- 出版社:光文社
- サイズ:20cm/276p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-334-92514-6
恋戦恋勝
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- 税込価格:1,680円(48pt)
- 発行年月:2006.8
- 発送可能日:7~21日
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商品説明- 「恋戦恋勝」
「南総里見八犬伝」滝沢馬琴の家に嫁として入るが、夫に先立たれた路。目の見えない舅・馬琴の口述筆記を手伝わされる路の胸に去来するものは?(表題作)。男を買う女。夫を棄てる女。愛人であることを受け入れる女。密やかに、だけど伸びやかに恋をする江戸の女たちの独白。爛熟の町江戸に生まれた六つの恋愛譚。【「BOOK」データベースの商品解説】
「南総里見八犬伝」を執筆中の滝沢馬琴の家に嫁として入るが、夫に先立たれた路。目の見えない舅・馬琴の口述筆記を手伝わされる路の胸に去来するものは…? 表題作を含む、江戸に生まれた6つの恋愛譚を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧- 「恋戦恋勝」
| 恋戦恋勝 | 5-56 | |
|---|---|---|
| 恋は隠しほぞ | 57-92 | |
| ゆすらうめの家 | 93-142 |
著者紹介- 「恋戦恋勝」
梓澤 要
- 略歴
- 〈梓澤要〉1953年静岡県生まれ。93年「喜娘」で歴史文学賞を受賞し、デビュー。他の著書に「遊部」「女にこそあれ次郎法師」「ヒロインの日本史」など。
ユーザーレビュー- 「恋戦恋勝」
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/01/07 12:56
女の恋への執念妄念
投稿者:かつき(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
滝沢馬琴が晩年、視力を失い、嫁に口述筆記をさせて『南総里見八犬伝』を完成させたのは有名な話です。その嫁の視点からこの口述筆記、ひいては嫁いでからの苦労を語ります。
嫁の路(みち)は滝沢馬琴の一人息子に嫁ぐのですが、この息子が病弱で神経質。それに輪をかけて底意地の悪い癇癪もちの姑。神経質で細かい舅。一度は離縁されそうになりながらも耐えている間に、夫が死に、姑が死にます。
馬琴は孫の太郎のために、貴重な蔵書を売って、御家人株を買って武家の体裁を整えます。今もまだ盲目の馬琴の筆一本で家計を支えています。
口述筆記を通して、路が神経質と思われた舅の心を理解する様子は秀逸。短編ですが、路のたった一度の恋をからませてまとめ上げています。
本書は連作短編で、路の周辺の女達の話。
それぞれに恋の激しさ、狂おしさがにじみ出る力作。
恋愛小説はあまり読まないのですが、引き込まれました。
「恋戦恋勝」
滝沢馬琴の口述筆記をする路。しかし馬琴から馬鹿とののしられ、物知らずと呆れられる日々。恋戦恋勝は本当に「八犬伝」に書かれた書き損じ。
「恋は隠しほぞ」
滝沢馬琴宅の下女およねは、なぜか男好きのする女。お使いのたびに男の長屋に寄り道をする。
「ゆすらうめの家」
馬琴の友人幸右衛門が語る、本所にあった小料理屋の話。腕はいいが頑固な親父さんが切り盛りし、一人娘が婿をとった。
「一陽来復」
路の幼馴染千佳は、一度離縁し、一度死別し、実家で書の手習いを教えている自立した女性。そんなとき離縁した男に再会する。
「火の壁」
馬琴は日本橋の紙問屋市兵衛に誘われて別宅に、路と太郎と出かける。そこには壁一面の躑躅が満開であった。
「色なき風」
路の娘だが、馬琴の長女の家に養女に出したお次。13のおてんば娘に武家屋敷への行儀見習い兼奉公の話がある。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2006/10/12 14:58
お江戸の恋の物語
投稿者:クロ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
連作短編 6話
目が見えなくなった馬琴の口述筆記を勤める路。
気難しい舅(75歳)と嫁(36歳)のコンビもすっかり板についてきた。
病弱な夫が逝き、口うるさい姑の初七日もすませた滝沢家で、
「南総里見八犬伝」の筆が進む。
滝沢家を訪れる人々にまつわる、六つの花のお江戸恋愛譚。
路の幼友達・小山千佳の恋をえがいた「一陽来復」が好きです。







