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顔のない敵 本格推理短編集

  • 出版社:光文社
  • サイズ:18cm/287p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-07639-4

顔のない敵 本格推理短編集 (KAPPA NOVELS)

石持 浅海 (著)

  • 全体の評価 41件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:90025pt
  • 発行年月:2006.8
  • 発送可能日:7~21日

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商品説明- 「顔のない敵 本格推理短編集」

1993年、夏。カンボジア、バッタンバン州。地雷除去NGOのスタッフ・坂田洋は、同僚のアネット・マクヒューと、対人地雷の除去作業をつづけていた。突然の爆発音が、カンボジアの荒れ地に轟く。誰かが、地雷を踏んだのだ!現地に駆けつけた坂田とアネットは、頭部を半分吹き飛ばされたチュオン・トックの無惨な死体に、言葉を失った。チュオンは、なぜ、地雷除去のすんでいない立入禁止区域に踏み入ったのか?そして、これは、純然たる事故なのか?坂田の推理が地雷禍に苦しむカンボジアの哀しい「現実」を明らかにする—。表題作を含め、「対人地雷」をテーマにした、石持浅海の原点ともいうべきミステリー6編と、処女作短編で編まれたファン待望の第一短編集。【「BOOK」データベースの商品解説】

1993年、夏。カンボジア。NGOのスタッフたちが地雷除去を続ける中、突然の地雷の爆発音が轟いた。これは、純然たる事故なのか? 表題作を含め、「対人地雷」をテーマにしたミステリー6編と、処女作短編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧- 「顔のない敵 本格推理短編集」

地雷原突破 7-44
利口な地雷 45-82
顔のない敵 83-119

著者紹介- 「顔のない敵 本格推理短編集」

石持 浅海

略歴
〈石持浅海〉1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部卒業後、食品会社に勤務。光文社の新人発掘企画「カッパ・ワン」に応募した「アイルランドの薔薇」で長編デビュー。ほかの著書に「水の迷宮」など。

ユーザーレビュー- 「顔のない敵 本格推理短編集」

全体の評価
4.0
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2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/08/13 21:43

もの凄く真面目にミステリーと地雷問題に取り組んだ、著者の良心が感じられる作品。

投稿者:つきこ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

このミス大賞に選ばれるのは必ずしもミステリー的に優れた作品というわけではない。書きたい物語にミステリーを添えた、そんな作品が上位を飾ることも珍しくない。「これ無理してミステリーにすることないんじゃない?」近頃ミステリーを手に取ることが少なくなったのは、そういう傾向を敬遠してのことだ。中途半端はよくない。
そんななか石持浅海の作品は、ミステリーを描くことが第一でその他は二の次という姿勢が鮮明で、その立ち位置を好ましく思っていた。
で、本書は「世界初の対人地雷ミステリー短編集」だそうです。なんじゃそりゃと思いながら読み進み、こういうやり方もありなのか、と目からウロコが落ちる思いでした。以下著者のことばから引用します。
”ここに収録されている物語はすべてフィクションですが、対人地雷の存在はフィクションではありません。(中略)それでもフィクションが地雷に対してできることは、あるいはフィクションでなければできないことは、間違いなくあります。私はその道を選びました。”
ミステリーまだまだいけるじゃん、パクリですがそう思います。まぎれもなくこれはミステリー、けれど作者が伝えたいメッセージも明確で、その両者の共存に新しい可能性を感じて嬉しくなりました。
落としどころもフィクションならでは。そう、つき抜けた現実を見たい。それがフィクションの醍醐味なのだから。
軽々しく地雷問題を扱うな、と真面目な方からはお叱りを受けるかもしれない。けれど真面目にやったあげくスルーされて、一生その存在を知らずに終わるよりはるかに価値がある。シリアスな問題の多くを普通の人がスルーするのはなぜなのか。ちくちくと込められた皮肉に激しく同意。著者のチャレンジ精神に喝采を送りたいと思います。

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