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少し変わった子あります
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この著者の新着情報

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.8
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/246p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-325200-1
  • 国内送料無料

紙の本

少し変わった子あります

著者 森 博嗣 (著)

謎めいた料理店で出会う“少し変わった子”たちが、あなたを幻想的な世界へと誘う—。【「BOOK」データベースの商品解説】失踪した後輩が通っていたのは、いっぷう変わった料理店...

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少し変わった子あります

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商品説明

謎めいた料理店で出会う“少し変わった子”たちが、あなたを幻想的な世界へと誘う—。【「BOOK」データベースの商品解説】

失踪した後輩が通っていたのは、いっぷう変わった料理店。予約のたびに場所が変わり、毎回違う若い女性が食事に相伴してくれるという…。謎めいた料理店で出会う「少し変わった子」たちが、あなたを幻想的な世界へと誘う物語。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

少し変わった子あります 7-38
もう少し変わった子あります 39-67
ほんの少し変わった子あります 69-97

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みんなのレビュー148件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

森らしくない話の流れが好きですね、特にラストは、感心します。ミステリではなく、オーソドックスなエンタメ、どちらかというと中間小説風?

2006/11/10 23:41

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんていうか、一時代前の中間小説の本、といった感じのカバーデザインです。森博嗣ファンにとっては、今までの彼の本の印象とあまりに異なるので、戸惑うかもしれませんが、森作品に初めて触れる人、特に若い人ではなくて、30代以降の世代には魅力的ではないでしょうか。そんな装画・挿画は、あずみ虫。装幀は鈴木成一デザイン室です。
初出は、「別冊文藝春秋」251〜263号に不定期連載だそうですが、いかにも「別冊文藝春秋」らしい内容です。ちょっとミステリアスな中間小説。純粋ミステリではなく、どちらかというと阿刀田高のそれに似た、いえいえ、もっと推理味を薄くして、なんていうか中年の男の若い女性に抱く淡い感情を描くというか・・・
ともかく、タイトルだけで想像すると、いかにもロリコン趣味の森らしい、若いというより幼い女の子が登場しそうですが、それは全くありません。出てくるのは大学生風の若い女性から人妻まで、年齢は20〜30代。静かな人も、ざっくばらんな女性もいます。ただし、共通点があります。食事をする姿が美しい、ということです。
じゃあ、タイトルはどういう意味なんだ、っていうことになります。長篇ではなくて連作なので、収められている話のメニューを書いておきましょう。
・少し変わった子あります
・もう少し変わった子あります
・ほんの少し変わった子あります
・また少し変わった子あります
・さらに少し変わった子あります
・ただ少し変わった子あります
・あと少し変わった子あります
・少し変わった子終りました
きっと、森のことですから、各タイトルを同じ字数にするか、左右対称になるようにしたかったとか、あるんでしょうが、面白いなって思います。特に、最後の「少し変わった子終りました」は、思わず微笑みたくなります。
主人公は大学の教官、小山です。年齢はよくわかりません。五十代ですか、という質問に「うん、ぎりぎり・・・・・・。」と答えているのですが、常識的に考えれば60間際、でも49歳という線もあるかな、そういう男性です。容姿については記述がありませんし、生活臭がないので、どことなく存在感が希薄です。
で、小山はドイツに出かけ、帰国したらしいものの連絡が取れない知人・荒木から以前紹介された店に、一人で出かけます。その店では食事をする時、相手がついてくるというメニューがあります。勿論、相手の食事代も自分が支払うことになっています。そこで彼は相手の箸の使い方、茶碗の持ち方、食事の仕草がこの上なく上品で、思わず見入ってしまうのです。
それにしても、食べる姿が美しい、ということがどれほど人の心をうつことか、私たちは忘れています。挙措動作といってもいいでしょう。凛とした、ではなく優雅であることの大切さ。それがあるから、対照的に、ざっくばらんな、気取らない食事風景の大切さもわかるというものでしょう。
こういうところに着目して、ちょっとしたメニューを考えた森のセンスにも感心しますが、ラストもいいです。そう来たか、と唸る人も多いでしょう。森の場合、作品量とそのレベルの均一さについて、毎回唸らされるのですが、この小説では今までと全く違う森ワールドに触れた思いです。

