螢坂 (講談社文庫)
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- 税込価格:520円(14pt)
- 発行年月:2007.9
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商品説明- 「螢坂」
「この街で、オレを待ってくれる人はもう誰もいない」戦場カメラマンを目指すため、恋人・奈津実と別れた螢坂。16年ぶりに戻ってきた有坂祐二は、その近くのビアバー「香菜里屋」に立ち寄ったことで、奈津実の秘められた思いを知ることになる(表題作)。マスター・工藤が、客にまつわる謎を解き明かす第3弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧- 「螢坂」
| 螢坂 | 5−45 | |
|---|---|---|
| 猫に恩返し | 47−94 | |
| 雪待人 | 95−135 |
ユーザーレビュー- 「螢坂」
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2009/12/02 00:06
謎解きの後の余韻
投稿者:桔梗(女性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビアバー「香菜里屋」に集う客にまつわる謎を
マスター工藤が解き明かしていくシリーズの第3弾
蛍坂 猫に恩返し 雪待人 双貌 孤拳
タイトルだけでも心惹かれる5つの短編が収められている
恋をしてる人間ってのはなんて不器用なんだろうと思う
本当はそばにいて欲しいのに夢を叶えてと手を離してしまったり
待っていても仕方のないものを待ってしまったり
信じて疑って 泣いて笑って
失くしてから自分の愚かさに気がついても 後の祭り
やるせない思いと切なさと どこにも向けられない怒りと
自分でも持て余すような混乱した想い
誰にもわかってもらえやしないと心の奥にしまった想い
そんなものをすくい上げてくれる 香菜里屋の工藤
謎が解かれた後に残るのは 優しい余韻
印象的だったのは「弧拳」
そういう形でしか叶えられなかった男の夢は寂しくもあるけど
込められた“忘れないで”という想いが切ないけど温かい







