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でかした、ジーヴス!

  • 出版社:国書刊行会
  • サイズ:19cm/399p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-336-04762-6

でかした、ジーヴス! (ウッドハウス・コレクション)

P.G.ウッドハウス (著), 森村 たまき (訳)

  • 全体の評価 51件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:2,31066pt
  • 発行年月:2006.7
  • 発送可能日:24時間

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商品説明- 「でかした、ジーヴス!」

情け知らずのアガサとダリアの両オバさんをはじめ、恥知らずの悪友シッピー・タッピー・ビンゴや怖いもの知らずの悪童トーマスらの猛攻をまえに、またもやピンチにおちいる世間知らず若旦那バーティー。あいも変わらぬ奇人怪人たちが勢揃いした、奇想天外なジーヴス・ワールド全11編。【「BOOK」データベースの商品解説】

情け知らずのアガサとダリアの両オバさんや、恥知らずの悪友シッピー・タッピー・ビンゴらの猛攻に、またもやピンチにおちいる世間知らず若旦那バーティー。奇人怪人たちが勢揃いの、奇想天外なジーヴス・ワールド全11編。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧- 「でかした、ジーヴス!」

ジーヴスと迫りくる運命 9-43
シッピーの劣等コンプレックス 44-73
ジーヴスとクリスマス気分 74-104

著者紹介- 「でかした、ジーヴス!」

P.G.ウッドハウス

略歴
〈P.G.ウッドハウス〉1881〜1975年。イギリス生まれ。数多くの長篇・短篇ユーモア小説を発表。サーの称号を受ける。

ユーザーレビュー- 「でかした、ジーヴス!」

全体の評価
5.0
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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/04/29 23:46

ウッドハウスが現実だった

投稿者:たむ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ある日テレビを見ていると、「カルチョ・ストーリコ・フィオレンティーノ」という祭りが紹介されていた。イタリアではサッカーの起源だと信じられているのだそうだ。ふうん、と思いながら見ていたのだが、次の瞬間に大笑いしてしまった。誰もがボールそっちのけで、いたるところで取っ組み合いやら殴り合いを始めたのだ。なんだこれは。「タッピーの試練」そのまんまじゃないか。イタリアと英国、サッカーとラグビーという違いはあれど、まさかウッドハウスの世界が実在するとは思わなかった。現実の世界もまだまだ捨てたもんじゃない?

 現実といえば、ジーヴスのいわゆる「個々人の心理」のほとんどはけっこういい加減だったりする。お話のなかだからこそ上手くゆくけれど、現実ではそううまくはいかないだろう。とっぴで愉快でふざけてるのが売りの物語なのだから当然だ。ところが「ビンゴ夫人の学友」だけは、こういう人っているよなあ、と思わされた。たしかにこういう人っている。だからこの物語にかぎっては、ジーヴスの解決は現実世界でも有効なんじゃないかと思えてくる。ジーヴスみたいな人が実際に問題を解決しちゃうところを空想すると、やはり楽しい。

 そんなふうに、難問を颯爽と解決するイメージのあるジーヴスだけど、けっこう強引なことをやるのもしばしば。“バーティーのため”に、しょっちゅうバーティーをひどい目に遭わせます。あるときは犯人扱い、あるときは狂人扱い、あるときは赤っ恥を掻かせ……。そんなジーヴスがあろうことか力わざに出たのが「シッピーの劣等コンプレックス」。まさかここまでやるとは。ドタバタはバーティーと愉快な仲間たちの担当だと思っていたのに、ジーヴスもやってくれるんですね。そういえば『ウースター家の掟』では戸棚の上に飛び乗ってましたっけ。

 お間抜けなバーティーもかっこいいバーティーも、スマートなジーヴスもドタバタジーヴスもいぢわるジーヴスも読めて、やっぱりウッドハウスはいいなあ、としみじみ思うのでした。

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