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暮らし実用&児童書絵本ポイント3倍(エントリー)(0520-29)

終末のフール

  • 発行年月:2006.3
  • 出版社:集英社
  • サイズ:20cm/301p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-774803-1

  • 国内送料無料

終末のフール

伊坂 幸太郎 (著)

紙書籍

1,512 ポイント:14pt

発送可能日: 1~3日

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商品説明

「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。秩序崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は…。表題作のほか、「太陽のシール」「籠城のビール」など全...続きを読む

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商品説明

「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。秩序崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は…。表題作のほか、「太陽のシール」「籠城のビール」など全8編を収めた連作短編集。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

終末のフール 9-41
太陽のシール 43-76
籠城のビール 77-111

著者紹介

伊坂 幸太郎

略歴
〈伊坂幸太郎〉1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞、「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。

ユーザーレビュー

全体の評価 3.9
3.9
評価内訳 全て(715件)
★★★★★(165件)
★★★★☆(285件)
★★★☆☆(207件)
★★☆☆☆(22件)
★☆☆☆☆(5件)

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“いさかこうたろう”が奏でるおとなたちのための童話。

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/05/23 02:48

評価5 投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は今までの伊坂さんの作風を継承しつつも、新しいスタイルというか方向性をも取り入れた新境地開拓の作品と言えそうだ。
簡単に言えば、少しの群像劇と大きな心の葛藤を描いたメッセージ色の強い作品。
『死神の精度』よりも本作の方がずっとメッセージ色が強い。
『死神の精度』では特異な能力を持つ主人公が登場したが、本作においては各編ごとに主人公が移り変わりなおかつごく普通の人間が描かれている。
だから、前者は単なるSFエンターテイメント作品の域を超えず、逆に本作は少なからず身につまされる作品である。
展開のスピード感や会話の軽妙洒脱さに関しては他作より劣るが、読んだ誰もがひとごとではないと感じる筆さばきは見事のひとこと。
8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡するアナウンスされた2×××年。
それから5年、ようやく大きな暴動も収まりつつある小康状態の仙台市北部の団地が舞台。
伊坂氏は、本当に仙台の街が好きなのであろう。
伊坂氏の強みはたとえば暴動が起きている最中のパニック小説も書けるであろうし、本作のように小休止状態で少し考える余地が出てきた人間を描くことも可能。
過去の伊坂作品と比べると、作品の醸し出すテイストはどんよりと重い。
絶望的な状況のもとで葛藤する登場人物たち。
どの短編も1編1編読ませてくれる。
すなわちどの主人公にも感情移入できるのである。
とりわけ印象的だったのは「太陽のシール」と「鋼鉄のウール」。
前者は世界があと3年で終わろうとしている矢先に、今まで不妊で悩んでいた夫婦に生命が宿る。
生まれてきても3年しか生きられない子どもを産んで幸せなものかどうかと悩む夫婦の葛藤ももちろん素晴らしいんだけど、高校時代の友人・土屋の話にはホロッとさせられます。
後者はキックボクシングの武田幸三選手をモデルとした話なんだけど、苗場の生き方がとっても魅力的なんだ。
あと3年で世界の終わりを告げられても動じることなく、いつものようにボクシングのトレーニングに明け暮れる毎日。
苗場の次の言葉が伊坂氏の本作のメッセージを代弁している。
『明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?』『できることをやるしかないですから』(本文より引用)
もちろん連作短編集として、いや、長編小説としても上手く話が収束する。
あたりまえのことであるが、私たちの住む世の中は平和である。
ちいさな悩みなんかにとらわれずに、一生懸命生きて欲しいという作者の強い訴えを感じずにはいられない。
最近の伊坂作品は読者に呼びかけしているような気がする。
若干の作風の変化を感じずにいられない。
ただ、本作を読み終えて『陽気な②』のような完全にエンターテイメント作品も必要なような気がした。
伊坂氏の呼びかけに呼応するために、私たちは童心へと帰らなければならない。
童心に帰って読めば読むほど、明日からの生活の大きな糧をより多く得ることとなるはずである。
青春を熱く描いた『砂漠』、人生の意義を巧みに描いた本作『終末のフール』で伊坂氏のひとつの到達点を目の当たりにした。
読者は人生の意義をもういちど考え直すことを余儀なくさせられる。『砂漠』と本作を両方読むことによって、伊坂流の生き方が伝授されそうな気がする。
単なるエンターテイメント小説の旗手から後世に名を残す作家へと、今まさにホップの段階が終わりステップ→ジャンプの段階に突入したと考えてよさそうだ。
これからも読者いや国民の心に根ざす作品を上梓し続けて欲しいなと思う。
伊坂氏なら使命をまっとうできるはずだ。
なぜなら『できることをやるしかないですから』・・・
そういう言葉がきっと返ってくるはずだ。
私は、作中のキックボクサーのモデルは伊坂さんじゃないかなと思っている読者も多いのであろうと確信している。

