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幼年期の終わり(光文社古典新訳文庫)

  • 発行年月:2007.11
  • 出版社:光文社
  • レーベル:光文社古典新訳文庫
  • サイズ:16cm/452p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-334-75144-9

文庫 読割50

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幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

クラーク (著), 池田 真紀子 (訳)

紙書籍

821 ポイント:7pt

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756(7pt) 幼年期の終わり

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商品説明

地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とは...続きを読む

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商品説明

地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とはなにか?異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を哲学的に描いた傑作SF。【「BOOK」データベースの商品解説】

【大学読書人大賞(2008)】【「TRC MARC」の商品解説】

ユーザーレビュー

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クラーク追悼。

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2008/09/13 23:56

評価5 投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 いやぁ、SFをこの光文社の古典新訳文庫で読めるとは、、、。
もうクラークも古典なんですね、、。

 早川版も東京創元社版も読んでいないので、
今回、私、本書は、初読みとなります。
というのも、三部構成の第一部をクラークは1990年にリライトしており
このリライトされたバージョンは、この日本では光文社版だけだとか。
東西の冷戦について言及されていたのを、ここだけは、クラーク書き直したそうです。

 今回は、古典ということで、若干ネタバレの感じで書きますが、
ストーリーとしては、所謂地球人と宇宙人が出会うファースト・コンタクト物
とだけ書いておけば、いいでしょう。
 しかし、これはっきり言ってファースト・コンタクトものではないですね。
 憎悪と恐怖の対象である悪魔の姿をした異星人オーバーロードたちが、人類の進化を見守っていて
さらにオーバーロードの上の存在までいるというのが、本書のネタですが
人類の進化、人類の未来を描いた小説です。
ここまで敷衍して普遍性をもって描くことで純文学まで影響を与えたといわれる
作品になったとまで思えます。
 今回一番思ったのが、クラークってハードSFの権化みたいに思っていたのですが、
 割と、オカルトチックなアプローチも持っているんだなぁということと
(前書きでもちらっと書かれていていますが)
すべてにおいて、物理法則と科学技術が作者の思惑さえぶちこわす
ハードSFの書き手クラークをもってしても
キーになる異星人の姿に悪魔を持ってくることでやっぱりキリスト教的枠組みは
持っているんだなぁということ、。
(ただ、何処の文化でも悪の存在は、角がはえていたり強そうだったりで
 似た感じのビジョンですが、、)
2001年のキューブリックのやりかた、異星人やその絶対的上級者の存在はイメージを具体的に
見せないほうが、文芸上も知的なアプローチでないかとさえ思いました。
 第三部の主人公ジャンが密航してオーバーロードの星へ行くのも
ここは、逆にSFの書き手として異星人のビジョンを書き読者に見せたいクラークが出た感じで、それこそめちゃめちゃ賢くて一般SF読者には、オーバーロードのような存在だったクラークの作家として人間としての限界と書くと書きすぎですが、作家として揺れ惑う気持ちを垣間見た気もしました。

それと、古典新訳の主旨に真っ向からぶつかるようですが、
オーバーロードは、上帝と訳すほうが、文学的だと思います。
なんか否定的なことばかり書きましたが、
でも、まぁ、長年語られてきた凄い作品であることは確かです。
こういう形でも、読めてよかったです。

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巻末の解説も含めて堪能できる新訳版/追悼 アーサー・C・クラーク

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2008/03/20 22:07

評価5 投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

 21世紀初頭、突如として地球上空に複数の巨大な宇宙船が現れる。オーヴァーロード(最高君主)と称する宇宙人たちは人類に紛争を放棄させ、地球には一度も訪れたことがなかった恒久平和の時代をもたらした。しかし、彼らの真の目的は一体どこにあるのか…。

 以前からその名を聞いてはいたものの今日まで手にすることのなかった古典SFを、新訳が出たのを機に読んでみることにしました。早川書房の福島実訳版のことは知りませんので比較することは出来ませんが、この新訳は大変読みやすく、400頁を越える物語も一気呵成に読んでしまいました。

 「2001年宇宙の旅」同様、異星人との遭遇によって人類が新たな段階を迎えるという物語が、壮大な想像力によって描かれています。異星人の本当の意図を追う謎解きミステリーの趣もあれば、異星人と抵抗勢力フリーダム・リーグとの政治スリラーの彩りもあり、この一粒のSFは二粒も三粒も美味しく出来ています。

