- 出版社:水声社
- サイズ:22cm/231p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89176-580-1
ソシュールのアナグラム 語の下に潜む語 (叢書記号学的実践)
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- 税込価格:2,625円(75pt)
- 発行年月:2006.3
- 発送可能日:24時間
- 本
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商品説明- 「ソシュールのアナグラム 語の下に潜む語」
近代言語学=構造言語学の祖として知られるソシュールが、「テーマ−語」を取り囲み反復する無数の響きを追って深みへと向かう足どりを、碩学スタロバンスキーが、その透徹した読解によって検証する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「ソシュールのアナグラム 語の下に潜む語」
ジャン・スタロバンスキー
- 略歴
- 〈ジャン・スタロバンスキー〉1920年スイス・ジュネーヴ生まれ。ジュネーヴ大学名誉教授。テーマ批評を標榜するジュネーヴ学派を主導し、フランスの「新批評」の一翼を担った。著書に「絵画を見るディドロ」など。
関連キーワード- 「ソシュールのアナグラム 語の下に潜む語」
ユーザーレビュー- 「ソシュールのアナグラム 語の下に潜む語」
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/05/28 07:09
「ソシュールのアナグラム研究ノート」を載せて、適度な注釈を加えた大変な良書。
投稿者:反形而上学者(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ソシュールのアナグラムについての書籍が待望の翻訳となった。
以前からこの著書は有名で、ソシュールが残したアナグラム研究についてのノートを忠実に掲載し、スタロバンスキーが最小限の解説を加えていくという理想的な「ソシュールのアナグラム研究遺稿集」となっている。現在世界でもソシュールのアナグラムに絞ってこうした忠実な本にしているのは、本書くらいなのだが、その存在は様々なところで語られ続けながらも、中々邦訳されなかったが、それが実現したわけだ。
本書は読者に様々なことを考えさせる本であるが、存命中から天才と言われていたソシュールのアナグラムに対する何とも言えない戸惑いが、至る所に見え隠れしていて、この問題がソシュールを大いに苦しめていたことをうかがわせる。
ソシュールは「一般言語学講義」を行なった後に、このアナグラムの問題にぶち当たったために『講義』の出版を挫折した、と思っている人が少なからずいるが、それは間違いで、1906年5月~1909年4月まで研究されていて、この最後の時期はソシュールの「講義」の「第2回」が行なわれた年であった。つまり、「講義」の前から始められて、「講義」のちょうど真中で中断したものだったのである。講義の第3回が終了するのは1911年であるから、2年の差で「講義」の終了の方が遅いのである。
それはともかく、本書は想像以上に面白く、読みやすい。そして、第二のソシュールとまで言われた程に、フランス現代思想にも大きな影響を与えたのがこのアナグラム研究であった。
臆せずに、興味のある人はぜひ本書を読んでみて欲しい・・・。







