- 出版社:新潮社
- サイズ:20cm/284p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-10-539304-9
ビッグバン宇宙論 下
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- 税込価格:1,680円(48pt)
- 発行年月:2006.6
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商品説明- 「ビッグバン宇宙論 下」
悠久の過去に生まれた宇宙誕生の証拠を探せ−。古代から20世紀に至る天才たちの知的格闘の歴史、壮大なるドラマを描く科学ノンフィクション。下巻では、ビッグバン宇宙vs定常宇宙の論争、パラダイム・シフトについて収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「ビッグバン宇宙論 下」
サイモン・シン
- 略歴
- 〈サイモン・シン〉1967年イングランド生まれ。ケンブリッジ大学大学院で素粒子物理学の博士号を取得。ジュネーブの研究センター勤務後、テレビ局BBCに転職。著書に「フェルマーの最終定理」など。
関連キーワード- 「ビッグバン宇宙論 下」
ユーザーレビュー- 「ビッグバン宇宙論 下」
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/05/29 20:05
宇宙の法則はわれわれの存在と矛盾しないものでなければならない
投稿者:未来自由(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビックバン説か定常宇宙モデルか。下巻はいよいよビックバン説が宇宙の現象を説明できるものであることを一歩一歩解明していく過程が描かれる。
いまでは大方に受け入れられているビッグバン説の裏づけにどれほどの時間と論争があったのか。また宗教や政治、イデオロギーなど、実験や観測結果などを飛び越したものがどれだけ左右したのか。そんなことも描かれている。
この著者は、一貫してビックバンを「宇宙創造」と表現している。ビッグバン以前の宇宙にはいっさいふれてはいない。このことからも「宇宙創造」は「訳」の問題ではなく、著者の姿勢をあらわしているように思われる。
ところが訳者あとがきでは、このことを「ビックバン以前の宇宙がどうなっていたのかについては、現状、科学的にきちんとした答えはないのだ」ということを印象づけたかったからだろう、と説明。これって本当にそうなのか疑問に思える。
「創造」という言葉にも、本文の記述にも訳者が理解するような説明はいっさいない。
ビッグバン説が人々に受け入れられるようになるまでの理論と実践の関係は巧みに描かれているが、この視点が非科学的なようで気になってしかたがなかった。
最近でも暗黒物質の撮影に成功したりと、宇宙の解明に役立つと思われる観測が続けられている。宇宙や生命、人間を、現実から科学的に説明する努力が続けられている。「創造」などという言葉では、科学的な説明に水をさすことになるだろう。
読みどころたっぷりの本だったが、この一点だけは同意できず、気になってしかたがなかった。







