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祝家荘の闘い
2020/02/04 18:42
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
梁山泊と青蓮寺・官軍の祝家荘を舞台にした全面対決がクライマックスなのは違いないが、本巻であれば、解珍・解宝親子や焦挺、李応など、一人ひとりの人物にしっかりフォーカスした、各々に感情移入できて話に引き込まれていく。それだけに喜びや哀しさがより感じられる。林冲の行く末も気になる。
電子書籍
敵もさるもの、総力戦の果てに
2012/11/05 13:20
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投稿者:sleeping lion - この投稿者のレビュー一覧を見る
梁山泊の大事な3拠点の中心地に突如できた、官軍の拠点。
やるなぁ、官軍陣営も。
この巻もひたすら死んでゆく。
これまでに集まった同志達が次々に。
勇猛果敢な死もあれば、意外な死もある。
ますます面白い、水滸伝。
寝る間を惜しんで読み続けよう。
紙の本
水滸伝 6 シリーズ
2023/07/31 08:26
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
もし、亡くなったと思っていた妻が生きていたとしたら。林冲の心を思うと、すぐにでも助け出そうと思うことでしょう。かなり罠の可能性が高くても。それが、妻への思いの表れなんでしょうね。
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大きな戦い
2019/06/26 15:30
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きな戦いに入りました。1つ勝利で終えたことは良かった。ただ、いろいろと問題を残した気がする…。これからどうなるか。
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「水滸伝 八 青龍の章」北方謙三:集英社文庫
北方水滸伝、第八巻です。
祝家荘との戦端が遂に開かれる。
地方軍十万も同時に梁山泊拠点を包囲。
内応が成功しない限り勝機はない。
解珍・解宝親子が祝家攻略の鍵を握る。
物語も中盤戦、次々命を落としていく好漢たち。
そしてまた林沖は自身の心の命ずるまま軍を離れる。
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李富…。
次々と仲間たちが斃れていくことへの焦り、不安。
切ない、けど進まなくてはならない。
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(注意※ネタばれしてます。)
この巻は解珍の秘伝のたれが登場します!!
これはかなりおいしそう〜〜〜〜!水滸伝に出てくる料理はいつもおいしそうなんよね。
また、ミュージシャン楽和の登場で、「次の仲間は音楽家だ!」っていう
ワンピースのノリを思い起こされましたw
そして、終盤。林冲の激情がまたもや。。。
妻の生存説に翻弄されたり、いらいらして暴力的になったり、超人間くさい。
この林冲のひたむきなまでのおとこらしさがものすごい魅力なんですよ!!!
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【いたずらに老いる生は、時のせいではなく己のせいである】
梁山泊と官軍の総力戦の巻。
双方知略をつくし、戦を行っている。やはり、官軍と梁山泊の軍の数の差は歴然。
林沖がかっこよい
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祝家荘における官軍埋没の計をとる青蓮寺との闘いが中心である。期待していた㋙三娘がやっと出てくる。どうも水滸伝は女性に冷たく、今後の活躍を期待する。
犠牲は多かったが新たな同志も加わり、今後誰が活躍するかも期待
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梁山泊陣営の中心に位置する独竜岡に、官軍が兵をしのばせる。
梁山泊はこれを阻止すべく全軍をあげ出陣する。
この巻は、何といっても解珍のタレ。そして生肉。
うまそうなのである。とまあ、それはさておき。
馬桂が惨殺され、李富が心身ともに生まれ変わるのがこの巻。
林冲と一騎打ちをした扈三娘が、肋骨を折られるのがこの巻。
顧大嫂によって聞煥章の膝が刺されるのがこの巻。
