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最後のウィネベーゴ

  • 発行年月:2006.12
  • 出版社:河出書房新社
  • サイズ:20cm/380p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-62197-X

  • 国内送料無料

最後のウィネベーゴ (奇想コレクション)

コニー・ウィリス (著), 大森 望 (編訳)

紙書籍

2,052 ポイント:19pt

発送可能日: 1~3日

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商品説明

愛するものを失う痛みと、滅びゆくものへの哀惜、そして赦し。犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで孤独な男が出逢う、ささやかな奇蹟…。読後に深い余韻を残す表題作から抱腹絶倒...続きを読む

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商品説明

愛するものを失う痛みと、滅びゆくものへの哀惜、そして赦し。犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで孤独な男が出逢う、ささやかな奇蹟…。読後に深い余韻を残す表題作から抱腹絶倒コメディまで、アメリカSF界の女王ウィリスのベスト・オブ・ザ・ベスト4本を厳選する傑作集。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・SFクロニクル誌読者賞・ローカス賞他、収録作4篇あわせて全12冠。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ヒューゴー賞】【ネビュラ賞】【アシモフ誌読者賞】【SFクロニクル読者賞】【SFマガジン読者賞】犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで、孤独な男が出逢ったささやかな奇蹟とは? 滅びゆくものへの哀悼、そして赦し…。読後に深い余韻を残す表題作から抱腹絶倒コメディまで、アメリカSF界の女王の傑作4篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

女王様でも 7-41
タイムアウト 43-128
スパイス・ポグロム 129-271

著者紹介

コニー・ウィリス

略歴
〈コニー・ウィリス〉1945年コロラド州生まれ。。ヒューゴー賞、ネビュラ賞をはじめあらゆるSF賞を総ナメにする活躍を見せ、アメリカSFの女王の座を獲得する。著書に「リンカーンの夢」など。

ユーザーレビュー

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4.0
評価内訳 全て(27件)
★★★★★(6件)
★★★★☆(14件)
★★★☆☆(3件)
★★☆☆☆(3件)
★☆☆☆☆(0件)

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犬も勘定に入ります。

16人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/02/05 15:06

評価5 投稿者:ぼこにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 テレビ番組が健康情報を捏造した、という記事が新聞の一面に載っていた。その数日前には納豆の売り上げが急激に伸びて生産が追いつかなくなった、と社会面が語っていた。番組がデタラメだったことを知り納豆を買い占めた人々は大変ご立腹らしいのだが、ずいぶんさもしい話である。楽してヤセたいと思うのも図々しいが、欲望丸出しのはしたなさに対する恥じらいもなく、ムコの被害者気取りで一方的に相手が悪いと糾弾する人の姿は実に見苦しい。いい大人が何をやっておるのか。
 表題作の主人公は、かつて地上最後の犬(舞台は近未来)と共に暮らしていた男性。その大切な友を、車の事故で失ってしまう。犬をはねた運転手は当時十六歳、免許取りたての少女。
 こんな時、自分だったらどうするだろう。表情豊かな耳と愛情深い瞳の毛むくじゃらの宝物を奪われてしまったら。あるいは奪ってしまったら。
 失意と罪悪感、生きていればどうしようもなく、そのどちらも味わうことになる。こんな不幸な事故の当事者なら尚のこと、被害者と加害者のいずれもその両方の気持ちに苛まれるはずなのだ。それでいてその両者が分かり合うのはとても難しい。
 普通は自分の心を軽くするため、互いに相手の過失を責め合うものだ。
 けれども加害者である少女は、言い訳もせず逃げもせず、途方に暮れつつ凛々しくも主人公の怒りをまともに受け止め、ただ静かに堪える。スゴイなあ。この物語の最も素晴らしい点は、人間に必要な強さは他人に牙をむくことではなく、どんな時でも内なる真実の声に従って振舞うことなのだと、被害者と加害者の双方が知っているというところだ。
 クライマックスはこの主人公が、長い年月を経たのちに、彼女の窮地を知り救いに走る場面。彼のがむしゃらに突っ走る様子が、傷の痛みを忘れることはできなくても、誰かを許すことはできるのだと教えてくれる。同時に、許す側にも許される側にも、誠実さと品性がなくてはならないのだということも。
 哀しいことにこの物語で犬は絶滅してしまったわけだが、人を許し人生を続けて行く心の深さは、あの毛むくじゃらで無邪気でヌクヌクした生き物の大きな遺産となるに違いない。
 実はこれがこの本の中で一番リアリティのある小説なのだけれど、こんな人間同士の厳しくも麗しい関わり合いというのがファンタジーに見えてしまうのは皮肉なことだ。
 現代人に必要なのは納豆よりも、心の栄養なのではあるまいか。

