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生きさせろ! 難民化する若者たち

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.3
  • 出版社: 太田出版
  • サイズ:19cm/284p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7783-1047-9

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紙の本

生きさせろ! 難民化する若者たち

著者 雨宮 処凛 (著)

【JCJ賞(第50回)】フリーター、パート、派遣、請負…。いまや日本で働く人の3人に1人が非正規雇用だ。人を使い捨てる社会に、企業に反撃。ワーキングプアたちの反乱! この...

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商品説明

【JCJ賞(第50回)】フリーター、パート、派遣、請負…。いまや日本で働く人の3人に1人が非正規雇用だ。人を使い捨てる社会に、企業に反撃。ワーキングプアたちの反乱! この国の生きづらさの根源を「働くこと」から解き明かす宣戦布告の書!!【「TRC MARC」の商品解説】

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評価内訳

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ワーキングプアを愛し,激励し,包み込む著者に拍手!この本を読んでからというもの,金持ちを見たら意味もなく追いかけたくなるんですが,私の住む田舎町にそんな金持ちはいませんでした……。

2007/06/11 23:00

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まりんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

世の中には1秒で何億というお金が手に入る人も居れば,働けど働けど暮らし楽にならず,を忠実に実行している人もいる。
私は現在,幸いにも(?)正社員として今の会社で働いているが,当然超勤もすれば,超過勤務手当なんて2割しか出ない。別に私だけではなく,うちの会社で働いている皆が入社以来そうなのだから,私はそれで何とも思わなかったし,寧ろ稼動先があるだけでも幸せなほうかもしれない,なんて思っていた。そして我が社の社員の殆どがそう思っているのではないだろうか。
この本の著者は,所謂ワーキングプアと呼ばれる存在をとても愛し,彼らが不得意とする分野,諦めていた分野を開拓し,貧乏は一人じゃないし,正社員であっても貧乏だ,貧乏暇なしにしたのは自分じゃないしアナタでもない,世の中がそうなんだ! だから自分を責めるな! と熱く語ってくれている気がした。私にも自分を責めた経験があり,誰かに「君は頑張っているよ,君は何も悪くない」と言って欲しかった,と思ったことを思い出した。この本にはそれが溢れていて,嬉しくなった。
ただ熱く語っているだけではなく,今辛いならここに相談してはどうだろうか,と,提案もしてくれている。困っている内容が明確であれば,まずはここに駆け込んではどうか,と非常に分かりやすく紹介されているため,とても助かる。思わず私も紹介されていた団体のサイトを開いて真剣に見入ってしまった。
読後,直接何も生み出さない非生産的な金持ちを見たら,無意味に追いかけたくなった。
だって私達は日々何かを生産している。生産して生産して身体を壊し,精神を壊し,それでも自分を奮い立たせ,叱咤し,周囲に気を使い,使えないと言われないように自己鍛錬し,女性らしくという言葉を免罪符にして細々とした面倒臭い仕事をさせられ,それでも笑顔を作り,自分じゃなくてもいい仕事なんじゃないの? と思ってしまうどうでもいい仕事を悲しくもこなしている人が居る。まあ,私なんですが。
読みやすく情報が詰まっており,とても面白かった。
貧乏人として,ひっそりと立ち上がりましたよ私は。
職場の席を。

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生きさせろ!難民化する若者たち

2016/01/31 09:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Carmilla - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書では「労基署は何もやってくれない」と訴えているが、今や労基署の窓口で失業者に対応する職員も、そのほとんどが「非正規社員」である。安倍政権は発足以来、国会で「自民党政権になって以来、雇用情勢は回復している」と強調するが、雇用が増えているのは「非正規社員」であり「正社員」は減少傾向が止まらない。工場の多くが非正規社員になったことで、日本企業の技術力は完全に失われた。投資家が「日刊ゲンダイ」に執筆しているコラムで
「スーパーの『ダイエー』が凋落したのは、人件費を削ったからだ。パート社員が売り場の主力を占めていたのに、彼ら彼女らの勤務時間を削ったために、彼らは一斉に退職した。結果として売り場があれ、それが業績低迷につながった」
と書いていたが、その通りだと思う。正当な仕事に見合う真っ当な評価を下す経営者が増加しない限り、日本経済の復活はありえないと思うのは、私だけではあるまい。

