- 出版社:東洋経済新報社
- サイズ:19cm/217p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-492-04274-8
PLANNING HACKS! 企画ハック! 凡人をヒットメーカーに変える企画生産のコツと習慣
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- 税込価格:1,575円(45pt)
- 発行年月:2007.5
- 発送可能日:7~21日
- 本
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商品説明- 「PLANNING HACKS! 企画ハック! 凡人をヒットメーカーに変える企画生産のコツと習慣」
著者のプランニング経験から見出した、企画づくりの秘密を伝授。「マイ・プランニング・システム」と「アイデア二段階抽出法」をベースにしたハックを中心に、企画における知的生産の技術を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介- 「PLANNING HACKS! 企画ハック! 凡人をヒットメーカーに変える企画生産のコツと習慣」
原尻 淳一
- 略歴
- 〈原尻淳一〉1972年埼玉県生まれ。龍谷大学大学院経済学研究科修士課程修了。エイベックス・エンタテインメント株式会社ブランドマネジメント部マーケティングルーム課長。
関連キーワード- 「PLANNING HACKS! 企画ハック! 凡人をヒットメーカーに変える企画生産のコツと習慣」
ユーザーレビュー- 「PLANNING HACKS! 企画ハック! 凡人をヒットメーカーに変える企画生産のコツと習慣」
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2007/04/10 10:55
はしがき1
投稿者:原尻淳一(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
優れた企画やアイデアを連発する人たちがいます。俗にいう「ヒットメーカー」と呼ばれる人たちです。世間では天才と称され、あたかも生まれながらに才能があるように思われがちですが、そこには秘密があることを多くの人は気づいていません。企画づくりの秘密。この本で、わたしは偉大な先輩方との仕事を通じて、見出した「秘密」をみなさんにこっそりお伝えしようと思います。
その秘密は大きく2つあります。1つめは、優秀なプランナーは優れたアウトプットを生み出すシステムを持っているということです。このシステムがあるからこそ、優れたアイデアを連発できるのです。
わたしがシステムの重要さを痛感したのは、大学院時代に故鶴見良行先生のご自宅にうかがい、仕事部屋を拝見させていただいたときです。すべてに圧倒されました。5万枚を超える読書カード、アジア諸国を歩きながら書き留めた緻密なフィールドノート、それに美しい写真の数々。名著『ナマコの眼(まなこ)』(ちくま学芸文庫)をはじめとする魅力的な本の数々は、読書カード、フィールドノート、写真の3つの要素を編集するだけでほぼ完成してしまうのです。わたしはこのシステムに感動し、なるほど、準備というものは、こうやってやるのかと反省しきりでし
た。そして、優れたアウトプットは綿密な準備とシステムから生まれるということを初めて知ったのです。
分野は違えども、同じ感銘を覚えたのは、松岡正剛さんの仕事場を見学させていただいたときです。数万冊を超える本に埋めつくされているのですが、本はすべてテーマによって分類され、しかも本と本の並びには意味があるのです。ですから、何か原稿を書くとき、テーマの本棚に行き、がばっと数冊つかめば、すぐに原稿が書けてしまう。松岡さんの『千夜千冊』という偉業は、その背景にこの本棚システムがあるのです。優れたアウトプットは、準備とシステムの賜物です。やり方は多少違っていても、その根底は共通した準備とシステムに支えられています。
**
【構成】
はじめに
企画づくりの秘密
企画づくりのハックは、みんなをハッピーにする技術
CHAPTER1 企画システムハック 変数と代入式
CHAPTER2 アイデア発想ハック 量と質
CHAPTER3 プランニング・ハック 失敗と本質
CHAPTER4 プロジェクト・ハック コミュニケーションとモチベーション
CHAPTER5 プレゼン・ハック 離見と保険
CHAPTER6 実践編コンセプト・ハック 文脈と応用
おわりに 経験の弟子
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2007/04/10 10:53
はしがき2
投稿者:原尻淳一(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
2つめの秘密は、企画づくりの法則です。企画やアイデアは二段階で考えれば、発想を誘発しやすいのです。これは誰もがなんとなく実感はしていることですが、悲しいかな多くの人はこの段取りを踏みません。簡単なことですが、やるとやらないとでは雲泥の差が生じます。天才的なアイデアマンには、実は経験に基づいた因果律のようなものがあり、そこからパッとアイデアが浮かぶようです。この因果律は見えないものですから、これは自分にはできない芸当だと思い込んでしまうのでしょう。
