- 出版社:二見書房
- サイズ:19cm/229p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-576-07212-8
独身女性の性交哲学
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- 税込価格:1,575円(45pt)
- 発行年月:2007.12
- 発送可能日:1~3日
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商品説明- 「独身女性の性交哲学」
恋愛は娯楽、セックスは趣味。結婚なんてもちろんしない。これでも、けっこう幸せに生きてます。愛とセックスについては一家言ある著者が、未婚男女が大量に発生している現状を解き明かす。物言う娼婦による脱恋愛論。【「TRC MARC」の商品解説】
ユーザーレビュー- 「独身女性の性交哲学」
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/09/01 19:30
覗き見ること。
投稿者:Living Yellow(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
大昔。とある雑誌のコラムで、橋本治氏が、「少女マンガというものの本質は、少女にとってのポルノグラフィーであり。それを男がありがたがって読む、というのはどうか?」という問題提起を為されていたように、記憶している。
「男にとって女は謎」という本当に言い古された紋切型は、依然、というか、ますますもって力を有している。
その女性の「内面」をめぐるさまざまな試みが、男性の手になる文章の多くに影を落としている。その流れが女性の手になる文学的営為と無関係、とは言えない。少なくともまだ日本では数の上(紙ベースでは)、男性「専業」作家の方が多数派であろう。
「女」を覗き見る男たち。その眼差しの先には「女」は存在するのだろうか。
そんな、「覗き」を、金銭的な対価を代償に、許容する、というより「許容するというプレイ」を「許容する」のが、「娼婦」という、「人類最古」というより、「貨幣経済の発生」と密接に関係したはずの「商売」ではないだろうか。
本書はその。なんだかんだいって「男性の無責任な好奇心」と括らざるを得ない「覗き」の欲望を満たしつつも、深い困惑に陥れてくれる、快著である。
「娼婦」をテーマにした「文学作品」、「映画」、「評論」、etc。山のように存在する。これからもどんどん生み出されていくだろう。
しかし、「娼婦」として平成を生きた著者の手になる本書は、階梯を異にする。
とにかく、「好奇心」を抱かれた方には是非、手にとっていただきたい。
「娼婦」も「人間である」、という当たり前のこと。
「娼婦」も「本を読む」。ガンガン読んでいる。
「娼婦」も「モノを考えている」。凡若の大学人よりも深く。
そして「娼婦」から「特別なロマン」は紡ぎ出せない、という、厳然たる現実。
その最低限の出発点を、本書は提供してくれる。
男性著者による、男性向け恋愛論に納得がいかない男性の方にも。
しかし、読後。途方に暮れた。
「幸せって何だっけ?」
「だからこそ、本当に大事なのは、色恋なしの信頼できる人間関係なのだ」(本書あとがき、p.227より)