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BackToTheBasic

2007/06/24 14:08

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tau - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「生きさせろ!」あまりと言えばあまりにもストレートなタイトルだ。そして本書の主張をこの上なく如実に言い表している言葉でもある。生きるための最低限の保障こそが、今求められている。
 バブル経済の崩壊から「失われた10年」を経て、現在の日本は再び好景気の時期に入っているのだという。だが既に知られる通り、かつてとは異なり現在は個々人の収入の格差が広がっておりそれに伴って生活のあり方も否応なしに区分されつつある。いわゆる「勝ち組」と「負け組」というように。そうした収入の格差を生んでいる原因についてはどういう企業に勤めているかというレヴェルでの要因も然ることながら、どのような雇用形態の下に働いているかというレヴェルでの要因も当然のこととして作用してくることになる。具体的に言えば正社員として働くか、それとも派遣社員あるいはフリーターとして働くかという身分の差が問われてくるのだ。
 本書が扱っているのはそうした身分の差から生まれるあまりにも非人間的な個々人の勤務状況の惨めさであり、それによって人間性を奪われて行き使い捨てとして処理されてしまうという残酷さの問題である。それは絵空事ではなく、実際に起きていることでもある。
 例えば「偽装請負」の問題。自分が派遣社員なのか請負社員なのか分からない状況で、契約書も見せられず社会保険も適用されないまま、雇用状態が曖昧なため労災さえも揉み消されてしまうという状況でただひたすら単純作業に従事させられる人物の体験談が本書では登場する。彼の経験談を読んでいると単純にフリーターがスキルを身に付けることなく安穏と自由を謳歌して生きているとは言い切れないことがよく分かる。スキルのつけようがない単純作業をこなしてもらうためのコストの低い労働力として使い捨てられる。それがフリーターの現状でもあるのだ。
 彼らを見舞う惨状はそれだけではない。例えば、最近取り上げられることが多くなった「ネットカフェ難民」についても本書は頁を割いている。つまり、敷金や礼金さえ貯めることも出来ず当座の寝場所を探したフリーターたちが行き着く場所がそうしたネットカフェの個室というわけだ。まだ給料が払われているうちはいい。もし体調を崩して解雇されたなら新しいアルバイトを探すことさえ出来ずに路上に投げ出され、ホームレスが誕生することになる。
 そして、正社員雇用だからと言って確固たる身分が保証されているかというとそうでもない。彼らもまた責任のある役職に就いてしまうことによって馬車馬のように働かされることを余儀なくされる。本書では過労死に追い込まれた人物のケースがインタヴューと取材の下に生々しく記されている。誰もがこうしたケースに陥る可能性がある。その意味では本書の「生きさせろ!」という主張は読者である私もまた共有するべきものなのだ。では具体的に「生きさせ」るために出来ることは何か? そのヒントとして本書ではフリーター労組の存在がクローズアップされている。また、安易な「自己責任」論で個々人「だけ」に責任を帰するロジックを封じるための識者の意見も用意されている。フリーターが望むのはただ安息と最低限の衣食住が整った状況で生きられること、それだけなのだ。
 統計よりも現場に置かれた個々人の生々しい極端な体験談に拠った本書の議論は、著者自身が1975年生まれで就職難を経験したという背景も相俟って情緒に訴えかける部分が多々ある。また、何故か女性の存在が殆ど問題となっていないことも本書の弱点だろう。だから本書だけを以ってこの議論を終わらせてはいけない。むしろ本書の不十分さはそのまま新たなる議論へと接続されるべきなのだ。既に労働者を使い捨てることによって成り立ってしまったシステムが生み出す商品を消費して生きているのは、まさしくこの私たちに他ならないのだから。

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左派の復権か?

