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幼児化する日本社会 拝金主義と反知性主義

  • 発行年月:2007.7
  • 出版社:東洋経済新報社
  • サイズ:20cm/236p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-492-39485-4

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幼児化する日本社会 拝金主義と反知性主義

榊原 英資 (著)

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1,382(12pt) 幼児化する日本社会

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商品説明

日本社会は一体どこで歯車が狂ってきたのか。何でも単純に割り切る二分割思考や企業とメディアの利益至上主義を糾弾。閉塞感漂う社会に爽快な議論を投げかける。【「TRC MARC...続きを読む

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商品説明

日本社会は一体どこで歯車が狂ってきたのか。何でも単純に割り切る二分割思考や企業とメディアの利益至上主義を糾弾。閉塞感漂う社会に爽快な議論を投げかける。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

榊原 英資

略歴
〈榊原英資〉1941年生まれ。ミシガン大学で経済学博士号取得。大蔵省国際金融局長、財務官などを経て、早稲田大学教授。著書に「黄金の人生設計図」「為替がわかれば世界がわかる」など。

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世の中、そう簡単に「ズバッ」とは斬り込めない

9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2008/11/09 21:32

評価4 投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「はじめに」には「日本社会の様々な局面で屋台骨が次第に、加速度的に崩れている兆候が見られる」と書かれている。「失われた10年」の間に日本企業は財務構造を改善し、世界同時好況もあって景気拡大を続けてきた。しかしそれを「更に加速し維持していくエネルギーと技術や知識の新たな展開能力は次第に低下してきている」、というようにこのままでは日本社会の崩壊の危機が近いことを著者は訴えている。
 その根本原因が日本人の思考の変化にあると著者は考えているようだ。そうした退行現象が起きている日本をタイトルにあるように「幼児化」と表現している。対策が手遅れにならないように、と警鐘を鳴らし、本当の意味での大改革に取り組むべき時期に来ていると説いている。
 幼児化する日本の現状を示す例が家族の変質や教育の混乱、企業倫理の崩壊、マスメディアの堕落など各章の見出しに現われている。果たしてそれら全てが幼児化していることを示すのかは分からない。
 今の日本では「子供じみたイジメや嫉妬」が蔓延している。例えばマスコミが官僚や企業など「反論できない人たちを感情論で徹底的に叩く」のもイジメの構造だと指摘している。大人が子供と同じ事をやっている。これは幼児化している証拠だろう。子供は大人の真似をしているだけなのかも知れない。マスコミが世論を操作し、政治をも動かす「大衆民主主義社会」になってしまった。日本人が幼児化すればマスコミに容易に操られるようになる。
 本書のキーワードは「二分割思考法」。物事を白か黒か、良いか悪いかのどちらかで見るような短絡的な考え方で、それを象徴するのが最近のテレビであり、分かりやすさを重視するあまり、結論を単純化しがちだと分析する。本来、複眼で見ていろいろな角度からの見方を提供するのがメディアの役割だったはずなのにである。著者の専門ではないが付章では「深く考えず白か黒かを決めていると思考が停止する、脳の機能も衰えてしまう」と二分割思考法の弊害を脳科学の面から解説している。世の中はそんな簡単には白黒判断できないんだよ、グレーなことばかりなんだよ、と言っている。
 第2章の「国や公共機関、大企業など色々なものに依存する精神構造を持った大人が増えている」という指摘や、いわゆるモンスター・ペアレントと言われる「勘違いした親」が増えてきたことも日本社会が狂ってきていることを示している。大改革に取り組むべき時期だというが、国民がそれはお上がやること、といった依存心の強い甘えた考え方をもっていては改革もままならないだろう。社会を変える前にまず国民一人一人が自分の頭で考え、自分を変えていく必要がありそうだ。

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評価0 投稿元:ブクログ

2009/06/21 09:58

満点主義、二分思考をともったときが最も心の健康に悪い。こういう人はちょっとしたミスをしたときに大きな挫折感を味わうことになる。「日本の次世代リーダー養成塾」イギリス人はよく、「教育の非常に大きなポイントは、孤独ということをちゃんと教えることだ」といいます。松岡正剛 情報の歴史を読む