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国民性の違いをあげてもいいと思いますよ、これでヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を取れるの?って。直球で勝負してほしいんですけど

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/02/26 20:29

評価4 投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

造本が素適で、お気に入りのシリーズ、河出書房新社の奇想コレクションの一冊です。相変わらず、松尾たいこの装画は、その大味な色面構成風のところが魅力ですが、今回はいろはモノトーン風で抑え目。それが、当然のごとくシックな味をだしていて、叢書にぴったりと言えるでしょう。シリーズ造本設計 阿部聡、ブック・デザイン 祖父江慎+安藤智良(コズフィッシュ)だそうです。
訳者である大森望の解説なども利用させて頂いて、各編を簡単に紹介します。なお( )内は、初出年です。
・女王様でも(1992/4):ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、アシモフ誌読者賞、SFクロニクル賞の五冠に輝く風刺コメディ。孫娘の行動に家族が、というか母親が振り回されるお話。訳者・大森望の解説の言葉を利用させてもらえば、史上初の月経SF短編、とありますが違うでしょうね。むしろ、新興宗教の勧誘をパロディ化し、そのツールに月経を利用した、というのが分りやすい、風刺というよりはドタバタ。深みは感じません。
・タイムアウト(1989/7):現在子というものを軸に、マッド・サイエンティストが男女の心を弄ぶお話。それがタイトルとどう絡むかが見せ所です。この手の話によくあることですが、再読をしないと流れが掴み難いでしょう。特に、研究の実態を明かさずに話を展開させるため、伏線だらけのミステリを読んでいるような、技巧の割に中身は薄い・・・
・スパイス・ポグロム(1986/10):スペインのSF賞であるイグナトゥス、アシモフ誌読者賞受賞の、やはり風刺コメディというべきか。日本語が随所に散りばめられたエイリアン物で、日本人はこれだけで喜んでしまうでしょう。これに言語的なスラプスティック、韓流風の男女のこころの擦れ違いを加味すると、このお話になります。
・最後のウィネベーゴ(1988/7):ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、アシモフ誌読者賞、SFマガジン読者賞の五冠に輝く作品。カメラマンが路上でみかけた死んだジャッカル。躊躇いながら通報をしたものの、名前も告げずに、予定の取材現場に。彼が撮影するのは老夫婦が旅しながら利用している『正真正銘のウィネベーゴ。100パーセント本物』。ちなみに、ウィネベーゴは、これまた大森望の解説の言葉を借りれば「アイオワ州フォレストシティーに本拠を置くWinnebago Industries 社製の大型キャンピングカー(アメリカで言うモーターホーム)。
収められている作品中、唯一、ドタバタがない、そういう意味でも真面目な読者に評価されるのは分るのです。ただし、私はウィリスのもってまわった話の運び方が、どうも気に食わない。言いたいことがあるなら、技巧ではなくて中身そのものでストレートに勝負できないの?って思うんです。それはこの作品に限りません。「タイムアウト」しかり、「スパイス・ポグロム」しかり。いえいえ、『犬は勘定にいれません』『航路』も同じ。
無論、この構成があってこそ、読者は話の展開に頭をひねり、繰り返し読み直すことで伏線に気付き、結果として作品の印象が深まることは否定しません。読みにくくしているのは、あくまで構成であって文章も情報密度も文句なし。それを承知の上で書きたい。ストレートに書いたら、どうよ、って。そうしたら、SFじゃない、ミステリじゃない、って?
そうじゃないでしょ。できるでしょ。変化球じゃなくて直球勝負を見たいんです。絵画で言えばデッサン力を見たい。ウィリスならばできるはずですよね。技巧で話を膨らます、技巧をありがたがるのは分るんですが、読書の感動の本質は、そこじゃないんじゃないか、そう私は思うんですね。特に、こういう作品にぶつかると・・・