2007/05/03 13:02

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:相如 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この10年ほど、社会的な「弱者」やマイノリティを代弁する左派的な主張は急速に勢力を失っていった。その理由はいろいろ指摘されているが、大きな点としては、左派の知識人や活動家たちは、もっぱら中国・韓国の戦争被害者、女性、定住移民などの日本社会の周辺に置かれている人々の救済と社会的な地位の向上を図ろうとしてきた一方で、日本社会の中核部分におけるフラストレーションの増大についてほとんど無視してきてしまったことにある。左派は余裕のある日本国民がマイノリティに手を差し伸べるべきだという前提に立っていたのだが、2000代の「小泉改革」以降こうした前提は全くリアリティを失い、左派の学者やジャーナリストは小難しい言葉を振り回しては「弱者の声に耳を傾けるべきだ」と説教する「強者」として、むしろ社会の底辺層で苦しんでいる人々の反発や憎悪の対象となっていったのである。
そうした左派の言説が少し変わりつつあることを象徴するのが本書である。どことなくエリート臭が漂わせながら「弱者」を代弁しようとしていた従来の左派と違い、これは著者のフリーター体験や実の弟の過労体験を交えながら、泥臭いまでに社会の最下層に密着して書かれており、そこでマグマのようにたまっているルサンチマンを生々しく表現している。それなりに安定した収入を得ている人が読んでも、実感として「確かにそうかもしれない」と、ピンと来る人は多いはずだ。従来の左派に欠けていたのは、こうした多くの日本国民に共有されるような不安感やルサンチマンの根源を、力強くわかりやすい言葉で描き出すことにあったと言えるだろう。特に本書は単なるインタビュー集なのではなく、労働・雇用に関する法律の知識をわかりやすく紹介し、現実に行なわれている具体的な対策を紹介している点でも非常に実効的である。
ただ、これは不満というより著者に考えて欲しいことが二点。
一つには、デモや運動の取り組みが好意的に紹介されていて、それ自体は構わないのだが、デモのような集団行動が苦手な人が底辺層に滞留しがちであるという事実にも目を配る必要があること。デモは下手をすると「単に騒ぎたいやつが騒いで楽しんでいる」と見られがちであり、正直なところ本書を読んでもそういう印象は否定できなかった。デモをするには単に「飯を食わせろ」という漠然としたスローガンだけではなくて、これを勝ち取るまでは絶対にデモをやめない、という具体的な成果を伴った目標がないと多くの人の支持を得られないだろう。
二つには、著者は「右翼」から労働・雇用の問題へと「左傾化」したと述べているが、実際は底辺層の生活の問題と右派的なナショナリズムが同時に語られる可能性が強いこと。実際、ヨーロッパにおける移民排斥においては、両者は密接不可分の関係である。日本ではどういう形をとる可能性があるのかはわからないが、右派のナショナリズムを単に「はけ口」に過ぎないかのように扱うべきではない。
星5つではないのは、あまりうまく言えないが、やはりどこか引っかかるところがあるので。しばらく暴れ回ってほしいという気持ちも強いが、なんかやばいのではないかというところも若干残っている。

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親の価値観がもろに子供へ影響しています。

2007/08/30 01:01

14人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:それ行け!!残飯マン - この投稿者のレビュー一覧を見る