 そして最後に明らかになるオーヴァーロードの真意はどことなく悲しみをおびたものでした。その詳細をここで記すことは出来ません。それはこれからこの小説に触れる読者の興趣をそぐことは控えたいという思いからであるというよりも、巻末に置かれた巽孝之(慶応義塾大学文学部教授/アメリカ文学専攻)のすぐれた解説を超えるような文章を書く力が私にはないからです。
 巽教授の解説はこのすぐれたSF小説を味わいつくす上で、大変に力になってくれるものです。もちろん先に解説から読むのは控えたほうが賢明ですが、人類の視点で読み続けたこの小説をオーヴァーロードの視点でもう一度読み直してみたくなる、そういう視点の転換を迫る論考はとても読ませるものでした。

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父親小説の3つのアスペクト

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/11/19 20:31

評価5 投稿者:GG - この投稿者のレビュー一覧を見る

SFオールタイムベスト作の一つ『幼年期の終り』が、古典新訳文庫の一冊に加わった。早速、早川文庫版で読んだ昔を思い出しながら手に取った。タイトルがダブルミーニングないしトリプルミーニングになっていると読めることに気づき、再読の楽しみを満喫することができた。

小説はまず、オーヴァーロード(最高君主)たるカレランをいわば「父親」とし、その「子ども」たる地球人類の行方をメイン・プロットとした長大な物語として読める。「父親」と「子ども」の対立、そして子どもの成長と巣立ちという古くからの物語が、SFという新しい皮袋に盛られ、独得のフレーバーであるセンス・オブ・ワンダーに満ちた展開で語られている。このストーリーラインを明瞭に意識させるためか、かつての邦訳は創元推理文庫版では、『地球幼年期の終り』と題されていた。

しかし本書が古典となった今では、SFというジャンルを振り返る材料として『SF、その幼年期の終り』として読むことができる。1953年にオリジナル版が出版され、1990年に第1章が大幅に改稿された本書が、ある種の古さを持っていることはやむないことだ。しかし、古びたのはSFガジェットの部分ではない。インターネットとなっているべき部分がファックスに留まっていることが古さなのではなく、本書の根幹に関わるセンス・オブ・ワンダーの質そのものが昔を感じさせるのだ。二〇世紀的というか、冷戦時代的というか、基本にある発展史観にノスタルジーを感じさせるものがある。ちょっと強引だが、『ALWAYS 三丁目の夕日』のようなと言ったら、話を混乱させてしまうだろうか。

さらに。読者である自分の『幼年期の終り』としても読めて、とてもスリリングな読書になった。現在の自分は、中学生・高校生の頃、あれだけ夢中になって読んだSFというジャンルにもう興味を持てなくなっている(本書を初めて読んで衝撃を受けたのは、高校一年生のときだった)。また、SFそのものが「拡散と浸透」を経て、今やジャンルとしての輪郭さえはっきりしなくなってしまっている。00年代のSFを語るとき、ライトノベルの存在や「萌え」との関わりは外せないのだろうが、それらは私には鬼門だ。

そんなあれこれを考える題材として、かつて本書に感動した同世代の読者および今はジャンルSFから離れてしまったかつてのSFファンに再読を勧めます。00年代の若い読者がどう読むのかは、ちょっと想像がつきません。

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人類の

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/03/09 00:14

評価5 投稿者:はみぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

幼年期の終わりとは何かすごく考えさせられる一冊。
アメリカとソビエトの冷戦時代に書かれた本作を冷戦が終わった後に著者自ら再構築したものになります。
著者の時代考察等も良く、新訳で読む意味のある一冊でした。

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孤独だったのは人類なのか

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2007/12/01 20:45

評価4 投稿者:久我忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 物語は、巨大な宇宙船が地球を訪れることに始まる。
 地球人より遥かに高度な知能と文明、技術力を持った異星人たちはオーヴァーロードと呼ばれた。彼らは人々を、人類だけでは成し得ることが出来なかった戦争や貧困のない平和な時代へと導いていく。


 SF小説というジャンルが苦手な私だったが、かつて何の気まぐれか、『旧版』を読んだことがあった。SFといえば宇宙船が登場し、異星人と戦って──という印象しかなかった私にとって、この本との出会いは衝撃だったことを記憶している。その作品が、光文社古典新訳文庫のラインナップに加わったとのことで早速『新訳版』を読んでみた。


 内容は三章に分かれる。
 第一章『地球とオーヴァーロードたち』では、国連事務総長であるストルムグレンと、オーヴァーロードの代表である地球総督カレランの交流が描写されている。
 人々は、オーヴァーロードによる緩やかな支配と平和を享受しつつも、人々の前に姿を現すことをしない彼らの秘密主義に抵抗を試みる集団が小規模ながら各地に存在する時代。オーヴァーロードたちは50年後、人々の前に姿を現すと約束する。
 そして第二章『黄金期』において、その約束は守られた。
 だが彼らが地球を訪れた本当の目的が語られるのは、第三章『最後の世代』だ。