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今作は、犬も勘定に入れてあげましょう。

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/05/09 19:30

評価3 投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ちょっと変わったSFを独自の編集で日本オリジナルバージョンで
河出書房が、出しているこの奇想シリーズにコニ・ウィリス登場。
 前作の「犬は勘定に入れません」と違い、短い!??。
(ほんと、長かったから、、。)
 SF書評界の御大、大森しゃんが、翻訳から作品選定の編集まで行っております。
あとがきに大森しゃんが、かかれてますが、選びすぎたため、
短編にしては、割と長い作品が多く、4編かしか入っていません。
 短編集のときは、いつもはこういう書き方しないんだけど、
今回は、特別。
【女王様でも】
 女性の生理をあつかったSF。
最初わからなかったけど、じわじわわかってきて、そうか、、と。
ウーマンリブの運動でウィリスって色々あるそうですが、
 これは、どうとられるのだろう??
【タイムアウト】
タイムマシーン関連で、こんな風に時間移動の証拠を
描くのは、ウィリスぐらいでしょう??
 そのへんてこりんな、才能にあっぱれと、。
 ただ、会話とか登場人物の興味とかは、女性特有の感じがもろに出て、
女性を描いてリアルと言う面では、凄いのだけど、
男性の私は、ちょっと苦手、、。
【スパイス・ポグロム】
スペースコロニーでの、異性人とのトラブルを
描いた、コメディです。
 こういうどたばたしながら、実は、重大な、謎と言うか、テーマが
しっかりその裏にはあってというのは、「犬は、勘定に、、」でもそうでしたが、
ウィリスの十八番(おはこ)って感じです。
このコロニーが日本風でかつ、買い物大好きの異性人が出てきて
部屋の中が、狭くなってしょうがないと、なるのですが、
これって、やっぱり日本人が、狭い部屋に住んでいるということまで、
含めて書いているのでしょうか??
【最後のウィネベーゴ】
 ウィネベーゴって、トレーラーハウスのメーカーの名前だそうで、
知りませんでした。
 去り行くもの、去ったものを描いた、静かな感動の一遍でした。
過去の出来事も、段落を分けず、普通に書いてあるので、
最初混乱しましたが、読者が混乱することで、
登場人物自身のどうにも押さえられない過去のフラッシュバックみたいな、
効果をあげています。
 大森さんが、どうしてコニーウィリスを推すのか、
私は、いつも不思議です。
なんか大森さんの好みとは、合わない気がするのですが、出版社とのしがらみとかで、なんか、ウィリスを続けて翻訳することになって、こうなったのでしょうか?
 ウィリスは、上手い書き手だということは、認めますが、
なんか読んでいて、作家の性が全面に出てきて、
 女の人ってこうだよな、、リアルと思う反面。
注目点とか、会話とかで、なんでこんなにいっぱいこんなことを書くのだろうと
根本的な、観点の違いから、性差が感じられてちょっと苦手な一面もあります。
 でも、短編集だと、いいかなぁ??。

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評価4 投稿元:ブクログ

2008/06/09 10:28

このひとの、自分自身フェミニストなんだけど、リベフェミを笑い飛ばすみたいなところが好き。ブラックでキワドい風刺もやるけど、気張ったところもなくエンタメにも寄れちゃう。バランス感覚がいい。表題作がやっぱよかった。

評価4 投稿元:ブクログ

2007/06/19 01:44

『SFの女王』コニー・ウィリスの短中篇集。長編もいいけど短編もうまいよなぁ。深い余韻を残す表題作が中でも白眉。

評価5 投稿元:ブクログ

2009/10/03 23:28

コニー・ウィリスはすごい!
SFの女王と言われる作家ですが、何よりも面白い小説を書く人なんです。
身近な題材を含めた取っつきやすい内容で、おかしくて、しまいに切なくなる…
これは短編集なので、初めての人にもおすすめ。

評価4 投稿元:ブクログ

2007/05/10 16:41

愛するものを失う痛みと、滅びゆくものへの哀惜、そして赦し。犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで孤独な男が出逢う、ささやかな奇蹟…。読後に深い余韻を残す表題作から抱腹絶倒コメディまで、アメリカSF界の女王ウィリスのベスト・オブ・ザ・ベスト4本を厳選する傑作集。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・SFクロニクル誌読者賞・ローカス賞他、収録作4篇あわせて全12冠。

評価4 投稿元:ブクログ

2008/07/13 21:45

●『犬は勘定に入れません』以来、久々に読んだコニー・ウィリス。
うーん面白いわー。
うくくと笑けるお話3本+犬好きの紅涙を搾り出す1本と言うオトクな構成。

●『女王様でも』は、話の切れ味がちょっとアシモフの短編っぽいような。気のせいか。いいなあこのオチ。
『タイムアウト』と『スパイス・ボグロム』は、ユーモアSFハーレクインみたいですてき。
で、もちろん泣かせてくれるのはタイトルからして『最後のウィネベーゴ』でございます。
そんなに露骨なあざといやり方ではなく、シブくじわりと来る感じ。ミニシアターでかかる映画みたいな。(まあ、私ゃ犬飼ってたわりには全く動じませんでしたけど・・・諸般の事情により。)
装丁も、この話がお題ですね。私の中では『ベルカ、吠えないのか?』と甲乙つけがたいすばらしい犬表紙。
て、ちょっと色目が相似・・・・?