●テレビでこの手の特集をする場合、かなり夢追い人なひとか無計画なひとあまり語彙が無く誤解を招く言動をしがちなひとをあえて出し、BGMとテロップでどうだ可哀想だろという演出をして明らかにちっともかわいそうだと思っていないのがもろばれな番組を作って時間を埋めます。情報操作ですね、保護したいという主張を前面に押してしかし明らかに感情的に保護したくないような人を一般的典型的サンプルとして出す。凄い生活が苦しいのに子供が大勢いる人たちとか。貧乏は自業自得という隠されたメッセージを強力に放出しています。●しかし~P89の方、申し訳ありませんが一切同情できません。夢追いびとの最悪のパターンです。まだ成就していなのに子持ち。子供がいる時点でこの本にはあまり取り上げて欲しく無かったです。あきらかにテレビの情報操作と同じパターンです。著者の優しさ憤怒は認めますがこんな人にまで寄り添う必要はないだろうと正直思いました。●5章前半で取り上げられた話が一番怖かったですね。正社員でもない人にここまで求めてここまで消耗させるのかと怖くなりました。まあここのメーカーの物は一生買いたくなくなりました。ただクリーンルーム作業者が喘息に罹患するケースが多いというにはなぜでしょう。説明が無いのでものすごく気になりました。凄い怖いSF映画みたいな話でした。●しかしこの本を読んで感じたのは思ったより計画性があるし自堕落でもないまっとうな人が多かったことです。まして1発をねらって大勝負に出て負けた人なんて一人もいないささやかな幸せで満足できる人たちばかりでした。この登場人物が欲した自由くらいも許容されない社会はかなり小さなミスで再起不能になる本当に何の面白みも無い怖い社会ですね。これくらいの試行錯誤が若いうちに許容できなくなってきたそろそろえらいことになってきたなこの国はと思いました。●5章後半~P183の話、これは労働環境も原因の一つですが私は上司にサイコパスがいたという疑いを強く持ちました。何度も読み返した印象ですがやはり人が自殺に追い込まれるような激務のある職場にはサイコパスが絡んでいる可能性を疑うことは無益ではないと思います。この本ではやはり雇用の規制緩和とそれによって起きた悲劇として扱っていますが私はちょっと違う印象を持ちました。人が死ぬような職場は制度や組織のつくりが人をそうさせている側面も否定できませんけれどサイコパスが己の嗜虐心を満たすため逆に会社の仕組みを利用しているケースも多々ある気がします。制度と同時に人災も疑った方が良いでしょう。そしてご遺族は、会社を責めるだけでなく3バカトリオの異常人格者をなんとしてでも公衆に引きずり出して奴らの人生を木っ端微塵に粉砕してしまえばよかった。どんなに強い人間でも3人もキ○○イが束になってかかって来たら身も心もおかしくなるでしょう●全体的な印象として本人を甘やかさない程度に親が資源を提供すればかなり違った道を歩めそうな人が多かったことです。逆にまともな生活を送っている30代までの人の肉親はこの程度の支援を当たり前に提供しているということです。とにかくここ一番という出費をケチる親がこの本では結構な数出てきます。それは贅沢じゃないんだから渋っちゃだめだろうとちょっとイラっとしました。あれっぽっちのお金が出せないんだったらはじめから子供なんて作るなよ、一人りで生きて好き放題すればいいじゃないか。

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2008/02/16 14:32

投稿元:ブクログ

同世代の書き手としては最も現在最も信頼と共感を寄せることができる雨宮氏.論に少々強引さを感じるところもあるが,アメリカ追従の新自由主義的政策がもたらした「格差社会」をインタビューを中心にしたルポ形式で鋭く抉っている.

2007/10/23 17:19

投稿元:ブクログ

日々暮らす最低限の生活を保障しろという日雇いなどで暮らす若者の声が、「生きさせろ」という痛烈なメッセージでもって綴られています。普段の生活ではあまり意識しないですが、社会はどんどん変わりつつあるという事が実感出来ました。経済の成長が止まるとどのような事になるのか・・・
グローバル経済の波に飲まれて社会はさらにどう変わっていくのか・・・
注意深く時勢を見極めていかねばと思いました。

2007/07/27 10:20

投稿元:ブクログ

http://www.mkimpo.com/diary/2007/mayday_07-04-30_bis.html

2007/10/29 11:17

投稿元:ブクログ

我々は反撃を開始する。
若者を低賃金で使い捨て、それによって利益を上げながら若者をバッシングするすべての者に対して。

我々は反撃を開始する。
「自己責任」のなの下に人々を追い詰める言説に対して。

我々は反撃を開始する。
経済至上主義、市場原理主義の下、自己に投資し、能力開発し、熾烈な生存競争に勝ち抜いて勝ち抜いて勝ち抜いて、やっと「生き残る」程度の自由しか与えられていないことに対して。