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紙の本

心惹かれる仕草とは。

2006/11/01 12:46

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちい - この投稿者のレビュー一覧を見る

昔から、食事時の作法が綺麗だと褒められる。
うちは貧乏だったし親もヘンテコリンだけど、食事の仕方は厳しかった。
迷い箸、探り箸などした日には、もう食べさせてもらえなかった。
自分がそう躾られてきただけに、人の作法もとても気になってしまう。
特に、口の中でクチャクチャ噛む人。これはもう駄目、ぜったい駄目。
どんなに賢くてカッコよくてスポーツ万能で歌が上手くてそれなりの地位にいたとしても、クチャクチャ噛みで全てがパーだ。
この小説には、食事シーンがたくさん出てくる。主人公の男性が、毎回違う女性と静かに食事をする様子が淡々と書かれている。
そして、どの女性も食べ方・作法がとても美しい。その姿に主人公は心惹かれて店を訪れる。
改めて、お行儀って大事なんだなあと思った。
せっかく誰かと一緒に食べるのだから、相手に不快感を持たせない食べ方をしたい。
「またあの人と食事したいな」と思わせられる。そんな女性になりたい人にオススメ。

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紙の本

孤独の質を思う

2007/02/07 01:33

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねねここねねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

森さんの作品は大すきだ。
但しこの本に限れば、幾分に「孤独」が大衆化されて感じられた。
味の付いた素材を、そのまま出されたような感じ。
設定は好み。人物も僕は好感が持てる。
食後のコーヒーを思わせる、最終章での仕掛けがあるのも悪くない。
抽象的な誤魔化しになってしまうかもしれないが、これはおそらく好みだろう。
期待が大きすぎたから、余剰を足りなく思うだけ。
彼の作品には孤独がある。
切なさも痛みも。
冬空の、遠い星の光。
時に毒にすらなる、内側で澄み切った真摯なもの。
湖に潜む、銀の刃のように清冽な概念。
この作は、少し違うなと思った。
薄まって思える。これは繰り返すが、僕の「好み」。
真賀田四季、瀬在丸紅子の孤独は薄まっている。
文芸方面(!?というのかしら)で言うなら、
『墜ちていく僕たち』ほどの求める孤独は感じなかった。
こんなこと、どうして僕は書いているのか。
これも繰り返し。期待が大きすぎたから、こうして不足を取っているだけ。
自身客観で思うが、それは陳腐で悲しいことだ。
期待の裏返しでもあるのだろう。森さんは好みの作家である。
原色の透明感を僕は求める。
数字の中で7が、孤独足り得ているように。

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紙の本

美しい仕草に惹かれる

2007/01/29 13:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:月夜の読書 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本の表紙がなんだかかわいらしくて惹かれてしまった。
読んでみると不思議な雰囲気に包まれている。
無駄のない洗練され美しい仕草で食事を共にしてくれるだけの、名も知らぬ女性。
その食事の描写をよんでいるだけで、美しい洗練された食事の仕方とは、どんな仕草なのだろうと想像が膨らむ。
それにしても、謎は謎のまま終わるなんともいえない不思議な読後感!
お試しあれ!

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2008/10/18 16:22

投稿元:ブクログ

久々に読んだ森博嗣の本。
少し変わった子を紹介する少し変わった料亭にのめり込んでいく大学教授。
行ってしまうかもしれない、いや、行ってみたい。
そんな気分にさせられる。

2007/03/21 01:20

投稿元:ブクログ

森作品の中では異色作ですが、私は本当に気に入りました!もう独特の空気感が全編を通してあって、すごく良かったです。文庫になったら買おう!w

2007/08/14 19:14

投稿元:ブクログ

「当たり障りのない、一般的で、しかも身近ではない話題に終始した。わざとである。あまり、具体的で身近な話をすると、聴いてる人間の誰か一人には利害がぶつかってしまい、極めて個人的で質の悪い質問を受ける羽目になる。これもやはり、抽象性による優しさを利用した手法であるが、考えてみれば、この優しさとは、相手に向けたものではなく、単に私自身が穏便に過ごしたいだけの道理ではないか、と気づいた。振り返ってみると、ほとんどの優しさが、実は我が身の可愛さに根ざしているように感じられる。」
「お互いがナチュラルでいたのでは切磋琢磨がありません。それでは動物と同じですからね」
「どちらが正しい姿なのか判断ができない状態、すなわち単一の視点、それが孤独というものの中心である。」
「どんなに近しい人であっても、その人が語ることのすべてが、どうしてまったくの真実だといえよう。話す本人さえ勘違いしていることだってある。完全に意図された作り話と、無意識に歪曲され、都合よく解釈されたストーリィと、どこに境界線があるだろう。受け手にとってみれば、いずれもそれは真実ではない」
「重いものを持って飛んでいるから、ばたばたと必死に翼を動かさなくちゃいけない。それを傍から観れば、あいつは頑張っている、なんてなるわけです。それが今は…軽くなった分、優雅に翼を動かしていられるわけですよね。それで、やる気がない、なんて言われてしまう。でも、ちゃんと同じ高さを飛んでいられるし、いざとなれば、ずっと高くまですぐに上がることだってできる。どこへだって飛んでいけます」
「人間って不思議ですよね。混み合った電車に乗ったときも、物凄く他人と接近するのに、お互いに知らん顔をするんです。声をかけたりしたら失礼だと思われる。息を殺して、自分だけの世界に集中する。まるで周りにいる人間たちが皆、植物みたいに思い込めるんです。ですけど、本当はきっとどこかで意識をしている。むしろ敏感になっているときもあって、見ないようにしましょう、知らない振りをしましょうって、力を入れてがんばるときも、ありますよね?」
「動物は皆、物を食べる、それは自分が生きるために必要な行為であるが、一方では、他の命の殺生でもある、それを忘れてはいけない、本心から感謝をしていれば、おのずと正しい食べ方になるであろう、そういう道理がわかることが、人間である、それが分からなければ、すなわち動物の食べ方になる。動物の食べ方がいかに見苦しいものであるか、そこに存在する野蛮を、人間は隠さなければならない、そうすることで、人間たりえるのだ」

