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日清・日露戦争

  • 出版社:岩波書店
  • サイズ:18cm/242,16p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-00-431044-0

日清・日露戦争 (岩波新書 新赤版 シリーズ日本近現代史)

原田 敬一 (著)

  • 全体の評価 51件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:86124pt
  • 発行年月:2007.2
  • 発送可能日:1~3日
  • 新書

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商品説明- 「日清・日露戦争」

立憲国家となった日本は、日清戦争、北清事変、日露戦争と大きな戦争を繰り返し、台湾と朝鮮というふたつの植民地を獲得した。「輝かしい明治」像を問い直しながら、「大日本帝国」が姿を現した世紀転換期の20年を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介- 「日清・日露戦争」

原田 敬一

略歴
〈原田敬一〉1948年岡山市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専攻は日本近代史。佛教大学文学部教授。著書に「日本近代都市史研究」「国民軍の神話」「帝国議会誕生」など。

関連キーワード- 「日清・日露戦争」

ユーザーレビュー- 「日清・日露戦争」

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10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/08/14 22:24

研究者固有の限界か?それとも...

投稿者:winter_mute(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

手堅くまとめられた本だと思う。また、帝国議会・軍後方・近代文学・労働運動・帝国憲法の成立当初の動性がいかに連動していたかを簡明に書かれてあるし、日本固有の植民地の問題(内外格差)も扱っており興味深い。

ただし、いくつか疑問点がある。

1.日本の植民地開発によって、植民地の経済・文化面における水準が上昇したことについて肯定的な意見があるが、これは現在の研究水準では一笑に付されると書いてあるのだが、その根拠について詳しい出典がない。
2.日本側の功利主義的な考えで主導されたものでたとしても、日本が意図していなかったような植民地側での内発的発展を促進した例は無いのだろうか(実際、朝鮮台湾における民族資本の発達や度重なる弾圧にもかかわらず発禁→出版を繰り返す民族系新聞社の興隆という事象はどう捉えるのか)
3.石橋湛山の如きは朝鮮・台湾のような植民地に対する帝国の投資はその支出に比して利益があまりにも薄い、と、大正時代には既に認識していたわけだが、にもかかわらず朝鮮・台湾を保持しつづけたことを、功利主義のみで果たして説明できるのか。
4.日露戦争は起きずにすんだ戦争と総括しているが、紛争当事者が完全情報を持ちあわせるなどというナンセンスなフィクションを仮定しなければそのような総括は不可能ではないか(それを言うなら第一次世界大戦など絶対に起きるはずの無い戦争であろう、というか非対称情報についてのゲーム理論ってご存知ではないよね)

これらの疑問点にはほかの書籍にあたるしかないのだろうが、これが研究者の専門的限界なのかどうか、少し意地悪く思ったりするのは私だけだろうか?

あ、それと日露戦争が対大韓帝国侵略戦争であるとの認識は、盧武鉉大統領が2006/4/20の演説で竹島の領有権について述べた(韓国大統領が公式に日露戦と竹島と対大韓帝国侵略戦争を結びつけたのは初めてだそうだが)それと類似しているのだが、もちろんこれは偶然だと信じたい。

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