崖の館 (創元推理文庫)
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- 税込価格:680円(19pt)
- 発行年月:2006.12
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商品説明- 「崖の館」
財産家のおばが住まう崖の館を訪れた高校生の涼子といとこたち。ここで二年前、おばの愛娘・千波は命を落とした。着いた当日から、絵の消失、密室間の人間移動など、館では奇怪な事件が続発する。家族同然の人たちの中に犯人が?千波の死も同じ人間がもたらしたのか?雪に閉ざされた館で各々推理をめぐらせるが、ついに悪意の手は新たな犠牲者に伸びる。【「BOOK」データベースの商品解説】
ユーザーレビュー- 「崖の館」
14人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/04/16 22:13
身内による殺人とその隠蔽の正当化
投稿者:イヌヤマ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台設定として「館モノ」を日本に構築した手法は見事。
お話しは一種の血族・サイコモノというのが正直な感想ですが、
出てくる人たちがねぇ・・・・、形容するなら
「トイレに行きそうにない人たち」(褒めてませんよ)。
登場人物は知的レベルが高く哲学・芸術論を喧々諤々と語りあう。
で・す・が、犯人、「美しいものを美しいと信じたまま死んでゆけたのですから」人殺しておいて「幸せでした」だと、なんちゅう言いぐさだ。知的水準の高さ故に殺人という手段により、自己を表現しようとする考え方には全く共感できず、かつ身内の犯行を「心情をおもんぱかって」事故として封印してしまうような、この連中、あまりお近づきになりたくない。
続編では催眠暗示の話ですが、また殺人が隠蔽されて、ここでも誰も責任を取らない。3部作らしいですが、最終巻では館ごとこの一族、海に崩落して消え去るラスト希望。







