MAMA (電撃文庫)
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- 税込価格:578円(16pt)
- 発行年月:2008.2
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商品説明- 「MAMA」
海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという人喰いの魔物が眠っていた。トトは魔物の誘いにのった。魔物はその封印から解き放たれ、トトは片耳を失った。そして強い魔力を手に入れた—。これは、孤独な人喰いの魔物と、彼のママになろうとした少女の、儚くも愛しい歪んだ愛の物語。第13回電撃小説大賞“大賞”受賞『ミミズクと夜の王』の紅玉いづきが贈る、二つ目の“人喰い物語”。【「BOOK」データベースの商品解説】
書店員レビュー- 「MAMA」

魔術師の血筋に生まれ...
ジュンク堂書店千日前店さん
魔術師の血筋に生まれながらも、魔術の才に恵まれなかった少女。
ある日彼女は、神殿の書庫の奥に迷い込み、そこで永い間封印されていた〈人喰いの魔物〉と出会う。
魔物に耳を喰われた少女は、代わりに強い魔力を得、魔物は封印から解き放たれた。
解放された魔物は尋ねる。
それは以前喰った少年の記憶。
「ねぇ、ママって、なに?」
孤独な〈人喰いの魔物〉と、彼の母親になろうとしたひとりの少女を描いた物語です。
『ミミズクと夜の王』でデビューした紅玉いづきさんの2作目で、『ミミズク』と同じ世界、別の国の物語なのだとか。
この『MAMA』は、どこまでも真直ぐだった『ミミズク』とは違って、歪みを孕んだ物語です。
けれど、歪んでいるのにそれでも何処か真直ぐな感じがあって。
それはどうしようもなく真直ぐなもので。
簡素で、しかし強い言葉が最後まで、あとがきの最後の言葉まで綴られるこれはだから、やはりどうしようもなく紅玉いづきさんの作品なのでしょう。
表題の他、盗人と占い師という、孤児院で出会った血の繋がらない兄妹による「MAMA」の数十年後を描いた、少し光射すような物語「AND」を含む全二編。
(卯)
ユーザーレビュー- 「MAMA」
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/03/28 17:54
ヒトクイと落ちこぼれ少女の物語
投稿者:四月ねずみ(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「ミミズクと夜の王」で賞を取った紅玉いづきの第二作。
魔術師のアカデミーの名門サルバトール直系に生まれた「トト」は殆ど魔力を持たず、努力をしても圧倒的な才能のなさゆえ、破門されそうになる。
しかし、数百年間封じ込められていた「人喰いの魔物」の声を聞き、そして……名前を与え、彼のママになる。
そこから、運命はめまぐるしく変わっていくのだけど、そのサルバトール・トトと魔物「ホーイチ」(無論耳なしホウイチから由来されています)の二人の変わっていく様、変われずに少しずつ歪になっていくさまの書かれ方がとても面白い。
トトが年をとり、ホーイチは少年の姿のままで在ることも。
劣等感を持ちながらも懸命に自分と子を守る術を身に着けていくトトの生き方も、200ページ足らずの話で綺麗に書ききっていました。
それに、親子・主従・友人・恋人ともとれる微妙な二人の距離が溜まりませんでした!
終わり方も、救いがあって、胸をなでおろしました。
この救い書き方は、少しだけ前作と通じるところがあり、きっとそれが紅玉いづきの味なんじゃないかと思いました。
早く次の作品を読みたいです。
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2008/04/12 19:41
感動的なカタチを持った安い物語
投稿者:にい(男性|未指定) - この投稿者のレビュー一覧を見る
歪で読みにくい構成
まるで描き足りてないキャラクター・エピソード
自己満足の文章
特に「聖騎士」のくだりなどは前作のキャラクターの事だろうが、前作を読んでいない人間からすればまるきり意味の無い話
「感動するカタチ」を整えただけの安っぽい物語でした