 地球人たちはオーヴァーロードとの出会いによって、人類は宇宙という広大な空間で決して孤独ではなかったことを悟った──人類はもはや孤独ではない、と文中でも語られている。だが詳しく描写される人々の心象とは対照的に、オーヴァーロードたちのそれが語られることはとても少ない。明確に語られないその部分においては、読者は想像することしか出来ない。けれど孤独だったのはオーヴァーロードたちだったのだと私は思う。
 全編を通して登場した地球総督カレラン。彼にとっては一つの任務が終わるまでの、短くはないが生涯が終わる程の時間ではない期間は、人間にとっては50年以上に渡る世代が変わるほどの長い時間だった。そんな二つの種族の間に育まれた、決して形として表には出されることのない友情に似た感情が胸に残る本だった。

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地上の楽園ユートピアの行きつく先は?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/04/22 21:34

評価4 投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

光文社古典新訳に惹かれて手に取った。
登場人物の名前付き栞がついてくるのが結構便利である。
内容も、期待にたがわない出来栄えだった。
古典新訳による読みやすさもかなり貢献しているはずである。

クラークといえば、本著と2001年宇宙の旅が有名である。
アシモフ、ハインラインと並び称されるSF界の巨匠と呼んでいいだろう。

本著でまっさきに強く感じたのが、ユートピア思想である。
たまたま「夢のかけら」という作品を読んで、その中でヨーロッパにおける
ユートピア思想が丁寧に解説されていたため、本著の理解に役に立った。

日本は輪廻の思想で、この世とあの世を精神的につなげて考えている。
これに対して、キリスト教的世界観では、天国は切り離された存在で、
生まれ変わりは特定の人だけに許された奇蹟のようである。
詳しくなくて申し訳ないが、ひょっとしたらキリストだけが許されて
いるのかもしれない。

それだからこそ現世でのユートピア思想が発達するわけで、「夢のかけら」
で共産主義がユートピア思想の発露の一つだということを知ったときには驚愕した。

幼年期の終わりは、宇宙規模から見て種族的に幼年期であった人類が、
宇宙人であるオーバーロード(最高君主)の統治を受け、次の段階へと
進んでいく話だ。

エピソードの一つとして、オーバーロードによりタイムテレビが貸与される
場面がある。
この装置を使い過去の真実を暴いていった結果、奇跡やお告げをよりどころ
としていた宗派がことごとく破綻し、純粋な形の仏教だけが残ったとある。

面白い。とんでもない発想だが、ものすごく納得してしまう。
同じように高度な科学文明のおかげで、人類は様々なストレスから解放され、
この世の楽園を謳歌するのである。

そして、その先に待っていたものは、想像をはるかに超えていた。
確かにSFの古典と称されるほどの、価値のある小説だと思った。
ロボットとかのSF要素はあまり強くないため、万人向けである。
とにかく驚いてしまったとしか言いようがない。

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人類がそこまで選ばれた存在とは思えません。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/18 17:30

評価4 投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る

ん十年前、初めてこの作品を読んだ時に感じた寂寥感はこの歳になって読み返してみても改めて強く胸に迫ります。人類が高みに登るために人類であることをやめてしまう。そのうえ母なる地球も、本来の意味で同胞と言える生態系をもその飛躍のために費やしてしまうという全くの利己的な結末にはどうしても納得できません。人類がそこまで選ばれた存在とは思えません。

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評価3 投稿元:ブクログ

2009/04/10 10:42

▼なかなか面白かった。本気のSFってこういうのなんだーと思った。古典なのに古臭くなかったし、初心者にも読みやすい。寧ろ、初心者の時点でこれを読める幸福を感謝すべきかもしれない。翻訳は、あのリンカーン・ライムシリーズを訳した方なんだね。納得の仕事ぶり。文章が端正なんだよね。
▼最初の作家本人の演説に「ちょっとちょっとww」ってなった。まだ読んでないから言いたいことがわからない!ってなった。クラークおじさんおちゃめすぎ、と理解した。
▼さっき読み終わった『ハーモニー』の印象が強すぎてなんにも思い出せないんだけど(笑)、うーん、孤独を感じさせる、物悲しい話だな。第一章が強く印象に残っています。カレランと地球代表の友情の話。「そして、初めて彼の友人になった地球人の墓の前で足を休めてもらいたいと」。切ないね。
▼大学生に読ませたい本ナンバーワンに輝いたん……だっけ?(うろおぼえ)しかし、どうしてこれだったのだろう。正直、想像以上に堪能したけれども、「人類の存在価値に対する根源的な問い」というものまで、ちょっと考えが至らなかった。チャンネル合わなかったかな?
▼はたと思って星座調べたら、やっぱりクラーク先生、射手座かよ……! そりゃ、クジラに入って宇宙行こうとか、帰ってきたらすごい時間経ってるけど何とかなるだろうとか、急に演説をぶつ癖にぜんぜん嫌味がないとか……そういうところが射手座だろうけど……!(08/4/9 読了)

