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世界文学全集 2−01 灯台へ
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2009.1
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/483,13p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-309-70953-6
  • 国内送料無料

紙の本

世界文学全集 2−01 灯台へ

著者 池澤 夏樹 (個人編集),ウルフ (著),鴻巣 友季子 (訳),リース (著),小沢 瑞穂 (訳)

【毎日出版文化賞(第64回)】哲学者の一家とその客人たちの内面のドラマを、詩情豊かな旋律で描き出した傑作「灯台へ」と、植民地に生きる人間の生の葛藤を浮き彫りにした愛と狂気...

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世界文学全集 2−01 灯台へ

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  • 池澤夏樹個人編集
  • レビュー:1件
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  • 池澤夏樹個人編集
  • 税込価格:34,560320pt
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商品説明

【毎日出版文化賞(第64回)】哲学者の一家とその客人たちの内面のドラマを、詩情豊かな旋律で描き出した傑作「灯台へ」と、植民地に生きる人間の生の葛藤を浮き彫りにした愛と狂気の物語「サルガッソーの広い海」の2篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (5件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2009/11/30 23:11

投稿元:ブクログ

「灯台へ」ヴァージニア・ウルフ
心打たれました。
小説でありながら人生の哲学書のようであり、幾年にも渡って描き継がれた一枚の絵画を観ているようでもありました。どのページをめくっても美しかったです。めまぐるしく視点が変わる様は女性作家ならではなんでしょうね。(最初は戸惑うほどでした)

灯台近くの美しい地にのある館に集まる様々の人々の心模様。絡み合う人間関係。美しいラムジー夫人、こどもたち、哲学者の夫、未婚の男女に学生さん、お年寄りまで様々な人たちが集まっています。
物語というよりも、人の心の中をつぎからつぎに投げつけてられます。「意識の流れ文学」と評されるとのことで、とても的を得ていると思いました。まるで、読んでいる自分が透明人間のテレパスになって、その場のいろんな人の意識を覗き見ている気分を味わいました。

ラムジー夫人が社交的なのに対して夫ラムジーは厳格で利己的、雰囲気を読まないため知らず知らず息子や妻をイラっとさせたりします。全く合わなそうな二人がそれぞれ心の中で思っていることが、口には出さずとも自然と伝わり調和していたりするところが夫婦ならでは面白かったです。

物語は三部構成になっており、第一部は様々な人々がそれぞれ内に様々な想いを秘めているのだけど、総じて穏やかな、数年後に振り返れば幸せだった、と思える日常が描かれています。

第二部で、数年の時が経ます。そしてラムジー夫人が急逝。夫人の子供も亡くなるなど様々な変化が時の川を流れるように描かれています。

そして第三部。第一部の穏やかだった日々から数年後。久しぶりにラムジー、キャム(娘)、ジェイムス(息子)、リリー(未婚の女性画家)などが館を訪れます。

常に夫人を観察し、心の中で批判していた女性画家のリリー。ラムジー夫人がいなくなって数年たった今も夫人の陰にとりつかれています。尋常ではないほどに。彼女はおそらくラムジー夫人に無意識の愛情を持っていたのではないでしょうか。それが三部になり徐々に明確になっていくのがちょっと怖くも美しい。実はリリーの物語だったのだと気づきました。

内面を描いているのにとても視覚的な作品であり美しく、ふと開いたページのどこを読んでも新しい発見や充実感が得られる作品でした。

===================

「サルガッソーの広い海」 ジーン・リース

ブロンテの名作「ジェーン・エア」にでてくるロチェスター氏の妻、バーサの物語。
「ジェーン・エア」では西インド出身の狂気にとりつかれた妻として、屋敷に幽閉されていましたよね。
西インド諸島出身だった著者リースはヒロイン、ジェーンではなくバーサに感情移入し、この物語が生まれたそうです。西インド諸島出身の著者の思いがバーサに重なります。

ロチェスターとバーサはお金のための結婚だったが、彼女は彼を愛した。彼も異国にとまどいながら美しい妻を愛そうとはした。が、密告の手紙が届き、彼女のことを疑い信じられなくなったすえに、彼は浮気。ここでバーサの中で決定的���何かが壊れてしまった・・・。そして・・・。

バーサもロチェスターも若すぎたのですね。違った出会い方をすれば幸せになれた二人だったのかもしれません。

ジェ-ン・エアとは全く雰囲気が異なります。もちろん作者が違うのですから当たり前なのですが、ここまで全く違った質のものに仕上げながらも、ジェーン・エアから離れてしまうことなく、読者にもう一度ジェーン・エアを読んでみたくさせる、違った視点からもう一度ジェインエアに取り組んでみたくさせられる、そんな作品でした。

=======================
素晴らしい一冊でした。
両作品とも女性作家ならではの筆致を堪能しました。

(2009年8月14日読了)

2010/11/07 17:17

投稿元:ブクログ

前にジーン・リースのショートショートを読んだことがあって、その時に「きれいな文章だな」って思ってたので、別の本も読んでみようと思って探してみたらこの本が見つかった。
池澤夏樹選集なのに、池澤夏樹さんを読んだことが無いのがなんだか後ろ暗いけど…。

