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- カテゴリ:幼児
- 発行年月:2006.8
- 出版社: ハッピーオウル社
- サイズ:26cm/32p
- 利用対象:幼児
- ISBN:4-902528-15-0
紙の本
くまちゃんとおじさん、かわをゆく (おはなしのほん)
くまちゃんは、おじさんがだいすき。ぱぱとままがでかけているあいだ、おじさんと、カヌーにのって、ぼうけんします。おじさんはつよくて、ものしりで、かっこいい!くまちゃんとおじ...
くまちゃんとおじさん、かわをゆく (おはなしのほん)
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商品説明
くまちゃんは、おじさんがだいすき。ぱぱとままがでかけているあいだ、おじさんと、カヌーにのって、ぼうけんします。おじさんはつよくて、ものしりで、かっこいい!くまちゃんとおじさんの、いちにちのはじまり。【「BOOK」データベースの商品解説】
くまちゃんは、おじさんが大好き。ぱぱとままが出かけているあいだ、おじさんとカヌーにのって、冒険します。おじさんは強くて、物知りで、かっこいい! くまちゃんとおじさんの、1日のはじまり!【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ほりかわ りまこ
- 略歴
- 〈ほりかわりまこ〉1965年東京生まれ。東京芸術大学大学院修了。東京、京都で絵画作品による個展を中心に活動。絵本に「ぼくのシチュー、ままのシチュー」「かめのヘンリー」「のはらのおみせ」など。
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紙の本
楽しい非日常
2018/11/26 09:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぱぱとままが留守で、おじさんと一日を過ごすくまちゃん。
おじさんはいろんなことを知っていて、なんでもできるので、くまくんはとても楽しそう。
かわにガバッと入って鮭をとったり、はちみつをとったり、野生のくまっぽいのに、家ではちみつのタルトも作っちゃうのが面白かったです。
紙の本
おじさんて、たしかにざっくばらんに話すところがあります。でも文字でみると、ちょっと違和感。お話は、おおきなおおきな自然と優しい家が上手に描かれて、おすすめ
2006/10/29 16:47
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人である ほりかわりまこさんの創作絵本第二弾です。第一作であるハッピーオウル社の「おはなしのほん」シリーズの『ぼくのシチュー、ままのシチュー』は日本子どもの本研究会選定図書、全国学校図書館協議会選定図書になっていたそうで、評を書きっぱなしのわたしは、今回の本を見るまでは知りませんでした。
こんかいも、しゅじんこうは くまちゃん ですが、どうも前回のお話の くまちゃん と同じかどうか。印象的には 前回より幼い気もするのですが、多分、同一くまなんでしょうね。カバー折り返しの内容紹介は
くまちゃんは
おじさんが だいすき。
ぱぱと ままが
でかけているあいだ、
おじさんと、カヌーに のって、
ぼうけんします。
おじさんは つよくて、ものしりで、
かっこいい!
くまちゃんと おじさんの
いちにちの はじまり!
カバー後ろの折り返しにでている著者のことばは
こどものときから 絵本を よむことと、
絵をかくことが だいすきでした。
大学で 絵のべんきょうをして、
画家として くらしています。
だいすきだった 絵本のことが わすれ
られなくて、絵本を かきはじめました。
みなさんに たのしく よんでいただけ
たら、とても うれしいです。
(ほりかわ りまこ)
です。絵本ですから、詳細は書かずに大きな印象を書いていきましょう。
絵として凄いのは、10、11頁の、おじさんと くまちゃんが乗ったカヌーが急流に差し掛かったところでしょう。まさに大海原に乗り出した男たち、と言った風情で、今まで数多くの絵本にもこのような大きな水を描いた名場面がありました。迫力、という点では14、15頁のおじさんが おおきな さかなを咥えた場面。犬ととのちがいはありますが古川日出男『ベルカ、吠えないのか!』のカバーを思わせます。
堀川らしいのは18、19頁の二匹が きいちご に囲まれている場面と、続く20、21頁の おじさんと くまちゃんがクローバーの のはらに寝転がる光景でしょう。そして28、29頁のおじさんが 寝入ってしまった くまちゃんを背負っておうちに帰って来るところ。暗い闇ではなくて、どこか温かみのある月明かりの森は、二匹の冒険から帰還を優しく迎えるようです。
絶賛、といいたいのですが、おじさんの言葉使い、これだけは少し疑問です。たとえば「くまちゃん、まえに のれよ」「バランスを とれよ!」「はらが へったな」「ひるごはんに しようぜ」「きいちご たべようぜ」「はちみつタルトを つくろうぜ」とまあ、全編こんな調子なんですが、???です。
ためぐち、っていうか、無頼言葉っていうか。幼い子ども相手に、ヤクザぶってるけど、なんで?っていう感じですね。多分、実際の会話は、これに近いかもしれないし、表情や声の出し方で、乱暴というよりは、ざっくばらんで気取らない、小さいからといって相手を子ども扱いしない、それこそ親しみ易い大人なんでしょうが、文字だけでみると違和感があります。
自分たちの子どもさんに読み聞かせる時、大人たちには、ちょっとした技巧が要求されるかもしれません。そういう気になるところはあるものの、静かな出だしが大きな動きのある場面になって、それから昼食時の優しい緑に包まれる絵が続いて、落ち着いた夜景に変わって、そしてタルトの温かみのある色で終わる。なんていうか王道 行ってます。
ディズニーのプーさんに慣れた子どもにはちょっとスリムな感じのクマですが、本物はたしかに、こんなふうに鼻がすっきりと伸びて、頬だってちょっとこけ気味。シンプルな往きて還りし物語を、読んで見ましょう。たしかに、お父さんとは違って、おじさんには、どこか子どもを自分と対等に扱おうとするところを思い出しながら。