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さよならを告げた夜

  • 出版社:早川書房
  • サイズ:20cm/364p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-15-208752-8

さよならを告げた夜

マイクル・コリータ (著), 越前 敏弥 (訳)

  • 全体の評価 42件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:2,10060pt
  • 発行年月:2006.8
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明- 「さよならを告げた夜」

探偵事務所の経営者ウェイン・ウェストンの死体が発見された。彼の美しい妻と六歳になる娘は行方不明だ。警察はウェインが自ら頭を撃ち抜いたと推定するが、彼の父ジョンには信じられない。「息子のことはよくわかっている。あいつは自殺などしないし、ぜったいに家族に危害を加えてもいない」元警官の探偵リンカーン・ペリーは、ジョンの熱意にほだされて真相究明を約束した。ペリーと相棒のジョーが調査を進めると、事件の背後には巨大な力が存在することが次第に明らかに—FBI、クリーヴランドの大富豪、そして特殊部隊出身の兇悪なロシア系マフィアたち。ウェインはいったい何の調査にかかわっていたのか?妻と娘は生きているのか?やがて、調査を進めるペリーたちの身辺にも不穏な空気が流れだす—。弱冠21歳の衝撃的な筆力でクールな凄腕探偵コンビの活躍を描く驚異のデビュー作。アメリカ私立探偵作家クラブ新人コンテスト第一席受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【私立探偵小説コンクール最優秀作(2003年度)】リンカーンと相棒のジョーは凄腕の探偵。自殺した疑惑の人物の、行方不明になっている妻と娘の捜索を始めた2人は、特殊部隊あがりのロシアマフィアに狙われる…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「さよならを告げた夜」

マイクル・コリータ

略歴
〈マイクル・コリータ〉インディアナ州ブルーミントン出身。2005年インディアナ大学卒業。探偵事務所や新聞社で働いた経験を活かして執筆。21歳にして私立探偵小説コンクールの2003年度最優秀作を受賞。

ユーザーレビュー- 「さよならを告げた夜」

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/09/12 23:09

探偵のかたち

投稿者:シノスケ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

息子の死の真相を明らかにし、行方不明になった息子の嫁と孫娘を探してほしい。それは孤独な老人からの依頼だった。肝心の息子は自殺と発表されており私立探偵の出る幕などなかったはずだが、老人の依頼を元警官のリンカーン・ペリーは断りきれなかった。相棒のジョーとともに捜査を始めると、暖かい家庭の名残の影にちらつくのは怪しいロシア人。そしてFBIやクリーヴランドの大富豪たちの権力がちらつき始める。次第にペリーの周囲にも単なる失踪者探しだけではなく、不穏な空気が立ち込め始める……。

軽快なリンカーンとジョーのやり取りをアクセントに、物語はひたすらクールに進む。リンカーンの目を通してみる世界は、何の変哲もない現代にもかかわらずどこか哀愁が漂い、薄幕の裏に隠れている苦い現実が生々しく迫ってくる。行方不明になった美貌の妻と探偵の暖かい家庭の情景や、心の機微の繊細さ、過去への郷愁。まだ見ぬ人々とかつて起こった出来事を想像し、リンカーンが街を駆ける姿は勇ましい反面、どこかいたたまれない部分がある。少しずつ明らかになっていく出来事とともに、徐々にはがれていく仮面。物語を語るのは仮面を持ち得ないリンカーンだ。だからこそ、筋の通った純粋な物語に読めるのかもしれない。

さて、タイトルは『さよならを告げた夜』である。ということは、もちろん告げる人物と告げられる人物がいるということだ。誰が誰にさよならを告げたのか。それは意表をついた真相ではないけれど、驚くべき事実にはかわりがない。現代的というには少々古臭い感もあり、奇抜というには物足りないが、骨太で活き活きとした探偵小説としてオススメ。
アメリカでは既に2作目が出版され、3作目を執筆中とのこと。新刊が待ち遠しい作家が一人増えた。

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3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/01/04 18:06

めちゃおもしろ、翻訳エンタファンのみなさん兎に角、読もう!

投稿者:読み人(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書、めちゃおもしろでした。
新人でいきなりハードカヴァーという所為で、
ちょっと敷居が高くなってしまったのか、
書評ブログでは、販売直後の反応がちょっと鈍かった気もしますが
めちゃ面白でした。
 翻訳エンターファンのみなさんへオススメします。
 探偵ウェイン・ウェストンのこめかみに銃撃を受けた死体が発見されます。
ウェインの奥さんと娘さんの行方不明、
 捜査当局は、一家無理心中の末の自殺の方針を打ち出しますが、
ウェインの父親のジョンが、息子の死の真相を追究して欲しいと
 本書の主人公のリンカーン・ペリーに捜査を依頼します。
リンカーン・ペリーと相棒のジョーが捜査をすると、ウェインの周囲には、クリーブランドを代表する大富豪と、ロシアン・マフィアの姿が、、、、。
 という、プロット。
 所謂、ハードボイルドスタイルで、
設定や、筋立ても、定番中の定番ですが、
主人公たちの、洒脱なユーモアあふれる、会話。
金持ちに、マフィア、謎の美女、次々と明かされる、謎と新展開と、
興味が尽きません。
 つまり、、上手い!の、一言。
 これを、書いた、マイクル・コリータって
なんと、21歳でこれを、書いたとか、、。
 ちょっと展開や、筋立てに荒っぽさも残りますが、
なんのその、堂々たる作品です。
 それに、ラストの悲しさあふれるドンでん返しも、見事の一言で
付け加える言葉は、あまりありません。
 兎に角読んで欲しいです。

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