- 出版社:角川書店
- サイズ:20cm/354p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-873811-8
遠まわりする雛
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- 税込価格:1,470円(42pt)
- 発行年月:2007.10
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- 本
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商品説明- 「遠まわりする雛」
神山高校で噂される怪談話、放課後の教室に流れてきた奇妙な校内放送、摩耶花が里志のために作ったチョコの消失事件—“省エネ少年”折木奉太郎たち古典部のメンバーが遭遇する数々の謎。入部直後から春休みまで、古典部を過ぎゆく一年間を描いた短編集、待望の刊行。【「BOOK」データベースの商品解説】
神山高校で噂される怪談話。放課後の教室に流れる奇妙な校内放送。摩耶花が作ったチョコの消失事件−。「省エネ少年」折木奉太郎たち古典部のメンバーが遭遇する数々の謎。入部直後から春休みまでの1年間を描いた短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧- 「遠まわりする雛」
| やるべきことなら手短に | 5−50 | |
|---|---|---|
| 大罪を犯す | 51−86 | |
| 正体見たり | 87−125 |
著者紹介- 「遠まわりする雛」
米澤 穂信
- 略歴
- 〈米澤穂信〉1978年岐阜県生まれ。「氷菓」で角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞。他の著書に「愚者のエンドロール」「犬はどこだ」など。
ユーザーレビュー- 「遠まわりする雛」
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/12/14 23:26
古典部シリーズ第四弾
投稿者:シノスケ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず省エネ主義のホータローが、古典部の面々に振り回される話。しかし、面倒ごとに巻き込まれるのを良しとしないホータロー。たとえ巻き込まれても、やらなければならないことなら簡潔に、すばやく、問題を解決しようとする。
前作までの古典部シリーズと比較するとホータローが謎を解くというよりも、彼自身の心情を中心に、事件の背景を推察するといった雰囲気が強い。特に基本的にホータローの一人称であり、彼自身が感じたことをそのまま吐露しているようにも思える。しかし、他人の感情はホータローの推察でしかなく、一見無気力とも取れる省エネ主義は、自身の感情をも疑わしく思わせる。
そして、本作品は、省エネ主義を自称するホータローがその目指すところにもかかわらず、謎解きを行ってしまうのはなぜかという原動力を自分自身で解き明かす物語でもある。達観しているように見えてそれすらも面倒くさがるホータローは、ある意味で無気力な高校生らしいとも言える。しかし、作中では怒の感情すら否定されながらも、彼自身が等身大の自分を受け入れたラストは心地よい。
ミステリという形式をとっているものの、紛れもない青春小説であり、ホータローの目線を通して見える彼らとホータロー自身は青臭く純粋だ。あらなた関係とつながりに気が付いた彼らの2年目はどうなるのか。続きが読みたくもあり、この余韻を残したままにしておいてほしくもあり。







