- 出版社:岩波書店
- サイズ:18cm/195,2p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-00-431040-7
ベルクソン 〈あいだ〉の哲学の視点から (岩波新書 新赤版)
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- 税込価格:735円(21pt)
- 発行年月:2006.10
- 発送可能日:購入できません
- 本 新書
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商品説明- 「ベルクソン 〈あいだ〉の哲学の視点から」
人間はどこから来て、どこへ行くのか? 19世紀の科学革命の成果を取り入れながら、このテーマについて根本的な問題提起を行なったベルクソンの思索の跡をたどり、その現代的意味を考える入門書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「ベルクソン 〈あいだ〉の哲学の視点から」
篠原 資明
- 略歴
- 〈篠原資明〉1950年香川県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。哲学・美学専攻。京都大学教授。著書に「言の葉の交通論」「トランスエステティーク」「心にひびく短詩の世界」など。
関連キーワード- 「ベルクソン 〈あいだ〉の哲学の視点から」
ユーザーレビュー- 「ベルクソン 〈あいだ〉の哲学の視点から」
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/09/15 20:59
ベルクソン入門書+α の内容で、非常に岩波新書らしい本(笑)
投稿者:反形而上学者(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベルクソンはノーベル文学賞を受賞している、フランスの哲学者であり、その後の多くの哲学者・思想家に影響を与えたほどの存在である。
ベルクソンは日本でも昔から有名で、西田幾多郎や九鬼周三といった学者にも大きな影響を与えている。中でも九鬼周三はベルクソンに直接会いに行ったほどだ。
ベルクソン影響下の哲学者・思想家は挙げきれない。ドゥルーズには『ベルクソンの哲学』という著作があったりと、現代思想に深く浸透している。
その割りにには、日本においてベルクソンの入門書というのはほとんど無い状態である。何故か。
それは、これから本書について語る中で明らかになるだろう。
本書はカバーの折込に「ベルクソンの思索の跡をたどり、その現代的意味を考える、画期的入門書。」とあるが、実際に読んでみると「入門書」にはなっていないように思える。それは、著者の篠原氏の思想がベルクソンを語る上でかなり入り込んでいるからだろう。そして、篠原氏による「造語・用語」などがかなり出て来るために、どこまでがベルクソンの思想で、どれが篠原氏の思想であるのか不分明なところが散見されるからだ。
だからといって、難解な書き方をしているというわけではない。むしろ、書き方は「入門者」の方を向いている。
私はベルクソンについては、入門書はあまり必要ないのではないかと考えている。というのも、ベルクソンの著作は文章が読みやすいために、それほど理解に困らないからだ。それと、ベルクソン自身の著作は読みやすいが、言っていること自体は、なんか「ボワーン」としているというか、とことん追求していって壁にぶち当たるような書き方はしていない。そこが私自身にはベルクソンはちょっと不満でもあるのだが、そういう欠点は本書を読んでみても、はっきりと出ているものと思われる。
篠原氏が、どこまで意図的なのかは分からないが、篠原氏の意見や用語がそういうベルクソンの「ボワーン」とした思想の「隙間」を埋めているように、思えるからだ。
評価は公平に言えば「4つ★」だが、入門者でも、ちゃんと楽しんで最後まで読み通せるという点では確実にその役割を果たしているし、ベルクソン+αの内容で、現代思想とのつながりもはっきり解るというところから満点評価を上げることにする。







