マリー・アントワネット 新装版 上 (河出文庫)
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- 税込価格:683円(19pt)
- 発行年月:2006.11
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商品説明- 「マリー・アントワネット 新装版 上」
一七七〇年、わずか十四歳のオーストリア王女がフランス王室に嫁いだ。ただ美しくただ愛らしく、楽しいことが大好きなだけの平凡な少女、マリー・アントワネット。歴史はなぜか、残酷にも彼女をフランス革命という表舞台に引きずり出していく—。フランス革命小説の決定版、伝記文学の巨匠、ツヴァイクの最高傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】
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ユーザーレビュー- 「マリー・アントワネット 新装版 上」
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/07/18 11:58
ワイドショーとか嫁姑ドラマとか
投稿者:たむ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまたまこの時期のフランスについて調べていたので、基本の資料として買ったのですが、意外なことに読み物としてもたいへん面白く、ちょっと得した気分でした。
宮廷でマリー・アントワネットをとりまく周囲のかけひきなどは、嫁姑ドラマみたいで飽きさせません。実質的な権力者である王の愛人と、身分はあれど権力はない王の娘たちの確執に、無邪気な娘が巻き込まれたり。王位を狙う王子たちからやっかまれたり。ただの小娘の気まぐれが、外交をもおびやかしてしまったり。
歴史ものとしてももちろんすぐれた読み物なのですが、ワイドショー的な下世話な楽しみ方もできました。よくもまあこれだけ、と思うほど、エピソードには事欠きません。
けれどそれだけに王と王妃の愚かさが目立ちます。本書を読むまでは、時代に翻弄された被害者というイメージを持っていました。実は“普通の人”だった、というやつです。でも本書を読めばわかるとおり、“普通”よりも数段は愚かな人でした。ここまで無邪気で無能で愚かだと、堕ちるべくして堕ちたのかな、という印象に変わりました。権力さえ持たなければただの愚か者でいられたのに、とは思いましたけれども。
登場人物表が少ないのが難点でした。わざわざ人物表を見なくてもわかるような主要人物しか掲載されていません。年表も、できれば下巻だけではなく上下巻ともに載せてほしかったところです。







