- 出版社:光文社
- サイズ:19cm/251p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-334-93402-6
本日より「時間外・退職金」なし 日本マクドナルドに見るサラリーマン社会の崩壊 (Kobunsha Paperbacks)
- 全体の評価
(2件のユーザーレビュー)
- あなたの評価
この商品を評価して本棚に反映
評価しました! ×
- 税込価格:1,000円(28pt)
- 発行年月:2007.2
- 発送可能日:7~21日
- 本
- 今なら本も電子書籍も全て【ポイント3倍】!!
- hontoポイントスタート記念!文庫もコミックも電子書籍もCDもDVDも全てhontoポイントが3倍!
商品説明- 「本日より「時間外・退職金」なし 日本マクドナルドに見るサラリーマン社会の崩壊」
定年も、退職金もなくなろうとしているいま、時間外手当まで奪われたら、一生引退できず、死ぬまで働くことになるのでは…。日本マクドナルドの現場を取材してきた著者が、日本のサラリーマンの近未来を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「本日より「時間外・退職金」なし 日本マクドナルドに見るサラリーマン社会の崩壊」
田中 幾太郎
- 略歴
- 〈田中幾太郎〉1958年東京生まれ。埼玉大学中退。『週刊現代』記者等を経てフリー。外国人労働者やグローバル企業の問題を中心に取材執筆。著書に「東京ディズニーリゾート暗黒の軌跡」など。
ユーザーレビュー- 「本日より「時間外・退職金」なし 日本マクドナルドに見るサラリーマン社会の崩壊」
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/01/31 11:39
判決の先に拡がる問題
投稿者:@BOOKLIFE(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本マクドナルドの残業不払い訴訟の地裁判決が原告勝訴で下りた。
同時に「店長は管理職ではない。」という裁量も下された。
この判決は日本マクドナルドという一企業だけでなく、飲食業界、流通業界など「店長」の肩書を有する様々な業界へと波及してゆくことだろう。
本書は「サービス業の理想形」として語られることの多いマクドナルドの暗部を暴き出している。
特にこれまで美談ばかりが聞こえてきていた創業者藤田田の灰色な部分に触れた点は大きい。この部分を知らないとジャスダック上場、米国マクドナルドの完全傘下入り後の会社の変化などは正確に把握できない。
藤田田が日本的経営者的な「人情」によって米国マクドナルドを抑え、従業員にできる限りの好待遇を図ろうとしていたのは意外だった。
ただ、90年代末に現在の経済状況を予測できず、過渡期を上手に乗り切れなかったことは明白であり、逃げきりとしか言いようのない会社売却によって、現場を苦境に陥れた藤田田の罪は大きい。
まとめとして著者は欧米諸国のホワイトカラー・エグゼプションと日本政府の試案を比較して検証している。
欧米の制度は労働者と企業側のバランスを取って制定されているが、日本政府の試案は企業の都合だけを取り上げて作られているように感じた。
「残業させたら残業代を払わなければならない。だから早く帰らせよう。」
本来ならこの思考で人件費は抑えられるはずだ。
少なくとも労働基準監督局が正常に機能していれば、こんな制度云々を今更
持ち出さなくとも良いのではないだろうか?
労働者のためにある筈の機構が実は全て企業のためにあるのではないか?
そんなことを考えさせられた。
残業代云々だけではなく、労働を取り巻く構図をもう一度見直す必要があるということをわかりやすく伝えてくれる1冊。
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/02/11 02:12
がんばれ!店長。
投稿者:ショートチョット(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはもはや、流通業の店長だけの問題ではない。残業代を払わなく済むからと「名ばかり管理職」にされている多くの「役職者」のエールが聞こえる。
そもそも、経営に参画などしていないし、まして経営と一体などしていない、ばかりか、管理監督する部下さえいない担当課長、担当部長、専門職の役職があふれている。いろいろな名目の役職者はいるが、労働基準法にいう管理監督者ではないことは、誰の目にもあきらかだ。
よく、これほど多くの「名ばかり管理職」に残業代を支払うと会社がつぶれてしまうと、まことしやかに言われるが、それで倒産するなら、もともと、倒産する会社だったのである。
でも心配はしていない。こういった組織は、「忙しく振舞う」余剰人員でいっぱいの会社であるから、経営に余裕はあるのである。規模も大きく、最悪でも、倒産というよりは会社更生法でいくのである。規模が大きいと、社会的影響度からつぶさないのがセオリー、安心して払うべき残業代を支払っていただきたいものである。







