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紙の本
母性の喪失と再生 事例にみる「母」としての愛と葛藤
著者 東山 弘子 (著)
混乱する日本人の母性イメージと女性のアイデンティティ。「母性」についてのこれまでの先行理論や、現代社会の現状等を紹介しつつ、ベテラン臨床家がセラピストのまなざしで「母性と...
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商品説明
混乱する日本人の母性イメージと女性のアイデンティティ。「母性」についてのこれまでの先行理論や、現代社会の現状等を紹介しつつ、ベテラン臨床家がセラピストのまなざしで「母性とは何か」を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
東山 弘子
- 略歴
- 〈東山弘子〉京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。佛教大学教授、京都大学博士(教育学)、臨床心理士。著書に「子育て」など。
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紙の本
母性が喪失し、再生していくさまは、本当にみごと
2007/06/26 11:27
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:母と娘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書では、母性についての学問的考察、臨床心理学における考え方などもしっかりとなされていますが、何よりすごいのは、著者がかかわってきた事例であると思います。家庭内暴力の娘との交流が母親の母性の開発につながった事例、息子の反抗によって母性過剰に気づかされた事例、母性の再生によって家族が再生した事例、母性を喪失した母親の母性が再生される事例など、さまざまな女性の事例が示され、面接が重ねられ、本人や家族の変容というダイナミズムのなかで、母性が、ときに喪失し、しかし、その後しっかりと再生していくさまは、本当にみごとです。これらの事例が示しているのは、母性の危機と言われる現代にあっても、母性は必ず生きており、たとえ母性が傷ついても、再生していく可能性が必ずあるということではないでしょうか。