やっぱりきれいな文章だったと思う。
静かでリアルな感じ。BGMが鳴っていないというか。
印象に残っているのは、カリブの自然に包まれたクリブリの家の雰囲気、アントワネットの修道院での生活(唯一幸せそう)、第3部でのアントワネットの狂っている感じと家を燃やす場面。

話が難しくて?言い回しが独特で?よくわからないところも結構あったけど、不思議と印象に残る話だった。
たぶん、もう一回読む気がする。

ジーン・リースだけじゃなくてバージニア・ウルフの小説も入っていた。
普段簡潔な文体の本ばっかり読んでるから、ひらひらした感じの文章に慣れるまでは結構読み辛かったけど、慣れてしまえば面白く読めた。

2012/12/31 03:23

投稿元:ブクログ

『サルガッソーの広い海』/
 ヒロインは奴隷制廃止ですべてを失った大農園主の家に生まれます。やがてヒロインの家族は、奴隷から解放されたものの貧しい暮らしを強いられている黒人系住民の暴動によって虐殺され、その後、本土に引き上げてから上流階級の男性と結婚します。はじめは幸せな結婚生活を送っていたのですが、ある日、夫に、「彼女には黒人の血が混ざっている」と告げ口する者がありました。理不尽な差別があまりにも多い時代のことです。ヒロインは夫からDVを受け、精神を病んでいきます。そんなヒロインを夫は、『ジェーン・エア』の登場人物であるあの、「バーサ」と呼んで侮辱し破局へといざなうのでした。

詳細
http://r24eaonh.blog35.fc2.com/blog-entry-126.html

2011/11/03 16:47

投稿元:ブクログ

『サルガッソーの広い海』
名作『ジェイン・エア(以下J.E)』の裏返しということで、J.Eを読んだことがある人なら伏線にわくわく。原作との矛盾が生まれて来ないところにリースの才能を感じる。

J.Eでは「屋根裏の狂女」として狂暴な獣ように描かれているロチェスター夫人けとバーサ。又の名をアントワネット。
彼女は本当に「生まれつきの狂女」だったのだろうか。
サルガッソーを読むと、ロチェスターが"わたしも狂ったら同じようにするでしょう?"とジェインに言われるシーンで拍手したくなる。

J.Eとサルガッソー両方読んでみるとロチェスターは結局、本国のイギリス紳士であっても、アントワネットの実の父親とやっていることは何ら変わりないのではないかと思えてくる。

2010/12/12 23:55

投稿元:ブクログ

『灯台へ』
人は毎日色々なことに心を揺さぶられ感動しています。
感情は1秒ごとに変化をしているものです。
もしそれを忠実に描こうと思ったら、小説でしか成し遂げることはできません。
登場人物たちの心臓の鼓動が聞こえそうなほど生命の躍動感溢れる作品。

『サルガッソーの広い海』
もし自分がこんな不幸な境遇であったら・・・・。
未来は暗く、光は差さないのだろうか。そんな生活では頭が狂ってしまうと思う。
イギリスが植民地にしたことにより生まれた悲劇の世界。

2011/10/24 08:40

投稿元:ブクログ

ラムジー夫人が舞台中央にいるうちは、機は熟した〜これを読むには歳を取りすぎた・・・なんて感触だったのです。そして、たちまち時間が過ぎて、ラムジー夫人は大切な子どもたちとともに記憶の中だけの存在になって(つくづく、自分の生があるうちには苦しまずに済む人もあれば、これでもか、と試練を与えられる人っているよな、と思います)、リリー・ブリスコウの生きる時間、制作活動がクローズアップされる段階には「いやいや、人生はまだしばらく続きそうだ・・・」。次回、これを読む私はいつ、どこにいるのやら。

2015/04/11 09:49

投稿元:ブクログ

モダニズムを池澤夏樹文学全集より。

「灯台へ」
些細な一瞬一瞬の行為を内面深くまで書き出す著者が描いたのは、ラムジー一家とその友人の10年の時を隔てたある一日とある一日。
ずっと昔から人の心はこんなにも豊か.

「サルガッソーの広い海」
植民地生まれの主人公が苦難の末結婚したのが本国出身の若者。しかし帰属と価値観の違いが主人公の心を引き裂いていく・・・。
ジェーンエアを読んだことないからわからなかったけれど、後書きを読むといっそう切ない。

2012/05/23 01:27

投稿元:ブクログ

 「灯台へ」も「サルガッソーの広い海」も意識と時間の空間的移相を駆使した表現が1つのテーマになっていると感じた。つまり、意識と時間がはっきりと対照的に区別されるような通常の表現では無くて、意識の変化が時間であり、時間の経過が意識の変化になる、そういう意識と時間の無境界性が全編を織りなしていて、それは物語の終焉によって、意識と時間、空間が初めて分離する。

 このぼんやりとしているような、はっきりとしているような意識の叙述が印象に残る。

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