しかし、本書で提示する「アイデアの二段階抽出法」を活用すれば、わたしのような凡人でも多くのアイデアを生み出すことができます。案外見落としがちなのはきっかけとなるベースの情報を多くの人が重要視していないことです。いい方を換えれば、ジャンプ台(となる情報の土台)があれば跳べるのに、それなしに無理矢理高く跳ぼうとしているのです。何もないなかで、「うーん」と考えても脳は活発に動き出しません。むしろ、様々な情報を結びつけることで、アイデアはふっと浮かんでくるものなのです。
本書はこれら2つの秘密に基づき、独自に構築したマイ・プランニング・システムのつくり方と二段階抽出法をベースにしたハックを中心に、企画における知的生産の技術を伝えていきます。
企画づくりのハックは、みんなをハッピーにする技術
前作『IDEA HACKS!』は入社3年めくらいで現場を仕切り出す人に向けて、効果的に仕事を進めるコツや考え方についてカタログ的に書きました。では、今回の読者ターゲットは誰かというと明快です。どのような分野、領域であれ、「企画」をつくる人たちです。
企画というものは、どのような業種であれ、どのような経歴の持ち主であれ、大なり小なり、必要なビジネススキルです。いや、もっといってしまえば、学祭の企画を考える実行委員も、還暦のおじいちゃんをお祝いする会を考えるお母さんも、新婚旅行を計画する新郎新婦も、彼女が喜ぶデートプランを考える彼も、友だちの誕生会の出しものを考える小学生すら、その場面では立派な企画マンです。こう考えると、企画というのは、この世の中をハッピーにするスパイスであり、人生をちょっぴり輝かせるカンフル剤だといえます。したがって、「企画づくり」のコツというのは、誰もが知っておくべきことなのです。
本書では「企画づくり」のハックを前回同様89個用意しました。しかし、あくまでもわたし個人が携わってきたなかでの極めて見識の狭いものです。したがって、これは「使える」、「使えない」という判断は読者の方々にゆだねます。
さらにいえば、わたしのハックに対する感覚は〝シェアウェア”や〝フリーウェア”のようなものなのです。前作『IDEA HACKS!』自体が共著者小山龍介とのメールのやりとりから生まれたものですから、お気軽に「これはいただき!」というものを使っていただけると嬉しいです。また即使えなくても、考え方や構造、技術を自分向けにカスタマイズしてほしいのです。ハックは正しく使うことが目的ではありません。工夫や革新こそが、新しいハックを生むことにつながり、そういった応用や発見が実は自分だけではなく、周りの人たちをもハッピーにするからです。
では、早速本編に突入していただき、あなたの企画づくりの一助にしていただければと思います。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/03/11 23:52
プランナーの先輩と飲みに行ったような読後感
投稿者:テレキャットスター(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
企画づくりのヨモヤマ話をたっぷりと聞かせてもらった。全体的にまとまりがなかったり、自分の業界では使えなそうなネタがあったりは、ご愛嬌。企画づくりに携わっている人ならば、何かしらの発見がある一席、いや一冊だと思う。
個人的には、「企画づくりの秘密」として紹介されている「マイ・プランニング・システム」と「アイデア二段階抽出法」が特に面白かった。
「マイ・プランニング・システム」は優れたアウトプットを素早く、数多く生み出すための仕組み。著者は、それを料理に見立てて説明する。優れたアウトプットが「おいしい料理」だとしたら、企画書の「型」がレシピ、鮮度の高いデータ集が冷蔵庫、日ごろのアイデアやメモがスパイスといった具合だ。
冷蔵庫やスパイスはもちろん、レシピも日ごろからのメンテナンスが求められる。過去にうまくいった企画書を「名作ファイル」としてストックしておくのだ。そうすれば、自分だけではなく、同僚や後輩もその「型」を再利用することができる。環境整備がしっかりとできていることも、優れたプランナーの条件のようだ。
「アイデア二段階抽出法」は、その名の通り、二段階のプロセスを経てアイデアを生み出すというもの。第一段階では、とにかくアイデアの元となりそうな情報を、深く考えず、感じるままに吐き出す。第二段階で、それらの情報を組み合わせたり、掛け合わせたりしながら、アイデアを形づくる。
この「二段階抽出法」の考え方は、企画書作成や会議運営にも活用できる。企画書作成においては、まず手書きでイメージングするのが第一段階。そして、PowerPointなどを使ってデザイニングするのが第二段階だ。会議運営の場合は、発想やブレインストーミングなど「拡散」の場が第一段階。検討事項を絞ったり、意思決定をする「収束」の場が第二段階となる。
本書には、企画づくりだけではなく、上司対策、プレゼンテーション、チームや組織の運営、ワークショップ手法など、さまざまな話題が登場する。プランニングのプロフェッショナルによる「生きた」知恵やテクニックを垣間見た。
こんな先輩とだったら、もう一軒行きたいところだ。