評価5 投稿元:ブクログ

2011/01/16 00:15

斬新。要所要所で大きな驚きを与えてくれて、ワクワクしながら最後まで読んだ。
これが、最近書かれた最新SF小説ではないということが一番の驚き。

評価5 投稿元:ブクログ

2009/05/09 20:29

むちゃくちゃ良く纏まってる!
今や使い古された異星人もののストーリーだけども、この作品が生き残っているのは、ひとえにまとまりと筆致の素晴らしさなんだと思う。
特に風景描写(時にそれが風景ではなかったりするけど)が秀逸すぎるので皆さんこぞりて読みましょう。

評価3 投稿元:ブクログ

2010/08/16 16:18

1956年の著作であるが、書き直された第一章がふくまれている。オーヴァーロードとの接触によって、人類の社会・政治・精神がどのように変化するのかを細かく書いているところがすぐれている。しかし、人類が進化して、オーヴァーロードさえ使役するオーヴァーマインドの一部になるというのは、ちょっと納得できない。もし、オーヴァーマインドなるものがいるとしても、それがどうして人類の進化形態を吸収しようとするのか、意味が不明である。オーヴァーマインドは神のSF的解釋であろうが、「人は天地の心」という中国的な「天道」でもある気がする。黙示文学であろうが、東洋的なものも感じる作品である。

評価5 投稿元:ブクログ

2010/09/17 20:55

なんて深い小説なんだろう。
こんな本が五十年前なんてすでに書き上げられていたなんて!
全然色褪せていない。
というか、我々はまだそこまで行き着いていないのか。

まだ読み込めていない部分が多いけれど、その物語に終始漂い続ける諦念の空気に胸を締め付けられる。

カストラートみたいな、オーヴァーロード。

評価3 投稿元:ブクログ

2008/01/30 22:19

言わずとしれた前期クラークSFの集大成の新訳。登場人物のカタカナ表記に若干の差異があるのと、1章の頭の部分がハヤカワ版とは少し異なる展開になっている(冷戦構造下での宇宙開発競争が背景にあった部分が全面改稿されてる)。序文で「この本を書いていたころは、超能力などのオカルト(この話で重要なキーとなってる)に希望を感じていた」と告白。クラークの後期作品が徹底的に科学的であることにこだわってるだけにオドロキですよ。とても50年も前の作品とは思えないほど、今読みかえしても面白い作品ではあるものの、ハヤカワ版の福島訳がよい出来だけに、ハヤカワ版に慣れ親しんだ人があえてこちらを読みかえす必要はあんまり無いかも。この作品を読み返すよいきっかけになったことは感謝しています。

評価5 投稿元:ブクログ

2008/11/29 00:07

地球に生まれてよかったー!的なポジティブな感想を私は持ちましたよ。
高度な技術とか未知の能力とかに人間は憧れるものだけど、それを持ってるオーヴァーロードたちは逆にまだ進化の余地のある人類を羨ましく思っている。
オーヴァーロードたちは人類の産婆に過ぎないのであって、自ら子を産むことは出来ない・・・。そこら辺はちょっと切なくなりさえした。
いろいろ問題のある地球だけど、いやなことも悲しいことも経験できるってことそれ自体が貴重な体験だって思える。
いずれオーヴァーマインドに吸収されるようなことがあっても、それが進化なのかどうかもわからないけど、やはり今を生きるしかないですね。

評価4 投稿元:ブクログ

2008/09/09 22:20

普段SFを読まない身なので、初っ端から「うわーSFだ」と感動してしまったくらい、SFらしいSF。
だと思ったら、大間違いでした。笑
というか、私は何をもってSFというものを定義していたのかわからなくなってしまった。こんなに壮大なのか、SF。これは一つの大河ドラマであるし、帯にもあるように、哲学小説でもある。続きが気になるという点では、ミステリー色もある。未来の描き方が、非現実的だという一言で片付けることのできない、不気味なリアルさをもっていて、なんとも深い小説だ。
人類の最後の一人になるジャンの視点が一番わくわくした。それは、私が人間として至極当たり前の好奇心を持ち合わせていることを顕しているのかな。

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