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伊坂版アルマゲドン

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/04/26 23:47

評価5 投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 舞台は近未来の日本。8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡すると発表されてから5年が経った。その間に世の中は乱れに乱れた。
 “伊坂版アルマゲドン”は殺人、放火、強盗が横行し、人間の本性があらわになった阿鼻叫喚の世界を描くのではなく、ひとしきり暴動が済んだ後の一時的な小康状態の中の市民の姿を描いている。
 著者とは同年代だが、読みながら年寄りみたいな人だな、と思った。もちろん良い意味で、だ。若者に人生を示唆する役割を担った人としての。
「こんなご時世大事なのは…常識とか法律はなくて…いかに愉快に生きるかだ」
「あなたの今の行き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」
「死ぬより怖いことはたくさんある」
 『死神の精度』を読んだときにも思ったことだが、こういったセリフに出会うと、「死」というフィルターを通して、いかに生きるべきかを著者が必死に示しているかのように思えてくる。
 本書の主人公たちはそれぞれ事情を抱えながらも、前向きな姿勢で日々生きている。3年後にはみんな消滅する悲劇的な状況の中で日常生活を送る彼らの姿に学ぶところも多いし、彼らは助かるのではないか、という一縷の望みを捨てずにはいられないのだ。

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幸福とは?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/08/31 21:29

評価5 投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る

もしも、終末が訪れるとしたら?
 「幸福とは?」ということを問われている。
(「どういうふうに終末になるのか?」というのはテーマではないので書かれていない)
 生き方を思わず考えさせられる物語。

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まるで、呼吸のような物語。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/04/09 20:06

評価5 投稿者:笹岡さら - この投稿者のレビュー一覧を見る

毎回毎回、突飛な設定で私たちを楽しませてくれる伊坂幸太郎さん。今回の設定も、3年後に、隕石落下によって滅亡してしまうかもしれない地球が舞台。隕石落下、そして人類の終焉という情報によって、殺人、強盗、なんでもござれな最悪の時代をくぐり抜けた、小康状態な状況設定が、登場人物たちの心情を、より一層、ひきたたせているように思う。最悪でもなく、かといって、勿論最高でもない。不穏で、不安で、窮屈で、けれど、とても静かな時間が、そこには流れている。
3年後に「死」が、或いは「滅亡」がまちうけているとは言っても、人間、死なない限りは生きて行かなくてはならない。生きていたくなければ死ぬしかないし、死にたくなければ生きていくしかない。生きているしか、ないのだ。そして、その呼吸は、止まらない限りは、続いていく。そんな当たり前の、至極当然な人間の、人生の営み、時間の流れが、登場人物たちの呼吸とともに、文章から伝わってくる。まるで、呼吸そのもののような短編集。
個人的には、とある登場人物の「できることをやるしかないですから」という言葉が、この物語を象徴しているように思う。3年後であろうと、明日であろうと、1秒後であろうと生きている人間は、必ず、死ぬ。死ぬとわかっていながらも、喜び、笑い、傷つき、苦しみ、悩み、あらゆる事を体感していく。呼吸を、していく。呼吸を、している。それこそが、生きている人間の「できること」なのだ。
伊坂史上、最も静かで、最も深い物語だと、私は思う。

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内容紹介&出版社コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/02/17 14:25

