるかもしれないと思った。誰も居なくなった時には、生きたまま殺されて食われるのは嫌なので、もう何もなくなったと思った瞬間に、自分の命は手放すだろうな、と言う気がする。人の肉を食べてまで生き延びたいと思うのは、とても難しいだろうな、と。
人を食うと言う極限の選択に対して、どう言う答えがあるのだろう、と思ってずっと読みたかった作品。
アシュラは、生まれた瞬間に感じた飢えに動物の本能で反応しただけで、罪悪感などあろう筈もない。彼は生まれた時から誰の為にも生きていないので、人間性など皆無持ち合わせられる筈がない。飢えに苦しんだ事のない人間が理屈で考えるような範疇ではなく、アシュラは生きたいと言う本能だけで生きている。そこには逆に善も悪もない。善悪は人間の世界の中の観念なんだなぁ…
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[漫画] アシュラ:「人間らしさとは何か」を問う傑作
http://orecen.com/manga/ashura/
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当時はカニバリズム描写が原因で発禁・不買運動まで起こったそうだが、この作品のテーマはまた別のところにあると思うのだ。
生きるか死ぬかの瀬戸際で人はいつまで倫理観を保っていられるのか、そこをまざまざと見せつけてくる漫画だ。
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画力がすごい。愛などなにも知らぬ、なにをしてあげても甲斐がない野生児かと思ったが、母性には執着するんだなぁ。
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どういう漫画なんだこれは。人を食う、母親を食う、母親が子供を食う……なんかもう全然想像もつかないしリアリティがない。でも実際にそういう時代があったのだと考えるとゾッとする
今の時代じゃこういう作品は生まれないんだろうなぁ
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1970ー1971週刊少年マガジン掲載、同時期、週刊少年サンデーに連載された代表作『銭ゲバ』のアナザー・ストーリー、根源ともいえる鬼才・ジョージ秋山による衝撃作。
「人はなぜ生きるか」という極限下での思考実験。
歴史というフィルターを通して、あり得たかもしれない境遇の主人公を登場させ、徹底的に非・人道的な性質を与える。地獄絵図を見せながら、読み手に人生の選択を迫る。ジョージ秋山の真骨頂であり、高度経済成長〜一億総中流の意識が形成される時代にあって、こうした問題作を投げかけてきた意義は計り知れない。
まれに発見されて話題になるが、“動物として育った人間”が、ことばを獲得し、人間という自覚を得ることは現実的にはとても難しい。
主人公アシュラは、望まれずに産み落とされ、母親に焼き食われかけたこと、殺さなければ殺される文字通りの弱肉強食の荒野を生きぬくなかで、敵も味方もない、自らを“ひとでなし”“獣”であるとした。
しかしアシュラを不憫に思い、保護しようとする若狭に出会い、思いがけず人間としての自覚が生じてしまう。
自分が受けた愛情・温情、若狭には見捨てられたくないという気持ちの萌芽。
「おれたちはみんな同じだ」「なんだかおもしれえやつだ」と慕ってくれる仲間たちとの出会い。
生みの親と再会し、「うまれてこないほうがよかったギャア」と咆哮する姿。
「お前の中にある獣と戦え」と諭し、自分の左腕を賭してアシュラを人の道へと導く僧。
しかしアシュラは、人らしく生きることを是としない。
飢えて理性を欠いた若狭に対して、“人肉”を与える。最期にアシュラを抱きしめようとする母親を打ちのめす。
物語は、2人の“母殺し”に行きつくのである。
人はどれほど心があっても、獣なのだろうか。
自我のはたらきで言えば、「父殺し」が権威や伝統、慣習の超克であることに対して、「母殺し」は無条件の愛を注いでくれる一方で、自我を束縛し、食い殺そうともする存在(グレート・マザー)を乗り越える通過儀礼である。
伝統や文化に囚われない、しかし人間としての愛に目覚めてしまったアシュラが必要としたのは“母殺し”であったのだ。
アシュラは生まれてこなければよかった。
しかし生まれてきてしまった。
そしてたくさんの人に出会ってしまった。
生まれてきたら生きていかなきゃならない。
生きることは苦しいこと。苦しみを引き受けることが生きることなのだ。
アシュラは、“怒り”や“憎しみ”、“復讐”といった発念に基づいた異常なほどの生への執着で描かれており、そこには生きることを自明なことし、絶望や死への欲動を微塵も感じさせない。アシュラが死や絶望に意識が至らなかった、といわれればそれまでだが、この点は非常に理解しがたい側面でもある。
当時、本作は有害図書指定から社会問題化し、(自身のパフォーマンスも��って)一躍センセーションとなってしまった作者は1971年に数多くの連載を終了し一時引退することになる(作者の意思なのか外圧によるものかは不明)(けど3ヶ月で復帰てw)。
その為、物語終盤はかなり駆け足になるのだが、その〆かたひとつ取っても、銭ゲバ・蒲郡風太郎と照らし合わせると不明瞭で考えさせられるエンディングになっており、その結末は81年週刊少年ジャンプにまで持ち越されることになる。
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数匹の鯉が一匹の鯉を襲っている光景を目撃したことがある 生命の憐れみ 人肉を食べたのは正当な自己防衛だと…その人はなんともやりきれない下品な目をしていた つわり 半狂乱の女 最早動物的本能なのだ… 神秘 生まれてこない方が良かったのに 極楽と地獄 華やかな公家の暮らしに比べて巷には餓死者が群れを成している始末じゃ 頼れる感じ 日照り 蛆だ 南無阿弥陀仏 不憫な奴 やはりお前も人の子か 自分を守る為に殺す…お前に身に付いた業か 干柿 散所とは荘園と違い誰もここから年貢を取り立てようとはしない …つまり世間から見捨てられた土地を意味する…謂わば番外地である 自分の悪を 人間らしく…みんな人間らしく生きられねえのかってな 乞食法師 散所大夫 地頭なんかに教えやがってよ 全身打撲の上に手足が折れているようじゃ 若狭 彦次郎 七郎さん 恋 愛する 奴も人の親か