日のあたる白い壁 (集英社文庫)
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- 税込価格:580円(16pt)
- 発行年月:2007.6
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商品説明- 「日のあたる白い壁」
「出会った絵について書くことは、でも勿論私について書くことでした」ドラクロワ、ゴッホ、マティス、荻須高徳、小倉遊亀、オキーフ…etc.。古今東西の27人の画家の作品をとりあげ、「嫉妬しつつ憧れつつ」自由に想いを巡らした、美しくユニークなエッセイ集。愛らしい小品から名作まで、画家たちの様々な作品を鑑賞しながら、江國香織その人に出会う—二重の楽しみが味わえる、宝物のような一冊。【「BOOK」データベースの商品解説】
関連キーワード- 「日のあたる白い壁」
ユーザーレビュー- 「日のあたる白い壁」
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/10/04 01:23
音楽さえ聞こえる、絵画のような感性で
投稿者:ねねここねねこ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
「出会った絵について書くことは、でも勿論私について書くことでした」
「書くことも読むことも絵をみることも(そしておそらく絵をかくことも)、すこし旅に似ています」 (当書より)
江國香織と絵の出会い。 文章を通す息づかい。彼女のことを思ってしまう。
孤独と旅をわかる人。かなしさも、そして連れてくるさびしさも。
そして彼女は知っている。
そこにある、美しいものと空気のことを。
江國香織はやはり、音楽のような、絵画のような人かもと思う。
そのような彼女が触れた絵のそれぞれ。
きれいな艶がある石みたいに、バッグのなかにそっと入れておきたい本のひとつ。透明でまるくてある、風を思う温度をずっと味わっていたい。
物語と情景。互いの空気が引き寄せられ、美しい層をあやなして感じられる。
幾重にも思う、だけどシンプルで透明なもの。
どこかひっそりして思う、彼女の暮らしの匂いがする。
美しいもの、きれいなもの。すてきなものをずっと思える。
絵のなかにときに吸い込まれてしまうように。
風の匂いをそっとかぎ、流れに身体をまかせるように。