2009/09/26 15:18

投稿元:ブクログ

2007年3月発行。
若者がおかれた現状の悲惨さを具体的なインタビューで構成。
不安定な層が4割というのは個人の責任ではなく、社会問題というのは全くその通り。
派遣といえども、明日から来なくていいとだけ言って首を切れる物ではないこと。
労働法などを知らなすぎて不正をされる場合もあるので、そういう知識ももっと広めるべきですね。
一人では立ち向かえない場合、一人でも入れる労働組合や、相談に乗って貰える組織があることなど書かれています。知って下さい。
この不況で相談の人手も足りないのではと心配だが…

2008/02/17 23:48

投稿元:ブクログ

ネオリベラリズム(=ネオリベ)が推し進める策略による犠牲者の現状を取り上げる。「働かざるもの食うべからず」なんて言葉はネオリベの欺瞞。現実は働いても食えない、生きられない、逆に働くことで死んでしまう、死ぬために働いているような状況にある。
明らかに犠牲者であるプレカリアート(不安定さを強いられた人々)はしかし、ネオリベに仕組まれた巧妙な詐術によって自己責任論を内面化させている。ネオリベはさらにそこにつけこむ。私たちにとっては負の循環が、ネオリベにとっては願ったりのスパイラルなのだ(不安定にされている人々を殺し続ける限りいずれは破綻するけれど、今のところ)。自己責任論を内面化させられているプレカリアートはその循環を自ら積極的に回しているようなもの。ネオリベは何の手を下さなくてもみているだけで、思い通りに人々が動く。バカにされていると思わないだろうか。バカにしているのだ、私たちを、そして人間の生を。見くびられているのだ。怒れ、内にではなく外へ向けて。
喫緊の生きづらさ(あるいは「生きられない」こと)は制度や構造のせいである。その先にも個々人の生きづらさは絶対残る(P.268)。だから、制度で解決できることはさっさと解決しなくちゃいけない。その先の「人間としての」生きづらさに向き合うためにも。



リア王の中で一番気に入った科白は「リアのおっさん!リアのおっさん!」という道化の科白だったのですが、その道化に関連して、前回の読書会でめちゃくちゃな紹介に終わった河合隼雄の「影の現象学」にも、道化が言及してありました。それで、それによると、道化という人格は、王が自らを完全に光り輝く存在とするために、その影の部分を切り離すために作り出だれたそうです。古代の絶対的存在としての王はなんらの過ちも犯すはずはないし、罰せられることもないはずなんだけど、現実には天変地異などによって、国が被害を被ることもある。王をすべての物事の統治者としてみるならば、それは王の失敗としか考えられない。この矛盾を解くために王に代わって罰せられたり、失敗役をつとめたりするものとして道化の必要性が生まれた。そしてその絶対的な王に支配された王国の統一性は、それと矛盾する存在の切り離しを前提として保たれているんだけど、それはしばしば事実を犠牲とした規範性の維持によって成し遂げられる。王が規範と秩序をあらわすとき、道化はその規範で律しきれぬ新たな真実をそこにもたらし、価値の顚倒、や「統一」のために切り捨てられた物事の多様性を知らしめると河合隼雄は言うのですが、それが「生きさせろ」にもリンクするものがあるのではないかと思いました。
どういうところでかというと、社会学者入江さんの話のところです。ネオリベは中国や韓国、北朝鮮など敵を外に作って国内の「格差」から目をそらせるということをやってきた。ポストネオリベの段階に入った今も景気が上がり調子になってきたことの裏に何か問題が隠されている気がすると指摘しているところがあるのですが、つまりネオリベへの統一によって排除された平等や労働者、生存権等という犠牲にされた事実が今表出してきているのではないかと思いました。ネオリベが排除した事実を知るんだ!!ネオリベに騙されるな!!ネオリベの一面性に気付け、と言うように。
一方で、リア王においてさまざまな仕打ちを受けることから狂気になって狂気故に、リアは内面化されてべったりと自分と同化していた価値観に、疑惑を抱くようになったのだけれど、自己責任論を内面化している人たちにそれを自己と切り離して考えさせる契機になるのは一体なんなのだろうと思いながら、読みました。

