- 出版社:早川書房
- サイズ:19cm/251p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-15-208890-1
Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズJコレクション)
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- 税込価格:1,470円(42pt)
- 発行年月:2008.1
- 発送可能日:24時間
- 本
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商品説明- 「Boy’s Surface」
博士を愛せなかった数式。日本文学界の話題を独占したデビュー長篇『Self‐Reference ENGINE』から半年—芥川賞候補の注目作家がおくる数理的恋愛小説集。【「BOOK」データベースの商品解説】
初恋の不可能性を巡る物語を語る写像「Boy’s Surface」、読者を読む恋愛小説機関「Your Heads Only」ほか全4編を収録した、数理的純愛小説集。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧- 「Boy’s Surface」
| Boy’s Surface | 7−68 | |
|---|---|---|
| Goldberg Invariant | 69−123 | |
| Your Heads Only | 125−188 |
著者紹介- 「Boy’s Surface」
円城 塔
- 略歴
- 〈円城塔〉1972年北海道生まれ。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞受賞。
ユーザーレビュー- 「Boy’s Surface」
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/05/12 14:49
ボルヘスチックな青春恋愛小説集
投稿者:わたなべ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
やや斜に構えた青春小説の語りと数理哲学から立ち上げたと思しいイメージ豊かな世界の記述を交錯させた作品集。デビュー作の長篇よりも記述の力が強くなっていて面白かった。まあ、本当にややこしい話ばかりなので全部理解しているのかというと相当怪しいのだが、ボルヘス的な循環する世界を、数学というよりもむしろ論理の記述そのもので観念によるイメージ化を避けつつ抽象によるそれを実現するかのような試みであって、いつだったか金井美恵子がちょっと頭が良くて本を読んでる作家は三十代くらいにボルヘスみたいに書きたくなるものだ、と言っていたが、まさかこんな方法があったかとちょっと驚いた。巻末の「ガーンズバック〜」で藤原カムイの漫画をちょっと思い出し、そういえばこの方法は新しいのに作品そのものの印象はちょっと懐かしい感じがするのは何故なんだろうと思ったが、まあ、単にストーリーがノスタルジックなナラティヴを採用しているためなのかもしれない。ストーリー的には、もうちょっと「この先」を見せて欲しいような気もするのだが、SFやミステリが青春小説から脱却するのは実は相当難しいらしいと最近思ってもいるのだった。







