- 出版社:集英社
- サイズ:18cm/199p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-08-874131-5
Death note 12 完 (ジャンプ・コミックス)
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- 税込価格:410円(11pt)
- 発行年月:2006.7
- 発送可能日:7~21日
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ユーザーレビュー- 「Death note 12 (ジャンプ・コミックス)」
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/04/13 21:56
ノートの持ち主が彼でなければ、もう少し面白くなったかも
投稿者:栗太郎(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
この漫画、実はかなり変則的な読み方をした。10→11→12、7→8→9、そして1~6という順番で読んだのだ。
そのせいか、10巻以後3冊の印象が強く、「前半派」と「後半派」で言えば、断じて後半派だ。前半とは、言うまでもなく某主要登場人物の死までであり、後半は彼の死後である。
私にこの漫画を勧めてくれた人は完全な前半派で、「後半は蛇足だ」とまで言っていたけれど、私は「前半はプロローグに過ぎないのでは?」と思った。少数意見だとは思うが。
「このノートに名前を書かれた者は死ぬ」所謂デスノートを手に入れた青年が、やや視野狭窄的に独裁帝国を築く過程が前半で、その帝国が崩壊していく過程が後半、のこの作品は、「人が人を裁く」という重いテーマを扱っているが、少年誌での連載ということもあってか、登場人物たちの葛藤は深くない。
それだけに、Aの気持ちもわかる、だがBの気持ちもわかる。どちらにも共感してしまい困る、という気分にならず、彼らの痛みが伝わってこなかった。
それなら人間はおいておいて、主役であるデスノートはどうかと言うと、人の命を奪い、心を狂わせる恐ろしさが充分には感じられない。こいつ、本当はもっと魅力的な存在の筈だが。
12冊という長さも適当で、面白く読んだけれど、もう少し対象年齢を上げた作風にして、例えば浦沢直樹氏の「MONSTER」のような切り口で見せれば、もっと読み応えのある話になったと思うと残念だ。少なくとも「MONSTER」のヨハンなら、対決者から「ただの人殺し」呼ばわりはされなかっただろうなと。
やはりあのノート、子どもに持たせるものではなかったというのが、結論だ。
12人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2006/10/02 10:44
クライマックスが過ぎ去っている物語の最終巻は、ラスト数ページの皮肉が一番面白い。
投稿者:カルバドス(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化された時にも全然気にならず、完結したということでようやく「ちょっと覗いてみるか」という気持ちになって一気に買い揃えた『デスノート』。読み終えた今、後悔の念が広がっている。
全12巻の最終巻である本書に、これといった盛り上がりはない。物語のクライマックスはとっくに過ぎ去っているからだ。それは初期の段階、キラと初代“L”が最終対決した時。この時を境に、以降の物語はただただダラダラと続くだけ。少々キツイ表現かも知れないが、「冗漫」の一言に尽きる。
それでも週刊連載らしく、毎回のように思わせぶりな箇所がある。それが気にならないと言えばウソになる。続けて最後まで読もうと思っている以上、興味は惹かれる。たとえソレが“相手の裏をかく”ことのくり返しだと分かっていても。だからこそ、代わり映えのしないイタチごっこに、うんざりしてしまうのだ。
更に、死神の多用にも首を傾げてしまう。当初は非現実の存在であるデスノートを巡っての人間同士の頭脳戦だったはずが、徐々に積極的に死神そのものを巻き込む方向に変わっていく。この時点で、純粋な頭脳戦(心理戦)は崩壊してしまった。物語に一貫性が無くなった原因の一つである。
こうして“偶然”も使ったイタチごっこを続けてきた物語もいよいよ終幕を迎えるわけだが、最後の対決の場面でも引っかかりが生じる。「こんなのありかよーっ!」と叫びたくなるほどの、キャラクター心理の矛盾。キレイにまとめようと思ったのか、全ては“必然”だったと強調したかったのか、原作者の意図は分からない。しかし、いくらなんでも、アノ場面でアノ台詞はオカシイぞ。
初期の赤川ミステリーのようなどんでん返しの連続は、それはそれで面白かったものの、限度を超えればマンネリであり、歓迎されるマンネリは数少ない。人気が出たからと無理にでも連載を続けさせる、いわゆる“週刊少年ジャンプ”方式が本作品にも採用されていたのだろうか。だとしたら、非常に残念。切りの良いところで見事にまとめられていたら、もっと高評価だったのに……でも、ラストの皮肉(キラの願望はある意味達成)が面白かったので、星は一つではなく二つ。