2008/07/30 20:11

投稿元:ブクログ

『絶望に効くクスリ』でその存在を知って以来,気になっていた雨宮処凛。デビュー作の自伝にもにも興味があるが,とりあえず今の自分のテーマであるワーキングプアを扱ったこの本から。花沢健吾のカバーイラストもテーマにマッチした雰囲気で良い。いざ文章を読んでみると,結構まとも。すこしホッとしました。どうしても色物的なイメージがあったので。「生きづらさ」,「不安定」,「自己責任」という視点から,今の日本の若者が置かれた現状を総覧する。山田昌弘などの学者と比べて(比べるのが間違いだろうが),バランスは悪いけど,格差問題に対するスタンスとしては一方の極だろうと思う。ワーキングプアの若者が,貧困を自分のせいだと考えがちであるとの指摘は,なるほどと思った。自分にもその傾向はあるからね。やっぱり「自分は社会の犠牲者だ!」って言いにくい空気がありますよね。自己否定を自己成長に繋げることができなければ,待っているのは自殺でしかない。自分が今までその手段をとらなかったのは,まだ逃げ道があったから。もし今の状況が続くとすれば,どうなるかは分からない。著者が期待を寄せるプレカリアート運動が,社会を変える流れを作り出すとは,正直思えないけれど,黙って自分を責め続けるよりはましなのかもしれない。それも現実逃避なのかもしれないけれど。本文の最後に著者は問う。「社会から必要とされたから増えたのに,なってみると説教される立場なんて,フリーター以外に存在するだろうか?」本人は反語のつもりだろうが,僕ならイエスと答える。それはまさに,新司法試験の下の司法修習生だ,と。

2008/05/05 16:38

投稿元:ブクログ

企業に使い捨ての激安労働力として利用されるプレカリアートの反撃。「プレカリアート―デジタル日雇い世代の不安な生き方」で登場する人より深刻な問題を抱えた人が多く登場する。笑える所は松本哉の「貧乏人大反乱集団」「高円寺ニート組合」「素人の乱」のところぐらい。
安定した正社員になれそうにない人は特に読む事を強くお薦めする。
日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞受賞。

2007/09/29 23:13

投稿元:ブクログ

この若者の問題、すっごく興味があります。
マンガ喫茶で寝て、日雇いアルバイトをして暮らしている若者たち。
彼らの生活水準を上げるためには、どうすればいいのか。
彼らだけじゃ、どうにもならない。
こういう人がいるという状況を、だんだんあたり前と思って、見捨てることだけは絶対にいけないと思う。

2008/02/01 02:31

投稿元:ブクログ

昨今騒がれる、ネカフェ難民、フリーターの労働と生活の実態を筆者自身がルポしたものである。不安定な労働に置かれ、明日来るかもわからぬ解雇通告に怯え、(正社員には認められない)危険な職場で、低賃金で働く若者の姿が描かれている。フリーター問題に明るい湯浅氏のメッセージも載っている「彼らには『溜め』がない」と。(溜め=それは家族であったり、助けてくれる友人であったり、そうした非常時の基盤となってくれる存在であり、資力である)著者は、今も難民化する若者に著書内でもメッセージをなげかける。幸せが脅かされることのない、ただ生きるために、たったそれだけのことを。  著書の中では、、それだけでなはなく、実際に貧困に直面し、その救済に臨むNPOの姿もあった。彼らは往々にして高い学歴を持ち得ず、社会に対する知識も、抵抗手段もなく、雇用者側に言い様に使われていた。その抵抗の手段を与えるNPOの支援の姿勢は見ていて非常に勉強になった。特に、本著内で即日解雇を言い渡された女性が、労働組合に加入することで、不当な解雇から逃れられただけではなく、その後の生活の保証金まで雇用者から取ったというのは、彼女の知識知恵では絶対に出来なかった結果である。「知ることすらない労働者の権利」教えることすらない、労働者の権利、学校の教科書では走りでしか習わないこの権利は、富裕層以外の多くの人々にとっても必要な知識であるのに、どうして学校では教えられないのだろいうか、そんな疑問符が沸いた。社会で役に立つことだけ教えるのが学校の役割ではないが、こうした、一生涯にかかわる「労働」の話は、教えてくれてもいい気がした。

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