>集団での食事の時はそうでもないですが、1対1の食事の場面はとても緊張する。まるで何かのオーデションのように。私という人間を見定め、ランク付けがされる気がします。そして私も相手を見定める。無意識に誰もがしているのではないだろうか。対峙する相手がどうやって命を取り込んでいくのか。害のある動物か害のない動物かそれとも人間なのかを。
見蕩れられるほど美しい食べ方をしてみたいものです。
見蕩れることが出来るほど美しい食べ方を見てみたい。
ぼうっとぬるま湯にたゆたうよう��本でした。色んな連想が。いつか通り過ぎた道を振り返るような、忘れてしまった何かを掘り起こすような、忙しいと逃げていた何かに気づいたような、いつか考えることをやめてしまった事柄を、穏やかにぼうっと、とりとめも無く。たまにそんな本を読むのも良いよね。
眠りに入る寸前までと目が覚めてから読みました。
夢と同じような濃度の本です。
そう、それが一番ぴったりくる感想かもしれない。

2009/10/06 22:17

投稿元:ブクログ

途中まで来て、殺人事件にでもなるのかとはらはらしました。
が、退屈になってしまった。でも真相を知る為に頑張って読みました。苦痛だった。
けれど
最後は、最初のはらはらを戻してくれました。

でも
結局真相はわからず。

2007/12/30 00:48

投稿元:ブクログ

ただ淡々と流れてくストーリー。

とりあえず題名が面白かったから開いてみたら、目次からして大変な事になってた。えー。

何となく不思議で変わってるお店。
言いたいことはわかるが、その店に行く客の心理が理解出来ない。話もうまくもない素人の女と、ただ一緒に食事をする。
もちろん勘定は二人分で、自分持ち。
このお店のそういった制度に、そこまでする価値があるのか否か。

あと2人目の女、軽く引いた。それはちょっと・・・っていう。

2010/04/25 13:40

投稿元:ブクログ

2010/04/24 悪いわけではないが、この感じならこの人の作でなくてもよい。星新一みたいな後味。

2007/09/17 19:59

投稿元:ブクログ

短編集の連作。
タイトルと表紙で借りたけど本当に不思議な本。
読む人、それぞれに考えさせる感じがある。
最後が気になる。
その後は?って気になる。

2007/02/04 22:09

投稿元:ブクログ

「少し変わった子あります」と言うタイトルに惹かれたんですが、正直最初はタイトルの意味する所がわかりかねました。

でも読んでみて納得。
なるほど、こーゆーストーリーだったか!!そう思いました。

だけどさすがは森博嗣と思える展開が最後に待ち受けてます!!
話自体、かなり深い内容になっていくので共感できない人はたくさんいると思います。

ですが、ボクは非常に共感を得ました。

サラサラと読めるので一度は読まれてはいかがでしょう?と思います。

2006/09/03 09:44

投稿元:ブクログ

8月の森博嗣の新刊2冊目!この人ホント仕事頑張るよなぁ。毎月2冊とか3冊とか普通はありえないですよ(苦笑)まだ手に入れても読んでないのですが、装丁が鈴木成一デザイン室の為、凝ってるし(文字詰めとか)お気に入りの本になりそうです。

2006/10/07 06:22

投稿元:ブクログ

森先生にしては珍しく内向的な作品。考えていることは普段と変わりないけどね。結局,女性が同席する不思議な料理店に嵌る人間は失踪してしまう。

2008/04/19 15:13

投稿元:ブクログ

少し変わった子…。
なんとも奇妙な店の話。しかし心地がいい。本を読む人ならばわかるのではないでしょうか。
通い続けた人の行くさきがきになるな。うううむ。