- 出版社:新潮社
- サイズ:16cm/294p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-119942-9
日傘のお兄さん (新潮文庫)
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- 税込価格:460円(13pt)
- 発行年月:2007.11
- 発送可能日:7~21日
- 本
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商品説明- 「日傘のお兄さん」
それは突然だった。保育園の頃、毎日遊んでくれた大好きなお兄さんが、中学生になった夏実の前に現れた。「追われているんだ。かくまってくれないか」なんとお兄さんはロリコン男としてネット上でマークされていて!?こうして、夏実とお兄さんのちょっとキケンな逃避行が始まった—。可愛いだけじゃない。女の子のむきだしの想いが胸をしめつける、まぶしく切ない四つの物語。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧- 「日傘のお兄さん」
| あわになる | 7−44 | |
|---|---|---|
| 日傘のお兄さん | 45−212 | |
| すこやかだから | 213−247 |
ユーザーレビュー- 「日傘のお兄さん」
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2007/11/25 09:28
ああ好きだなぁ。
投稿者:豆丸(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。4つの話から出来てますが、表題作が長め、160ページ以上ある。
この表題作、幼児の頃遊んでもらっていた「日陰のお兄さん」と
八年ぶりに再会したら、そのお兄さんはネットで追われていた。
しかも、ロリコン疑惑で・・・。
お兄さんと一緒に逃亡する事に決めた中学生の主人公が生まれ故郷まで帰る道中の話。
それがまた、シリアスとコミカルのバランスが良くて面白い。
面白いのに、不意に泣きたくなる。
泣きたくなったところで、主人公じゃないけれど「やっぱりロリコンなんだ!」とか「ニートかよ!」とかツッコミを入れながら、仕方ないなぁって気分になって笑っちゃう。
ヒーローっぽくないお兄さんと、妙に勇ましい私の組み合わせは抜群。
2人のそこ後が幸せであればいいなと、素直に思えた。
もう一つ、「あわだから」も印象深い話。
語り手は死にたての魂。あわのような不確定不安定な視線で、家族や初恋の人を見続ける話。
少しずつ、現世の事を忘れていく中。
相対的に生きてた頃は忘れてしまったような想いを思い出したりするのが、やるせなくて・・・。
この本、単行本の時はもう一つ短編があったそうな。
なんでも40代が主人公だったらしいけれど、作者の豊島さん、20代なんですね。
だから、文庫化にするに当たって、「今の私に 扱いきれる話ではなかった」と載せる事を控えたそうです。
私は、そういう判断をされるこの豊島ミホを追いかけて行きたいと思いました。







