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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2007.10
  • 出版社: 築地書館
  • サイズ:19cm/294,33p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-8067-1355-5

紙の本

戦前の少年犯罪

著者 管賀 江留郎 (著)

なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか? 現代より遙かに凶悪で不可解な心の闇を抱える、恐るべき子どもたちの犯罪目録。発掘された膨大な実証データのほか、コラムや戦前...

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戦前の少年犯罪

税込 2,310 21pt

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商品説明

なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか? 現代より遙かに凶悪で不可解な心の闇を抱える、恐るべき子どもたちの犯罪目録。発掘された膨大な実証データのほか、コラムや戦前の犯罪事件の年表、各種統計資料を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

管賀 江留郎

略歴
〈管賀江留郎〉ウェブサイト『少年犯罪データベース』主宰者。

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みんなのレビュー26件

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評価内訳

紙の本

「戦前は」キレやすい少年の時代、と言えますか?

2007/11/24 20:33

26人中、25人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:後藤和智 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 戦前から現代まで種々の少年犯罪の記録を集成したサイト「少年犯罪データベース」の管理人がこのたび『戦前の少年犯罪』というタイトルで、その名の通り戦前の少年犯罪について解説した本を出した。

 本書は実に、いろいろな意味で衝撃的だ。例えば戦前においては、小学生がナイフで人を刺したり、少年による幼女レイプも多く起こっており、体罰を起こす教師に対して児童や親は警察や訴訟を利用して徹底的に反抗し、さらには旧制高校生は連夜の如くストームと称して暴虐の限りを尽くす。さらに本書の著者は、この程度の事実を調べていないで、戦前についてさも理想的な教育(学校、家庭問わず)が為されていたと無根拠に断定する「識者」たちを非難する。私も、一応本書第10章「戦前は体罰禁止の時代」で採り上げられていた事例や、そもそも戦前においても体罰は禁止されていたことについては知っていたが(広田照幸『教育言説の歴史社会学』名古屋大学出版会など)、少年犯罪についてはほとんど知らなかった。私も著者に非難を受けるものの一人なのだろう(苦笑)。

 とはいえ本書の醍醐味は、(もちろん戦前の想像を絶する少年犯罪もさることながら)現代の子供たちや若年層の「病理」を説明する道具として使われる概念が、戦前の子供たち、及び若年層に平気で当てはめられてしまうことだ。各章のタイトルだけ見ても、「戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代」(第2章)、「戦前はいじめの時代」(第6章)、「戦前はニートの時代」(第11章。しかし私はこれはこの章の内容にそぐわないと思う。正確には「戦前はニート犯罪の時代」とすべきだろう)、「戦前はキレやすい少年の時代」(第13章)などなど。

 さらに本文中においても、《授業中に教室を歩き回ったりする〈学級崩壊〉は……戦前の小学校ではわりと当たり前のことでした》(本書pp.140)、「旧制高校生は勉強していないことを誇っているゆとり世代」(pp.280要約)などと散々であり、「援助交際」などという言葉も小見出しに平然と出現する(pp.192)。

 このような過激とも言えるラベリングは、明らかに「現在」の教育言説に対するパロディであり、また皮肉であろう。「脳の壊れた異常犯罪」も「ニート」も「キレやすい少年」も「学級崩壊」も「援助交際」も、多くのマスコミや「識者」が「現在」になって急に問題が深刻化したと考えているかもしれないが、「理想」として捉えられていたはずの戦前の教育、及び子供たち、若年層に当てはめられることによって、このようなマスコミや「識者」たちはどのように反応するのだろう。

 もしかしたら彼らは、あらゆる手を使って、戦前の少年犯罪はよい少年犯罪、現在の少年犯罪は悪い少年犯罪と言いくるめるかもしれない。そのような光景を目にしたら、我々は彼らの底の浅さと、現在の子供たちに対して使われるラベリングの空しさを身にしみて感じることとなるであろう。現在の少年犯罪について、わけのわからないラベリングをまき散らして生き生きと語っている姿を、戦前の少年犯罪についても見てみたいものだ。

 従って本書は、少年犯罪、さらには子供たち、若年層について饒舌に語る人たちであれば、絶対に逃れることのできない書物なのである。本書は戦前の子供たちや若年層の荒廃ぶりを嘲笑するためにあるのではなく、むしろ現在の「識者」たちを嘲笑するためにあるのだと思う(我々が「識者」たちを嘲笑する一方で、自分たちも著者に嘲笑されているのかもしれないけど)。

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2008/03/12 20:56

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2008/07/05 21:30

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