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右翼と左翼はどうちがう?

  • 出版社:河出書房新社
  • サイズ:19cm/222p
  • 利用対象:中学生
  • ISBN:978-4-309-61643-8

右翼と左翼はどうちがう? (14歳の世渡り術)

雨宮 処凛 (著)

  • 全体の評価 51件のユーザーレビュー
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  • 税込価格:1,26036pt
  • 発行年月:2007.5
  • 発送可能日:24時間

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商品説明- 「右翼と左翼はどうちがう?」

右翼って何? 左翼って何? 両方の活動を経験した著者が、学校では教わらない右翼・左翼のテロ、革命や歴史や現状をとことんかみ砕く。現役活動家6人への取材も収録。【「TRC MARC」の商品解説】

目次- 「右翼と左翼はどうちがう?」

  • はじめに
  • 第1章 右翼と左翼と私
    • 右翼と左翼の大きな違い
    • 価値観を変えたオウム事件
    • ショックを受けた、テレビの中の悲惨な戦争
    • 『ゴーマニズム宣言』との出会いから、右翼で活動を
    • 居心地の悪い日本の右傾化
    • 左翼になったの?と言われる理由
    • 両方経験したから書けること
  • 第2章 右翼って何?

著者紹介- 「右翼と左翼はどうちがう?」

雨宮 処凛

略歴
〈雨宮処凛〉1975年北海道生まれ。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」でボーカルを務め、その活動がドキュメンタリー映画「新しい神様」となる。著書に「生き地獄天国」「自殺のコスト」「暴力恋愛」など。

関連キーワード- 「右翼と左翼はどうちがう?」

ユーザーレビュー- 「右翼と左翼はどうちがう?」

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11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/06/24 03:53

雪の中、銀色の、二つの道

投稿者:Living Yellow(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る

 きちんと定職に就き、社会に地道に関わり、結婚して、子どもを養う。そんな当たりまえだと思われていた人生設計そのものをすること自体が困難になって久しい。
 その一方で、「現実の世の中に矛盾を発見し、それを少しずつでも変えていく」といういう思考・行動が、うまく世の中に受け入れられないこと、あるいは本人を苦しめてしまうこと。たとえば、困っている人の役に立とうと、一生懸命バイトして貯めたお金で、金儲け優先(全部がというわけではない)の専門学校に、下手な大学より高い授業料をおさめ、今新聞を騒がせているような、不安定・低賃金・重労働の介護の現場を耐える、若い人々を目にして、私のような年長世代はもう何も言えなくなってしまう。
 本書は右翼と左翼をそんな「現実の世の中の矛盾」への疑問から出発した二つの思想・行動として統一的に捉えている。その立場には深く共感する。
 確かに連合赤軍事件からオウム真理教に至る、「革命」の妄想は捨て去らねばならない。キアヌ・リーヴスが主演していた十年前の映画「スピード」を思い出してほしい。猛スピードで走るバスを止めて爆発を解除する方法はさらなる爆発を誘発する。バスを走らせながら、ベストを尽くして、完全ではないが、少しでもましに走り続けられるように改良することに挑むこと。
 本書は三部構成になっているといえる。
 第一部は雨宮氏の個人史的政治遍歴の告白ともいうべきであろう。第二部(第2・3章)は日本における左翼・右翼の略史。簡潔ながら丁寧にまとめられている。第三部(第4・5章)は一水会木村三浩氏をはじめとする右翼(新右翼系の方々が多い)の方々へのインタビューと、太田昌国氏をはじめとする左翼(新左翼系の方々が多い)の方々へのインタビューで構成され、終章「矛盾だらけの世の中で」での著者による現状確認にいたる。 「矛盾」をみんなが認識すべきだとは思わない。それが偉いことだとも思わない。しかしいったん感じ始めた「モヤモヤ」はたとえ発言しないにせよ、自分の中では言葉にした方がいいだろう。 本書は少なくとも「世の中」への「モヤモヤ」を言語化する助けになる、読みやすい、心のこもった、一冊である。

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