- 出版社:致知出版社
- サイズ:18cm/231p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-88474-746-1
安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う
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- 税込価格:1,200円(34pt)
- 発行年月:2006.6
- 発送可能日:7~21日
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商品説明- 「安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う」
安岡正篤の著作の中から金言警句を厳選し、366の語録を抜粋。国のあり方や指導者の資質といった骨太のテーマから、読書、親子、師友、健康といった身近な話題まで、多岐にわたる言葉の数々は、短くも味わい深い。【「TRC MARC」の商品解説】
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ユーザーレビュー- 「安岡正篤一日一言 心を養い、生を養う」
13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2006/07/11 00:12
碩学の読書
投稿者:北祭(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
安岡正篤氏は昭和の碩学、昭和最後の教養人といわれ、その漢学の知識には想像を絶するものがあったという。中国の一流の学者にもひけを取らない学識は、いったい何によって養われたのであろうか。もちろん、それは、読書であった。稀代の教養人の読書に対する心持ちとは如何なるものであったのか。本書にある極めつけの寸言からその心を覗いてみたい。
▼読書百遍「私は数えで六十四歳だが、七歳のときに四書『大学』『中庸』『論語』『孟子』の素読を始めてから、もう五十七年も本を読んでいるわけだ。そうすると思想的な書物、精神的な書物は、手に取って見ると、この本はいいとか、この本はだめだということを直感する。読んでみてから、いい本だなと思うようでは、そもそも話しにならない。感が鈍い。」
▼本当の読書「読書して疲れるようではまだ本当でない。疲れた時読書して救われるようにならねばならぬ」
▼無心の読書「読書、思索は無心でやるのがよい。金剛経にいう『無住心』だ。ためにするところがあると、折角の読書、思索も害になる。少なくもわずらいとなる。昔の学生は大部の書を読むことを一つの楽しみとし、誇りとした。『史記』や『資治通鑑』などはその格好の材料だ。良い意味での猛気といってもいいが、この気迫がないと学問もものにならない」
▼座右の書「心を打たれるような身に沁むような古人の書をわれを忘れて読み耽けるときに、人間は生きるということは誰もが知る体験である。それを積んでおると、しだいに時間だの空間だのという制約を離れて真に救われる。いわゆる解脱をする。そういう愛読書を持つことが、またそういう思索・体験を持つ人間として一番幸福であって、それを持つのと持たぬのとでは人生の幸・不幸は懸絶してくる」
▼三上の読書「つまらぬ小説や愚論に類するものはなるべく読まぬようにすると共に、心が浄化されるような立派な書を読むべきである。特に朝、それも一時間とは言わぬ、三十分でよい。昔の人も枕上・馬上・厠上の三上の読書ということを言っておるが、私は長年必ず厠で読むことにしておる。厠で読むだけの時間であるから、何枚も読めるものでもないが、十年、二十年と経つと、自分でも驚くほどの量となる。しかもこれは量の問題ではない。その時に受けるインスピレーションというものは、到底書斎の中で何々研究などやっておって得られるものではない。況やこれから安眠熟睡しようという枕のほとりにおいておやである。寝る前に週刊誌等を読むのは最も愚劣なるものである」
たとえ不幸にして佳(よ)い人に出会えなくとも、佳い食物を得られなくとも、佳い書物とは出会いたい。書物は常にそこにある。どのような境遇にあろうとも、ただ佳書のみが、自分の志ひとつで、いつでも手に取ることが出来る。安岡氏の言葉を噛みしめつつ、あらためて襟を正した。







