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削除ボーイズ0326

  • 出版社:ポプラ社
  • サイズ:20cm/342p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-591-09472-3

削除ボーイズ0326

方波見 大志 (著)

  • 全体の評価 4.53件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,47042pt
  • 発行年月:2006.10
  • 発送可能日:24時間

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商品説明- 「削除ボーイズ0326」

主人公、直都が手に入れたのは、出来事を「削除」できる装置だった。削除したいのは深爪の傷、息苦しい現実、それとも忘れられない過ち?生命力に満ちた人物造形と疾走感あふれる筆致が織りなす、まったく新しいリアル・エンターテインメント。第1回ポプラ社小説大賞受賞。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ポプラ社小説大賞(第1回)】直都が手に入れたのは、出来事を「削除」できる装置だった。削除したいのは深爪の傷、息苦しい現実、それとも忘れられない過ち? 生命力に満ちた人物造形と疾走感あふれる筆致が織りなすリアル・エンターテインメント。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「削除ボーイズ0326」

方波見 大志

略歴
〈方波見大志〉1980年生まれ。「削除ボーイズ0326」で第1回ポプラ社小説大賞受賞。

ユーザーレビュー- 「削除ボーイズ0326」

全体の評価
4.5
評価内訳 全て(3件)
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3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2006/11/02 20:03

もしも過去を消すことができたら

投稿者:かつき(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

第1回(2006年)ポプラ社小説大賞受賞作。
小学6年のナオはフリーマーケットで見知らぬおじさんから奇妙な装置を貰います。一見デジカメのようでいて、ファインダーの枠に収まった人の過去を、その人本人が「DELETE」キーを押したとき、3分26秒消せるというもの。
当然、ナオは夢中でさまざまな実験や、さまざまな場面で使い続けます。
車椅子になってしまったハル、引きこもりをしている兄、女子グループに交わろうとしない転校生浮石や、多動症のコタケ、不自由な体になったハルの代わりにリーダーになろうとする種村など、クラスの力関係や、複雑な家庭事情、女の子にモテルかどうかが重要なポイントになる少年たちを生き生きと描きます。
もしも過去が消えるとしたら——。そんな誰もが一度は願うことの裏に隠された意味まで、読ませる上質のSFエンターテイメント。

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4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/07/29 18:43

面白いエンタメを書こうという強烈な勢いを感じる

投稿者:読み人(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

賞金が、2000万円だとかその高額が話題となっていて、どんなものかと読んでみました。
 一応、話題の一冊だと思います。

主人公、直都は、小学6年生、兄貴は、引きこもりのこうもり(そう直都が呼んでいる)で、親友だったハルは車椅子の生活に。
 なんとなく息苦しい生活をおくっていますが
ある日、過去の出来事を削除できる、デジカメ風の機械を手に入れます。
 それで、直都たちが、この機械で、、、。

というプロットというか、企画です。
 こんな前情報で読んでみたのですが、読んでみると
タイムマシーン物(正確には、削除できるだけで、しかも、曖昧な記憶は残る)
というより全体としては、小学生を主人公にした青春物といった感じです。
 あんまり上手く行っていない家庭環境に、
親友が障害者になってしまった事実。
それと、「野ブタ。をプロデュース」風の女の子のイメチェン計画や、
淡い恋愛も。で、近所でのシリアスな事件など、、、。
ちょっと詰め込みすぎの感もあり、
あんまりこの削除装置がメインって感じでは、なかったです。

 SF書評家の御大、大森望御大は、タイムパラドックスを扱うと、その作家の知性がわかるって言っていましたが、この作品はどうでしょうね、、。
 色々、論理的、破綻を指摘している書評もちらほら見受けれますが、
私は、あんまりそういう細部に突っ込んでSFは読まないほうなので、
これに関しては、あんまり気にならなかったです。
 
 ただ、感覚としては、どうして主人公を小学生に設定したのかなぁ
というのは、ずーっと持ちました。
もうちょっと上の感じで。
 そうすれば、最後の事件解決も小学生にとっては、ちょっと無理っぽいのも
どうにかなるかなぁと。
 児童書に強い、ポプラ社ということで、小学生にしたのでしょうか、
大人向けの作品開拓の意味での創設した文学賞なのに少し皮肉な気もします。

 全体として、構成が強引な感じもしますが、
エンタメ小説を面白くしようとする、
作家の勢いみたいなものは、強烈に感じた一冊でした。

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5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/03/10 16:56

人気者の勢いがなくなり失墜すると、途端に勢力図が塗り変わってしまう残酷さなんかも頷ける。

投稿者:どーなつ(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

第1回ポプラ社小説大賞受賞。
まだ第1回目なので、どういう作品が受賞するのか、ポプラが何を求めているのか、作品の傾向がよくわからないのですが、確かにエンターテイメント性は高かったと思います。
どうやら著者は別の大きな賞でも以前最終選考に残った実力の持ち主でありますので、物語運びは実に絶妙。
主人公直都が苦手なクラスの女子を助け、手に入れることになったデジカメに似たKMDという装置。これが素晴らしい機能をもった装置で、3分26秒を消すことができることが判明。
直都はその装置を使って、いろいろとマズイことややり直したい事を削除しはじめる。
このデジカメの存在は一体なんだったのか、そしてそれを手渡した人の目的は、という突き詰めたところまで描かれていなかったのが残念でしたが、人間同士のつながりがとてもよく表現されていたと思う。
小学生でもいろいろ悩むことがあり、派閥や人気とりなんかも大変。まるで政治家のような組織図。
人気者の勢いがなくなり失墜すると、途端に勢力図が塗り変わってしまう残酷さなんかも頷ける。たぶん読んだ人の多くは、わかるわかる、と昔を思い起こす部分があるのではないでしょうか。
賞金額もかなり高いポプラ社の賞ですので、今後才能を見出され、世に作品を送り出す作家さんの登場が楽しみです★

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