評価5 投稿者:集英社 - この投稿者のレビュー一覧を見る

2***年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されてから5年が経った。恐怖心が巻き起こす、殺人、放火、強盗・・・。社会に秩序がなくなり、世界中が大混乱に陥る中での、仙台市北部の団地に住む人々の葛藤を描く。自分の言動が原因で息子が自殺したと思い込む父親(「終末のフール」)、長らく子宝に恵まれなかった夫婦に子供ができ、3年の命と知りながら産むべきか悩む夫(「太陽のシール」)、妹を死に追いやった男を殺しに行く兄弟(「籠城のビール」)、世紀末となっても黙々と練習を続けるボクサー(「鋼鉄のウール」)、落ちてくる小惑星を望遠鏡で間近に見られると興奮する天体オタク(「天体のヨール」)、来るべき大洪水に備えて櫓を作る老大工(「深海のポール」)など8話で構成される短編小説集。
*****
<編集者コメント>
もしも、地球滅亡まであと3年だとしたら・・・。あなたは残りの日々をどう過ごしますか? 全人類が滅びるその瞬間、あなたは誰といますか? 「終末のフール」は、そんな厳しい問いかけを投げかける連作小説集。息子を死に追いやったと思い込む父、子供を授かった夫婦の苦悩、擬似家族と過ごす元舞台女優、黙々と練習を続けるボクサー・・・。親子、兄弟、夫婦、友人など、伊坂さんのこれまでの作品にも取り上げられた人間関係のエッセンスが、一遍一遍に凝縮されています。愛する人を亡くしても、世界の終わりが近くても、それでも人は必死に今を生きていく・・・・普通の人々の悲喜こもごもが時に哀しく時に滑稽に描かれます。
担当編集は、伊坂さんから原稿をいただくと、他の仕事を放って(笑)静かな喫茶店に直行し、むさぼるように読みました。そしていつも満足のため息をつきながら、コーヒーを飲む・・・という編集者冥利につきる時間を過ごしたものです。ある時は、思わず涙腺がゆるみ困惑したこともありました。登場人物と性別や年代や状況は違っても、それぞれのどこかに自分を重ねる思いになる・・・つまり、今の自分を照らし出す小説なのです。8話、全部いいです! 伊坂さんも「一作一作書いていくたびに、達成感があった」とおっしゃる極上の作品群。自信を持ってお奨めいたします!

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才人伊坂でも外すときは、ハズス。読者としても素直に認めましょう。なにより、今の世の中、誰もが政府発表を信じるなんていうのが、嘘っぽくて、ねえ・・・

10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/05/14 09:43

評価3 投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんていいますか、色合いだけを見て勝手に「これは船の写真である」と思い込んでしまった立体制作は引地 渉、(ちなみに、本を開いた扉に載っているオブジェは可愛らしくてとっても好きです)、その撮影は高橋和海、ブックデザインは、おなじみ、鈴木成一デザイン室。
で、まず目次をみてください。
終末のフール
太陽のシール
篭城のビール
冬眠のガール
鋼鉄のウール
天体のヨール
演劇のオール
深海のポール
美しいですね。漢字二文字とカタカナ三文字が「の」を挟んで綺麗に並んでします。ま、ここで選ばれた漢字二文字が美しいか、っていうと、こう並べてみると左程ではないんですが、全体としてみると心地よい。タイトルに凝るなら、これくらいはしなくちゃ駄目でしょ、はい。で、目次に従って各編の簡単な紹介。
弟の死以来家に寄り付こうとしてこなかった娘との再会に、その死のもととなる言動を繰り返した傲慢な父親の「終末のフール」、終末を間近に控え、念願の妊娠を迎えた夫婦。煮え切らない夫の「太陽のシール」、無責任なマスコミ関係者は、終末を迎えて仙台に隠棲、そんな元アナウンサーのもとに現れたのは「篭城のビール」。
父親の蔵書を読み終わった娘は、終末の前に恋人が欲しいと思いついて「冬眠のガール」、地球が滅びようと自分のやるべきことはひとつ、そう決めた男の美しさ「鋼鉄のウール」、妻が死のうが従業員が悩もうが、そんなことには頓着しない傲慢の男が久しぶりに会った天体オタク「天体のヨール」。
孫を亡くした祖母、母とタマの帰りを待ち続ける兄妹、姉のいない妹、恋人のいない彼氏たちのために演技を続ける女性の「演劇のオール」、大洪水が襲ってきた時、自分は最後までその瞬間を見届けたい、と思う父親の熱意「深海のポール」、そして「鋼鉄のウール」誕生の背景を語る謝辞(目次には記載、ありません)。
Today is the first day of the rest of your life. 今日という日は残された日々の最初の一日。 by Charles Dederich

物語の背景にあるのは、「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて世界中が大混乱に陥って5年後、なぜかみ秩序状態も一時的な小康状態を保ち始めている、ということです。舞台は日本、いや具体的に言えば、仙台市北部の団地で、あっさり読むと全編の人間関係はなさそうですが、途中で???となります。
そして思い出せば、あ、この人はあのお話の、と肯きます。ただし、それ以上か?といわれれば、なかなか、ですね。ま、テーマがテーマですから、今までも似た設定の話はあるんですが、まず、今の時代、正確になったとはいえ天気予報だって外れます。科学的だなんていっても、所詮、学術、理論なわけで現実が科学を超えることもあれば、科学自身の限界、もっといえばデータの捏造だってある。
そういうことはもう、私たちにとって常識なわけです。ですから、今から八年後に地球が滅びる、惑星と衝突する、なんていわれて誰もがそれを鵜呑みにするということが完全なフィクション、というかアリエネー設定です。だから、殆どの話が地に足がついていない、まさに宇宙遊泳状態なわけです。おなじ虚言でもノストラダムスのほうがまだマシですよね、愛らしい。
ともかく、全く説得力のない「世界中の人々が同様の行動をする」その部分を無視できれば、お話は純粋に楽しむことが出来ます。たとえば全員集合が、どこかユーモラスな「演劇のオール」、あるいはその映像化された姿が美しく想像される「深海のポール」などは、連作として読まずにこの一編だけで読んだほうが、いい、そういう気がします。