独竜岡の戦闘を経て数名の同志が梁山泊に加わるのがこの巻。
独竜岡の戦闘で加わった同志は、
山の猟師、解珍、解宝、鄒淵、鄒潤。
独竜岡から、李応、杜遷。扈三娘は安道全のもとで治療中。
孫立一味。孫立、孫新、顧大嫂、楽和。
他には、郁保四が出てくる。
文中でほとんど語られることのない、替天行道の冊子の一部が、解珍の口から語られるのもこの巻。
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祝家荘で熾烈な闘いが繰り広げられました。
もーね、どーなることかと思ったよ。
とりあえず犠牲を多く出しつつも勝ったけど
最後の最後で林沖が抜けたのはありえんかった・・・・
どー考えてもおかしいやろ!いまごろ張藍でてくるとか。
まんまと李富の策に嵌まってしまう林沖が
愛しくもかなしかった。
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水滸伝序盤戦の山場と言える対祝家荘戦の回
その他にも、
馬桂を殺された李富(梁山泊の敵側の青蓮寺の高官)が死域を乗り越えるところや、
激しい戦を生き抜いた鄭天寿が、戦いの後すぐ、楊令の薬草を取るため、崖から落ちて死んでしまう場面、
そして自分のために死んだ鄭天寿の死を楊令が心に受けとめるところなど、見所がつきません。
また今回初登場の解珍・解宝親子の肉料理。
猪や鹿の肉の血を抜き、新鮮なうちに刺身にします。
刺身につけて食べるタレは、解珍のお手製。
山椒をはじめとした香辛料や薬草、酒、獣の血を混ぜたタレを付けて
生肉の刺身を食べます。
タレは、何度も前のタレに新たに上記の材料を足して切らさないようにします。
この後の巻でも、何回も料理が出てきます。
何度出てきても食べたくなります。
それにしても、この北方水滸伝の登場人物は、生への飽くなき欲求と、その反対に死への憧憬が同居してしまうのが、凄いところです。
どの登場人物の中にも、生への希求と死への情景をあわせもち、それが登場人物の生き方と生き様を一層際立たせています。
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全編が、虚実入り乱れた総力戦で読み応えがあった。
扈三娘が、初めて現れた戦う女性キャラでいい感じ。まあ、いかにもではあるのだけれど。そのぶん林冲が暗い。
そろそろキャラが多くなりすぎてよくわからなくなりつつある。特に今回の戦いは、ひとつの村を舞台にして、そこでの利害関係が絡み合うだけになおさら。
じわりじわりと将棋を指すように進んできたものが、いきなり大きくはじけるあたりはすごい迫力だ。聞煥章も見事な悪役でご立派である。横恋慕するあたりとか、何とも言えずできあがっている。
冒頭にあるあるスパイの死。裏も含め、すさまじいものだった。
2008/8/17
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梁山泊と二竜山、清風山の間の三角地域の中心部にある、独竜岡に官軍が拠点を構えた。梁山泊は、これを掃討するために呉用を軍師に宋江を大将として総力戦に出る。
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梁山泊と官軍の総力戦の火ぶたが切って落とされた。官軍は、梁山泊、二竜山、双頭山の3点を結んだ交点に位置する祝家荘に軍を配備し、罠をしかける。それに対して動くのは梁山泊軍ではなく、近辺の猟師である解珍・解宝親子、祝家荘の隣村の保正である李応、登州の将校である孫立一派。宋の腐敗した世を憂う彼らが梁山泊軍に加わり大きな戦力となっていくのは必然である。
注文をつけるならば、大軍を引き付ける為に負けているように見せかける秦明の二竜山の記述がほとんどないこと。武松にこの話を持ちかけられ、悩んだ挙句従うことにした秦明の苦悩はどこへやら、祝家荘の記述のついでに結果が伝えられるに終始してしまったのは残念。どのように負けを演じ、どのような効果があったのかを描いて欲しかった。
また、キャラクターが増えすぎたためか、今まで登場してきた強烈なキャラクターがその他大勢として描かれだしており、少々物足りない感がある。例えば穆弘・穆春兄弟、李俊・李立、童猛・童威兄弟、張横・張順兄弟などである。李俊など初登場時は物凄く恐ろしい豪傑という設定であったが、最近ではそれが描写されることがほとんどない。キャラクターを増やしていくのもいいが、もう少し一人一人のキャラクターを大切に扱って欲しいものだ。
以上、今回は不満の方が大きい書評となってしまったが、それだけ本作品に期待し楽しみにしていると理解して欲しい。