●なんだか地に足のついたSFと言う感じで、よろしゅうございました。
他のも読んでみようかな〜。

評価4 投稿元:ブクログ

2011/02/23 12:35

たまたま読む本が無く(上下巻の下巻を持ってきたと知った時のショックと言ったら…!)通勤帰りに何か読む本を、と思って買った本です。このシリーズ、装丁がステキですよね。

とりあえず最初の「女王様でも…」が最高に面白かった!
女性ならそうそう、わかるわかる、って感じじゃないかと。

真ん中2本の中編も面白かったですし、最後のウィネベーゴは今まで読んできたこの人の作品とガラリと雰囲気が変わっていてそれはそれで興味深く読みました。犬は勘定に入れませんは読んだのですが他のも読んでみようかなあ~と思いました。

評価4 投稿元:ブクログ

2009/01/26 09:53

SF短編集。生理ネタとラブコメ(?)2編と表題作の4編収録。表題作がダントツでよかった。終末ものとでもいうのかな。現在と過去が区別なく入り乱れるので最初は読みにくくて仕方がないんだけど、ラストに向かうにつれてどんどんその意味がわかってきて、泣かされる。古きよき、滅びゆくもの。切ないなあ。3作目の「スパイス・ポグロム」も好き。異性人の居候を中心にしたラブコメ。

評価4 投稿元:ブクログ

2013/10/12 18:35

コニー・ウィリスの短編集。
どれもかなり面白い。「女王様でも」は、SFではかなり珍しい女性視点。
斬新だし、内容も面白いっ!
「最後のウィネベーゴ」はなんのことやらわからないうちに話が進み、
気がついたら最後は泣いてた。犬好きにはたまらない。。。

評価2 投稿元:ブクログ

2012/11/03 11:36

宮部みゆき、という書評を前に読んで、なんか納得。うまいんだけれど、、、飽きてくる。テクニックはすごくあるのだけれど、そのテクニックが鼻について、話の持って行き方が悪い意味でいつも一緒。他の長編が面白かっただけに残念。

評価2 投稿元:ブクログ

2011/01/05 06:41

短編集。表題作は、犬が絶滅している未来の世界での悲しいようなノスタルジーな雰囲気があるんだけど、なんだかつらかったなぁ。
「女王様でも…」という、生理がらみの短編がくすくす笑えて面白かった。


しかしながら、ウィリスの力技長編に慣れてしまって無意識に同レベルを短編にまで期待してたのか、…この本はやっと読み終えたという感じ。

評価5 投稿元:ブクログ

2009/10/17 18:38

 コニー・ウィリスの未来って、猫が絶滅してたり、犬が絶滅寸前だったり、なんだか身近なところで悲しいなあ。

評価5 投稿元:ブクログ

2010/08/03 19:14

カバーの絵が好きです。それで読んでみたいと思いました。でも、読んで、この作家さんを知ることができて良かったです!他の作品も読んでみたいです。SFというジャンルもあまり触れたことがなかったんですけど、楽しく読めました。


女王様でも
最初は読んでて訳が分かりませんでした。理解できない単語ばかりで、最後まで読めるかどうかかなり不安になりました。でも、物語が佳境に入ると、やっと全ての内容が掴めてきて、繋がっていったんですが…「何これ?」って思いました(笑)。そもそもSFというジャンルにほとんど触れたことが無かったこともあって、軽いカルチャーショックでした(苦笑)。でも、こういう辛さやユーモアは大好きです。ぜひこの女性たちの議論に参加したかったです(爆)。

タイムアウト
前のお話でSFというジャンルと訳の分からなさに慣れたつもりだったんですが、ここでも最初の数ページは目から星が飛んでました(笑)。このお話はSFというイメージに少し近づきました。「時間転移」とか「実験」などの理系用語がたくさん出てきました。が、内容の大半は「不倫」や「駆け落ち」などの男女の話が9割です。でも、ちゃんと着地点はハッピーエンドで、SFと昼メロが良い感じにブレンドされていました。こういうやり方も、やはり女性的な印象を受けました。

スパイス・ポグロム
収録されている4話の中で一番目が回る展開で、面白い話です(笑)。「エイリアン」や「宇宙船」「無声通話器」といったSFらしい用語も満載です。でも、物々しい雰囲気はなくて、ドタバタでハチャメチャなラブコメになってます。キャラたちも個性豊かで好きです。続編があったらいいな~と思いました。

最後のウィネベーゴ
最後に表題作登場。今までの訳の分からなさが一切消えて、わりと現実的で終末の世界が描かれています。内容もSFというよりはミステリーに近いです。2つの過去の話と現在が混ぜこぜで展開していくという点では、訳の分からなさは変わらなかったです。しかし、それ自体がこの物語全体のトリックになっている…というのが真相です。そして、主人公の喜怒哀楽があまり描写されない分、ラストの数行は見事でした。その一点に物語の感情が全て凝縮されていて、読了後には心に優しく響く余韻が残りました。


長篇よりは「短篇の名手」と呼ばれる作家さんだそうです。ぜひ他の作品も読んでみたいです。SFというジャンルにも親しみが湧きました。前知識無しで良い作家さんに出会えるのは本当に幸せなことです。

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