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評価4 投稿元:ブクログ

2006/05/07 14:33

ここ最近の2作よりは、好みだ(笑)
連作短篇のが好きなのかなぁ(苦笑)(ベストは「死神の精度」)
死を世界一同平等に宣告されて、じゃ自分はどうするかなぁとか思ったら、限りなく二ノ宮に近い気がして苦笑した。

評価4 投稿元:ブクログ

2007/08/17 17:09

いい小説だ。小惑星の衝突により世界があと8年で終わることになった地球の残り3年くらいを色々な人の立場で。 あと1週間とか短いと集中してあれやろう!ってなるような気がするけど、8年。長いようで短いようで。 私は何をしようかな。

評価4 投稿元:ブクログ

2006/07/21 10:23

3年後、小惑星が地球に激突し、人類が滅びる、という設定。周囲の状況はわからないが、自分はどのような心境になるのだろう。人とは何か、生きるとは何か、など考えるきっかけを与えてくれた。

評価0 投稿元:ブクログ

2010/07/20 14:08

(収録作品)終末のフール/太陽のシール/籠城のビール/冬眠のガール/鋼鉄のウール/天体のヨール/演劇のオール/深海のポール

評価4 投稿元:ブクログ

2007/04/09 20:20

小惑星が地球に激突、といっても人類のためにロケットで惑星に向かい爆弾を仕掛けて軌道修正しようという話ではない。大混乱のあとの小休止。死ぬと言うことが分かっているのに、ちょっととぼけた感じ。自分だったらどうするだろうと考えてしまった。

評価3 投稿元:ブクログ

2006/05/08 16:44

8年後に小惑星が衝突して地球が滅びると発表されてから5年。一時の混乱や治安の悪化は落ち着き、人々の生活は束の間の安定期に入っていた、という設定の8つの短編集。今回はあっと驚くような仕掛けはなく、淡々と終末に生きる人々の様子が描かれる。「鋼鉄のウール」が一番好き。キックボクサーの苗場選手が最高にかっこよかった。「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか」「俺は、こんな俺を許すのか」とか、肉体を鍛え上げる男ならではの説得力のあるセリフにしびれた〜。他には「冬眠のガール」「太陽のシール」がほのぼのしててよかった。

評価4 投稿元:ブクログ

2006/12/16 19:33

やっぱり、人って、
それぞれ、それぞれの思いを抱えて生きていくし、死ぬ時もまた然りなんでしょうね。

評価3 投稿元:ブクログ

2008/10/24 17:22

「あのな、恐る恐る人生の山を登ってきて、つらいし怖いし、疲れたから、
もと来た道をそろそろ帰ろうかな、なんてことは無理なんだよ」
父は口角泡を飛ばした。「登るしかねえだろうが」

評価5 投稿元:ブクログ

2006/04/06 21:18

8年後に小惑星が地球にぶつかると言う。それはすごいパニックになるでしょう。惑星は直径20kmくらいの大きさだけど、地球の生命を破壊するには充分な大きさなのでしょう。

この物語は、それから5年後。あと3年で人類滅亡となる日々をおくる8個のエピソードです。登場する人物は、「どうせ死ぬのだから」と略奪を行うような人物ではなく、どうせ死ぬのなら残りの日々を静かに平和に暮らしたいって言うような人物です。

世の中は、8年前は確かにパニックで略奪や殺人が多かったみたいだけど、そんなことをしていても何も変らないときがつき始めた時期と言うのもあるみたいだし、何よりも警察の治安強化が機能していると言う時代になったみたいです。しかし、どうして人類滅亡が近づいているのに警察は機能しているのか??そこは読み始めて、すぐに疑問だったのだけど、その理由もおいおい紹介されています。

伊坂さんの作品らしく、8個のエピソードの主人公は全てがつながっています。それはそれで結構こじんまりした世界で楽しいものでした。直接は関係ないけど「砂漠」で登場したキックボクシングの話がここでも生かされていました。伊坂さんの作品は奇抜な作品が多かったけど、最近、こうした穏やかな作品も多くなった感じです。

自分が世界滅亡まであと8年と知ったらどうするだろう。8年分を生きていくに充分な蓄えのある人は、もう働かなくて自分の好きなことをするのでしょうね。そうならないだろうからやっぱりいつものように働くのかな(^^;。ささやかな幸せはどこかで持っていたいものです。

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