評価5 投稿元:ブクログ

2007/10/03 18:34

「味方以外は全部敵!」「善悪二言論」などの思考に現われているような「二分割思考法」と、わかりやすいもののみを求める「反知性主義」の蔓延が日本社会の幼児化を招き、ひいては国力の減退をもたらすというのが著者の主張。具体的に家族制度の変質や教育の混乱、企業倫理の崩壊、マスメディアの堕落などなどを挙げて日本社会の「今」を悲観的に描いている。

評価5 投稿元:ブクログ

2008/01/29 17:46

まだ途中だけど・・色々考えさせられます。難しそうだけどあたしでも十分理解できました。
この人のほかの本も読んでみたいな。
はじめはこの人外国の話ばっかりで何被れてんだろうって反感持ってたけど、読んでいくうちに、グローバル化に対応する日本を作っていくうえでは海外の情勢や教育を知ることはすごく大切なんだなって思いました。敵を知るってことですねw
日本がゆとり教育をやっている間に諸国は日本の何倍も成長しているんだなって思うと危機感を感じます。

評価3 投稿元:ブクログ

2008/01/30 01:38

教育・家庭・マスコミ・企業倫理・地方など、現代の日本社会の問題点を列挙。経済論評の時の榊原さんらしく鋭く切り込んでいく論調を期待したが、表面的でそうでもなかった。

評価3 投稿元:ブクログ

2012/11/25 18:51

二分割思想を懸念する一冊。
子供の世界は大人の鏡である。
まったく、そのとおり。
なんて偉そうに言っている自分もどうだか?
と考える。

評価3 投稿元:ブクログ

2012/04/07 23:37

現在の日本が抱えている様々な問題を具体的に取り上げて、そも打開策をこうしたらどうだろう?と提案している本

特に若者に蔓延する問題と、その原因となる特にメディアの腐敗というか低レベルかを憂いでいる。この辺りについては凄く同意できた。

特にメディアが何でも単純な善悪で物事を紹介し「ズバッと」バカでもわかる勧善懲悪スタイルを取ることが、大きな問題であると指摘している。

確かに最近のテレビを中心としたメディアの質の悪さというかレベルの低さはげんなりする一方であるが、まぁそれを望むスポンサーと視聴者がいるんだからメディアだけを責めるのもどうかなぁとかは思った。

あと「儲けりゃなんでもOK!」の拝金主義を激しく批判しているがこれも同意。ただ、若年層を中心に昔と比べれば給与は下がり、今後も上がらず、それどころか就職もロクに出来ない現状で「金儲けだけが全てじゃない」という意見は激しく説得力を失っている気もした。

ただ全体を通してフラットな目で世の中を見て、考えていこうという姿勢はかなり共感を持てたし、各在りたいとも思えた。

評価3 投稿元:ブクログ

2013/09/20 22:56

http://www.toyokeizai.net/shop/books/detail/BI/25cf8b953e1a7990037b877f1e108442/

評価4 投稿元:ブクログ

2013/04/22 14:52

かなり前に既読だったか、レビューを書いてみる。

2007年出版時は、小泉政権で分かりやすさと熱狂が混在した時代だったと思う。その中で、子ども、家族、教育、企業、マスメディア等々いろいろなものが壊れつつあり、二分思考の問題点を説いている。

発行から5年も経ったが、基本的な考えは変わらないと思う。拝金、反知性主義が横行する中で、正しいモノの考え方、見極める力が必要だと思う。

評価3 投稿元:ブクログ

2013/05/19 17:21

日本社会の様々な局面で屋台骨が崩れている兆候が見られる。改革という名の破壊や、こどもじみたいじめはもうやめて、改革に取り組むべき。

様々な問題点の指摘。変わるべきはわかるけど、根は深そう。

評価1 投稿元:ブクログ

2015/12/02 23:28

序文では同意できる部分が多かったが いざ蓋を開けてみると、自慢と偏見で構成された内容の薄いものだった。
本書では二分割思考を否定している。 それ自体に異論はないが、著者の断言的な著し方はその二分割思考なのではないのかを言いたくなる。
著者はマスコミと小泉元総理が嫌いで欧米・中国・インドがお好きらしい。そこからくる偏見的表現が多い。
もちろん本書全体では同調できる内容が少ない。

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